おしらせ
【今週の重賞】[スプリングS]ステルヴィオ仕上がり万全[阪神大賞典]ここは主役クリンチャー[フラワーC]ロックディスタウン巻き返す[ファルコンS]能力高いダノンスマッシュ
■3月18日、中山競馬場で3着までに優先出走権が与えられる皐月賞トライアル・スプリングS(GII、芝1800m)が行われる。
ステルヴィオ(牡3、美浦・木村)は、サウジアラビアロイヤルCと朝日杯FSでダノンプレミアムの前に連続で2着。マイルでは若干忙しい感があり、札幌のコスモス賞快勝からも距離はこのぐらいがいいはず。まずはここで強さを見せ、本番皐月賞でリベンジに臨みたいところだろう。先週は重賞勝ち馬ゼーヴィントをアオる動きを見せており、仕上がりはほぼ万全。
ゴーフォザサミット(牡3、美浦・藤沢和)は、未勝利、500万特別とそつのない競馬で連勝し素質の高さをアピールしていた。前走の共同通信杯は4着だったが、スタートで後手を踏み展開もスローで流れた不利を考えれば通用の力を見せたと言っていい。3カ月ぶりだったレースを使われ、中間は同期の僚馬ファストアプローチと互角以上の動き。上積みを考えれば本番切符奪取は十分に可能だろう。
国内外でGIを6勝したモーリスの全弟ルーカス(牡3、美浦・堀)は、デビュー2戦目で挑んだ東スポ杯で2着と地力は確か。前走ホープフルSは直前の稽古で放馬する一頓挫があり、実戦では気負いが目立ってラストに脱落。今回、精神面の進境がカギとなるが距離短縮は好材料で、真価発揮に期待だ。中間は大先輩アルバートらに胸を借り、まずまずの動きを披露。力を出せる態勢にある。
ほか、重賞で堅実に走っているカフジバンガード(牡3、栗東・松元)や、セントポーリア賞を快勝した地方馬ハッピーグリン(牡3、北海道・田中淳)らも皐月賞切符獲りへ虎視眈々。
■3月18日、阪神競馬場で阪神大賞典(GII、芝3000m)が行われる。
クリンチャー(牡4、栗東・宮本)は、昨年の菊花賞2着馬。前走の京都記念ではGI馬4頭を相手に渋太く脚を使い、重賞初制覇を果たした。菊花賞、京都記念ともに道悪が向いた印象があるがレコード決着の皐月賞で4着、良馬場のすみれSで4馬身差圧勝があり、馬場不問のタイプと見るべきだろう。前走の力強い勝ちっぷりから地力強化は明らかで、ここは主役を譲れないところだ。先週の稽古では、今回初コンビとなる武豊騎手を背にウッド6Fの自己ベストを大きく更新する走りを見せた。高いレベルで好調維持。
アルバート(牡7、美浦・堀)は、ここまで3000m以上の重賞を4勝。昨年の天皇賞・春ではキタサンブラックのレコード駆けに0秒8差の5着に入っており関西遠征も問題なくこなす。意外と阪神大賞典は初参戦となるが、舞台設定は文句なしだろう。ここを目標にじっくり間隔を取って調整されており、あとひと追いあれば態勢は整いそうだ。
その他、阪神コースを得意にしているサトノクロニクル(牡4、栗東・池江)や、2016年の菊花賞2着馬レインボーライン(牡5、栗東・浅見)、1月の万葉Sを制したトミケンスラーヴァ(牡8、美浦・竹内)らにも上位進出の可能性がある。
■3月17日、中山競馬場でフラワーC(GIII、芝1800m)が行われる。
ロックディスタウン(牝3、美浦・藤沢和)は、デビュー2戦目の札幌2歳Sで重賞勝ち。続く前走阪神JFでは1番人気に推されたが、勝ち馬に1秒以上離された9着に終わってしまった。大外18番枠から力み気味に3番手追走で、終いの脚を失くしたもので距離も忙しかった感はあり、案外な結果にも情状酌量の余地は十分。今回も3カ月ぶりでテンション面がどうかだが、距離延長は有利なはずで巻き返しに期待していい。中間はここまで馬なりオンリーながら、本数は十分過ぎるほど。走れる態勢だろう。
トーセンブレス(牝3、美浦・加藤征)は、前走阪神JFで4着。後方から鋭く差し込んでおり、上がりはメンバー最速タイの33秒7だった。自分でレースを作れない嫌いはあるものの、力量は上位。現状では新馬戦勝ちの賞金しかなく、クラシック進出にはここでの加算が至上命題となるだけに、抜かりのない仕上げで臨んでくるはずだ。
その他、前走エルフィンSで2着だったノーブルカリナン(牝3、栗東・友道)や、半年ぶりがどうかもデビュー2連勝と素質の高さ見せたノームコア(牝3、美浦・萩原)らの上位食い込みも十分ありそう。
■3月17日、中京競馬場でファルコンS(GIII、芝1400m)が行われる。
ダノンスマッシュ(牡3、栗東・安田隆)は、未勝利戦、もみじSと2連勝。続く前走朝日杯FSは0秒7差の5着だったが、出遅れが祟ったもので、それで2着とは差のない競馬ができており、能力は高い。2連勝時の1400mに距離が戻れば、勝機十分だろう。左回りも新馬戦僅差2着で、問題なくこなす。北村友騎手が騎乗した先週のコース追いではテンよし、終いよしの豪快な内容を披露。3カ月ぶりを感じさせない、絶好の状態にある。
フロンティア(牡3、栗東・中内田)は、新潟2歳Sを好位から抜け出し勝利。デイリー杯は4着、朝日杯FSは8着だが左回りではまだ負けておらず、初の距離がどうかだが巻き返しの可能性は大きい。古馬相手に意欲的な攻めをこなしており、態勢は悪くない。
その他、新潟2歳Sで3着、前走ジュニアCを勝ったテンクウ(牡3、美浦・奥村武)や、クロッカスSで2着だったアンブロジオ(牡3、美浦・菊沢)らにも上位争いの資格がある。
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