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【先週のお別れ】桜花賞馬レーヌミノルの姉、終い確実のアドマイヤマックス産駒らが登録を抹消

[2月21日抹消]
ナガラオリオン(牡9、栗東・大根田)
通算成績
46戦6勝

北海道浦河町にある大島牧場(スプリンターズS覇者カルストンライトオらを輩出)の出身で、高松宮記念馬アドマイヤマックスの3世代目産駒(2009年生まれ)にあたるうちの1頭。2011年10月のデビューより、ダート短距離を主戦場とし、計6勝を挙げた。

追い込み一辺倒の脚質ゆえ、展開嵌らずの結果も多かったが、全46戦うち、15度で上がり最速を記録するほどで、上位3位までの脚に括れば都合34度をマーク。タメに溜めれば切れに切れる、まさに「終いは確実」との言葉の地を行くような存在であった。ハイライトとしては、メイショウマシュウ&アドマイヤサガスというのちの重賞ウイナーを負かした2012年11月の渡月橋Sや、ダノンレジェンド(のちJpnI・JCBスプリント勝ち)やファリダット、エーシンビートロンといった強豪を問題にしなかった2014年5月の天王山Sなどが挙げられようが、最も印象深いのは、初芝挑戦となった2017年2月のGIII・阪急杯ではなかろうか。

芝の短距離王を目指す、その前哨戦として、素質馬シュウジらが駒を進めてきたこの一戦。

対し、こちらは適性未知数、12頭立てシンガリ12番人気評価も当然といえる状況下。おまけに、スタート後手、かつ案の定序盤の速い流れについていけない極めて苦しい展開に。が、却ってそれが馬を奮起させることに繋がったのか、勝負どころで馬群のケツにとりつくと、直線密集する一団の中を割って、自慢の差し脚が爆発。上がり最速タイ35秒3のキレで少差3着に入線し、複勝2930円、3連単248万3180円という波乱を演出した。

なお、これらの走り含め、中央在籍時に得た獲得賞金は1億7668万円。父の仔のなかでは、帝王賞&川崎記念を勝ったケイティブレイブに次ぐ存在(2018年2月末日現在)となっている。馬は本年2月18日の大和S(8着)を最後に中央登録を抹消しているが、まだまだ元気なようで、金沢競馬に移籍し現役を続行する見通し。新天地での活躍を大いに期待したいところだ。

[2月24日抹消]
サトノマイヒメ(牝5、栗東・南井)
通算成績
14戦1勝

2013年3月末、北海道新ひだか町にあるフジワラファーム(ダート王ウイングアローなど輩出)で生まれた綺麗な栗毛色の牝馬で、父ダイワメジャー、母はダイワエンジェルという血統。2017年の桜花賞を勝ったレーヌミノルのひとつ違いの全姉にあたる存在だ。冠名通り、サトミホースカンパニーの持ち馬として、本年リーディング好調の南井克巳厩舎で管理された。

戦績は14戦して1勝。デビューからトントン拍子に事が運んだ妹とは違い、勝ち上がるまでに8戦の時間を要したうえ、昇格した500万条件で馬券に絡むこと叶わずじまい。傍から見れば、どこにでもいるような一介の条件馬という立場であっただろう。

ただ、その僅か1勝がべらぼうに強かった(京都芝1400mを1分21秒0の好時計でV。積極果敢のハナから、直線後続を大きく引き離す独走劇で、鞍上・松田大作騎手のJRA通算400勝目になった)うえ、未勝利でモタついたとはいっても、のち桜花賞で3着するアットザシーサイドや、エルフィンSを勝ち、秋華賞で5着したレッドアヴァンセらと極少差の内容で走れているのだから、秘める力は非凡であったと評しても問題ないはずだ。惜しむべきは、休み休みでしか走れず、能力をフルに発揮できる機会がほとんどなかった点だろう。残念ながら、本年2月18日に行われた小倉4歳上500万下(14着)を最後に中央登録を抹消している。

2月19日~2月25日までの登録抹消は他68頭。

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