おしらせ
【先週のお別れ】ダービー馬弟&グランプリ3勝ホースの甥っ子が登録を抹消
[1月11日抹消]
レッドレイヴン(牡8、美浦・藤沢和)
通算成績
28戦6勝
父は米GI・フィリップHアイズリンH勝ち含む8戦6勝の成績を残したSmart Strike(スマートストライク)。母は有馬記念連覇などGIを4勝したグラスワンダーの全妹にして、米GI2勝(ガーデンシティBCH、ダイアナH)を挙げたWonder Again(ワンダーアゲイン)という血統だ。東京サラブレッドクラブにて一口8万5000円、総額3400万円で募集され、美浦の名門・藤沢和雄厩舎に所属した。
2012年、デビュー2連勝後挑んだ東京スポーツ杯2歳Sで同厩コディーノの2着に入るなど、未完ながら若い時分より素質の高さを垣間見せていた馬。翌年、結果は伴わなかったが、5カ月ぶりの実戦となった青葉賞を経由し、夢舞台日本ダービーにまで駒を進めている(勝ち馬キズナから0秒6差12着)。その後、ひと夏越え挑んだ甲斐路Sでは、初の古馬相手、かつのちの重賞ウイナーであるディサイファ、クリールカイザーのあいだに割って入る形で2着と奮戦。続く美浦Sであっさりと勝ち上がり本格化の兆しを見せると、4歳シーズンとなる2014年には福島民報杯、ディセンバーSを、そして6歳になった2016年には夏の巴賞と、小回りコース3オープンを勝利した。
ただ、慢性的なトモの甘さが常につきまとっていた影響なのか、ここ一番での踏ん張りがきかず、重賞戦では3歳以降14度挑戦し1度も連絡みなし。力は非凡も非凡であったことに疑いようはないが、残念ながらタイトルを手中にすることは叶わなかった。なお、馬は昨年12月中旬に行われたディセンバーS(9着)後、ミホ分場へ移動し疲労回復に努めていたようだが、年齢的なもの、またトモやノドの状態が良くなるにはかなりの時間がかかるとの診断が下り、引退との結論に至ったよう。今後は北海道の乗馬クラブに移り、馬体回復後、乗馬への道を歩むことになるようだ。新天地での活躍を心より願いたいと思う。
[1月13日抹消]
マツリダバッハ(牡5、美浦・国枝)
通算成績
14戦1勝
2015年の「千葉サラブレッドセール・2歳トレーニングセール」において、同セール史上最高価格となる1億9000万円(税込2億520万円)で取引された高馬。北海道千歳市にある社台ファームの出身で、父ディープインパクト、母は米重賞4勝のムーンレディ。半兄には日本ダービー&天皇賞・秋を制したエイシンフラッシュという良血の出自だ。有馬記念馬マツリダゴッホのオーナーとして知られる高橋文枝さんの持ち馬として、美浦の国枝栄厩舎で管理された。なお余談だが、この馬より5カ月早く、「マツリダバッハ」の名を持つばんえい馬が帯広でデビューしており、同時期に同じ名を持つ競走馬が2頭存在していたことになる。
さて、本馬のデビューはセールで購買された僅か4カ月半後、2015年10月4日の中山2歳新馬戦(芝1800m)。正直、戦前の稽古内容は褒められるものではなかったが、実戦に行くと緩ペースに戸惑うことなく好位インでキッチリ折り合い満を持して直線へ。スローからのヨーイドンになれば無類の強さを誇った兄同様、一瞬の切れ味で内めよりスパッと抜け出て、後続に1馬身1/4差をつける快勝劇。兄弟ダービー制覇の夢に向け、まずは無難なスタートを切ってみせた。
……が、その後は期待されるものの、500万クラスで13戦して3度の3着が最高成績。ダービーはおろか1度の重賞挑戦もなく中央でのキャリアを終えることとなった。ただ、その3度いずれもで少差の競馬をしていただけに、少なくとも1000万に上がれるだけの力量は秘めていたよう。また、初ダートとなった昨年8月末の新潟3歳上500万下(7着)の走りもそう悪くはなく、慣らしていけばまだまだやれていたように思えてならない。なお、今後の行き先は現段階では未定となっている。
1月8日~1月14日までの登録抹消は他63頭。
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