おしらせ
【地方競馬】明日30日、船橋競馬場でDG競走・クイーン賞 女王ショウナンナデシコが復権を期す
11月30日、船橋競馬場でダートグレード競走・クイーン賞が開催される。牝馬限定のダートグレードでは珍しいハンデ戦とあって、昨年は6番人気のダイアナブライトが勝利し3連単の配当は5万8000円超の高配当に。一昨年も4万円超の配当が飛び出しており、波乱含みの一戦と言えよう。1着賞金は2500万円。枠順、発走時刻は以下の通り。
■船橋11R クイーン賞(JpnIII、ダ1800m) 20時05分発走
1枠1番 グランブリッジ (牝3、栗東・新谷) 福永
2枠2番 リネンファッション(牝5、浦和・川村守)酒井忍
3枠3番 ロカマドール (牝6、川崎・山崎尋)藤本現
3枠4番 ビックバレリーナ (牝5、愛知・今津博)櫻井光
4枠5番 コーラルツッキー (牝5、川崎・山崎裕)野畑凌
4枠6番 ホウオウピースフル(牝5、美浦・大竹) 丸田
5枠7番 ショウナンナデシコ(牝5、栗東・須貝) 吉田隼
5枠8番 レディオスター (牝3、船橋・矢野義)木間塚龍
6枠9番 ミスティネイル (牝6、笠松・伊藤勝)丸山真
6枠10番 サルサレイア (牝6、大井・堀千) 西啓
7枠11番 コスモポポラリタ (牝3、大井・宗形竹)和田譲
7枠12番 ハピネスマインド (牝4、船橋・矢内博)高橋利
8枠13番 クレールアドレ (牝3、笠松・伊藤勝)小杉亮
8枠14番 テリオスベル (牝5、美浦・田島) 江田照
実績ナンバーワンの存在は言わずもがなショウナンナデシコ(牝5、栗東・須貝)。今年5月のかしわ記念では歴戦の男馬に終始競り込まれる苦しい展開になりながら、最後は逆に突き放して勝利。底力と根性を感じさせるレースぶりだった。それを思えば今秋の2戦は3着2回と満足のいく内容ではないはず。あえて同時期のGIではなく、トップハンデを承知でクイーン賞を選んだ陣営の決断は結実するか。女王にとって復権の足がかりとなる一戦だ。
グランブリッジ(牝3、栗東・新谷)は関東オークス、ブリーダーズゴールドCとダートグレードで2勝の実績。前走のJBCレディスクラシックでもショウナンナデシコに先着する2着好走と大舞台でも着実に結果を残している。まさに伸び盛りといった趣の3歳馬。ここで改めて女王を下し、世代交代を声高らかに叫びたい。
テリオスベル(牝5、美浦・田島)は今年に入ってからの上昇度が著しい。3勝クラス→OP特別と連勝すると、初めての重賞となった7月のマーキュリーCでも向こう正面からマクる豪快な競馬で2着連対。その後も重賞で大崩れなく走っている。地方のダートだと行き脚がつかないのか、道中で動いていく形を選ぶことが多い同馬。揉まれず動きやすい大外枠を引いたのは好材料だろう。自分の形に持ち込み初の重賞タイトルゲットを目指す。
フローラS2着など芝で活躍してきたホウオウピースフル(牝5、美浦・大竹)は5歳にしてダート初挑戦。有馬記念を制したブラストワンピースの半妹で、菊花賞、天皇賞・春でそれぞれ2着としたアルナスラインの近親という血統からはダート適性は何とも言えないが、ここは地力に期待といったところ。新境地開拓なるか。
近3年のクイーン賞を制している南関東所属馬にも注目したい。屈指の実績を誇るサルサディオーネの回避によって目玉がいなくなった感も否めないが、軽ハンデを活かして虎視眈々と一発を狙う。
コスモポポラリタ(牝3、大井・宗形竹)は東京プリンセス賞2着、ロジータ記念3着と南関東3歳牝馬路線におけるトップ層の一角。末脚を活かして追い込むタイプであり、前崩れの展開になれば台頭があっても。
レディオスター(牝3、船橋・矢野義)は2走前のサルビアCでコスモポポラリタを下した実績あり。好走パターンは先行抜け出しなので、今回はJRA勢が作る前半のペースに付いていけるかがカギになる。
リネンファッション(牝5、浦和・川村守)は昨年のJBCレディスクラシック3着馬。10月のレディスプレリュードでも5着と掲示板を確保した。鞍上に迎えるのはこの日をもってステッキを置く酒井忍騎手。ベテランの引退に華を添える好走を期待したい。
(Text:Inoue)
2022年クイーン賞調教VTR 船橋競馬場より
▽【関連リンク】
■【先週の結果】“馬券賢者”「覆面馬主1号」氏の眼力冴える!◎ヴェラアズールで「ジャパンC」的中!◎グリューネグリーンで「京都2歳S」的中!
■【Weekly POG2022⇒2023】先週の結果を公開中!
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ