おしらせ
【今週の重賞】[弥生賞]ダノンプレミアムvsワグネリアン 無敗3連勝馬が激突![チューリップ賞]2歳女王ラッキーライラック 態勢整った[オーシャンS]レーヌミノル 距離短縮は好材料
■3月4日、中山競馬場で3着までに優先出走権が与えられる皐月賞トライアル・弥生賞(GII、芝2000m)が行われる。
ダノンプレミアム(牡3、栗東・中内田)は、昨年秋にサウジアラビアロイヤルC、朝日杯FSといずれも好スタートから危なげないレース運びで勝利。新馬戦からGIまで無敗の3連勝を飾り、2017年の2歳王者となった。今回は初の2000m戦となるが好位を取りながら道中で脚をタメることができるセンスが光り、問題なくこなしそうだ。関東遠征も経験済みだし、ここを通過点として皐月賞へ主役として臨みたい。テンション面を気遣ってか、稽古で負荷はそこまで掛けられていないが終いは自らハミを取って伸び、馬体の張りも上々。恥ずかしくない競馬はできそうな態勢だ。
ワグネリアン(牡3、栗東・友道)は、昨年7月の中京芝2000m戦で新馬勝ち。秋は野路菊S、そして東京スポーツ杯2歳Sと連勝を収め、この馬も目下無敗の3連勝だ。野路菊S、そして東スポ杯と別格の瞬発力から他馬を圧倒する勝ちっぷりを見せておりGI馬相手でも互角の勝負に持ち込めそう。新馬戦で2000mを経験している点もアドバンテージと言える。2週前の時点で栗東ウッド7F93秒5-6F77秒9という超抜の時計をマーク。久々を感じさせない、いい雰囲気にある。
上記の強力な関西馬2騎が臨んでくるが、関東勢のエース格として迎え撃つのがオブセッション(牡3、美浦・藤沢和)だ。新馬戦は道悪競馬で極端に時計が遅くなったが渋太く脚を使って接戦を制し、次走の阪神戦では芝1800mの2歳JRAレコードを更新する勝利を収め、スピード競馬にも対応した。強い相手とはまだ対戦がないものの、素質は相当高そう。3連勝でタイトル奪取のシーンは十分に考えられる。杉原騎手が跨った先週の追い切りでは、古馬1000万下アヴニールマルシェを3馬身追走し、直線では内に潜ると、持ったまま唸るような迫力を見せて楽々併入。全身をフルに使えており、大型馬とは思えない仕上がりの良さを感じさせた。万全。
その他、今回と同じ中山芝2000mのホープフルSで2着だったジャンダルム(牡3、栗東・池江)や、芙蓉Sを勝ちホープフルSでは4着のサンリヴァル(牡3、栗東・藤岡)らも上位進出の可能性はありそうだ。
■3月3日、阪神競馬場で3着までに優先出走権が与えられる桜花賞トライアル・チューリップ賞(GII、芝1600m)が行われる。なお、これまでGIIIとして開催されてきたが、今年からGIIに格上げとなった。
2歳女王ラッキーライラック(牝3、栗東・松永幹)が始動する。ここまで無敗の3連勝。流れに乗れて終いもしっかりと、欠点らしい欠点がない。仕掛けられて鋭く反応し、ダイナミックに脚を伸ばすタイプで外回りの阪神マイルはベストの舞台。桜花賞獲りへ順調な滑り出しを見せるか注目だ。坂路とコースを併用し、調整は順調そのもの。先週は準オープン馬を目標に進み、追われると力強い伸びから先着を果たした。このひと追いで既に態勢は十分整っており、今週は微調整程度で大丈夫。
リリーノーブル(牝3、栗東・藤岡)は、新馬戦、500万特別と連勝。続く阪神JFは2着だったが好位から直線で早めに抜け出し、いったん先頭に躍り出たところを勝ち馬の目標にされた感があった。敗れて強しの印象。本番前に同舞台でラッキーライラックに一矢報いたいところだろう。中間は瞬発力の強化を念頭に、坂路で終い重点のメニューを消化している。馬体は休養を挟んでボリュームアップしており、逆転の可能性十分だ。
ほか、阪神JFで3着だったマウレア(牝3、美浦・手塚)や、フェアリーSで2着のスカーレットカラー(牝3、栗東・高橋亮)らも上位争いに加わってくるだろう。
■3月3日、中山競馬場でオーシャンS(GIII、芝1200m)が行われる。
レーヌミノル(牝4、栗東・本田)は、デビュー2戦目の小倉2歳Sで重賞初制覇。その後阪神JFで3着、フィリーズRで2着など安定して走ると、昨年の桜花賞では正攻法から抜け出しクラシックタイトルを掴んでみせた。その後は勝ち負けの競馬ができていないが、マイルCSで4着、序盤に押し込められ位置が取れなかった阪神Cでも0秒6差の7着と一線級相手に大きく崩れてはいない。行きたがる気性で、距離短縮は好材料。相手関係は楽になるし、直線の坂も不問で主役候補と言っていい。速い時計は2月16日、21日の2本だけでいささか心もとないが、21日の稽古では自己ベストに迫る栗東CW6F80秒9という好タイムを出せている。あとひと追いあれば態勢整ってきそうだ。
ネロ(牡7、栗東・森)は、前走京阪杯で58キロを背負いながら逃げ切って勝利。連覇を達成した。昨夏は成績不振だったが、馬体減りが目立ったように体調が整っていなかった印象。本調子にあれば前走ぐらい走れて当然の実力馬だ。今回は前走から斤量2キロ減。中間は在厩調整で入念に乗り込まれており、状態面は万全のよう。引き続きの首位争いは十分可能だ。
その他、オープンへ昇級後も堅実に走っているビップライブリー(牡5、栗東・清水久)や、中山巧者アルティマブラッド(牝6、栗東・音無)、寒い時期に調子を上げるタイプで昨年は2着に入ったナックビーナス(牝5、美浦・杉浦)らにも上位進出のチャンスはありそう。
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