おしらせ
【先週のお別れ】「終い確実」のアノ馬が登録を抹消
[2月7日抹消]
プレイズエターナル(牡8、栗東・安田隆)
通算成績
44戦5勝
父馬はアドマイヤムーン。セイウンコウセイやハクサンムーン、ファインニードルなど、自身の競走成績とは裏腹に短距離色の強い仔を多く輩出しているが、本馬もその傾向を色濃く受け継いだ産駒のうちの1頭。2012年6月の2歳新馬デビューより一貫して芝のスプリント路線(~1400mまで)を歩み、総キャリア44戦で5勝を挙げた。
また、脚質にも大きな特徴があり、スタートしてからの一歩目が速くないこと、またやや揉まれ弱いこともあいまってか、走るごと、追い込み一辺倒に近いかなり極端な型に傾斜していったよう。ただ、キャリア44戦中その半数近い19度で上がり最速を叩き出すほどで、上がり3位までに括れば都合31度を記録した。流れなどもあるため、上がり上位=好成績とはならないのが競馬ではあるが、この馬に関してはその際掲示板に乗った機会は約7割にあたる21度をマーク。よく形容される「終いは確実」との言葉がこれほど似合う馬もいないだろう。それらの脚を繰り出した舞台の大半が準OPやOP、重賞レベルでのものであったことを合せ考えると、まさしく力は非凡も非凡であったと言える。
それに加え、新潟の千直競馬にも高い適性を示した馬で、自身のハイライトとも言えるのが、2017年5月の駿風S。初の直線オンリー、初の1000mという状況下ではあったが、序盤後方でしっかり脚を溜めると、外ラチ沿いから目の覚めるような伸び脚で、2、3着馬を並ぶ間もなく差し切る圧巻の内容を披露。差のつき難いと言われる短距離戦において悠々2馬身の差をつけるのだから大したものだ。
なお、2017年12月のラピスラズリS(11着)が中央所属ラストラン。結果ノンタイトルで終わりはしたが、タイミングがうまく噛みあってさえいれば重賞の1つ2つは獲れていたのではないか。個性派の抹消何とも残念な限りだ。
[2月9日抹消]
マローブルー(牝7、美浦・堀)
通算成績
22戦4勝
父ディープインパクト、母リラックススマイル。近親には2003年のドバイワールドCを勝ったムーンバラッドがいる良血馬だ。1998年の日本ダービー馬スペシャルウィークと同じ、北海道日高町にある日高大洋牧場の出身。金子真人HDの持ち馬として、美浦の堀宣行厩舎に所属した。
2014年2月の3歳新馬デビューより全22戦で4勝。上記プレイズエターナルとは違い、自身速い上がりを計時することはほとんどなかったが、自在脚質を武器に、デビューから19戦連続して掲示板に乗る安定性を見せた。率にすれば8割7分。
ただ、結果準オープンは突破できず、当クラスでは計11度走り、2着3回・3着2回・5着3回というはがゆい成績に。過去フラワーCで勝ち馬バウンスシャッセから0秒5差4着、フローラSでサングレアルから0秒3差4着、小倉記念でアズマシャトルから0秒3差5着と重賞レベルで奮戦したように、力そのものはかなりの域にあったように思うが、正直ツメの甘さは払拭できず。本年2月の節分S(12着)を最後に中央登録を抹消している。
2月5日~2月11日までの登録抹消は他52頭。
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