おしらせ
【先週のお別れ】モーリスと同じあのスクリーンヒーロー初年度産駒/新潟2歳S覇者の弟らが登録抹消に
[3月1日抹消]
ヨヨギマック(牡7、栗東・岡田)
通算成績
36戦5勝
北海道新ひだか町にある荒木貴宏(荒木牧場)さんの生産馬にして、スクリーンヒーローの初年度産(2011年生まれ)にあたるうちの1頭。母父にはSS初年度産サンデーウェル(セントライト記念勝ち)という、いわゆるサンデーサイレンス3×3のクロスを持つ存在だ。2012年の北海道サマーセール1歳馬セッションにて、一村哲也氏が300万円で落札。のち栗東の岡田稲男厩舎で管理された。
好位差しの無難な取り口をウリとし、全5勝うち3度が2着馬とタイム差なし。2度で0秒1差という接戦をモノにして勝ち星を掴んでおり、決して千切って勝つような派手なタイプではなかった。が、実力馬ブライトアイディア(ダートOPで3度の2着)や、タムロミラクル、マイティティーといった今や交流重賞戦線の常連メンバーと遜色なく走っており、まずもって力は非凡であったといえる。また、昇級即通用するパターンが非常に多かったのも特徴的で、未勝利勝ち後に挑んだ初の500万条件戦(2014年5月末)では10番人気2着。1000万条件突破後に挑んだ梅田S(2016年4月)においても10番人気2着、OPクラス初挑戦となったベテルギウスS(2016年12月)でも5番人気3着と、幾度となく波乱の使者として存在感を示した。
なお、本年2月24日の仁川S(13着)までの全36戦で稼ぎ出した獲得賞金額は9999万1000円。大台1億円には僅か9000円届かなかったが、2011年生まれのスクリーンヒーロー産駒のなかでは2015年有馬記念馬ゴールドアクター、2015年度のJRA賞年度代表馬モーリスに次ぐ存在であり、荒木貴宏(荒木牧場)さんの生産馬のなかでは突き抜けてのトップ成績、オーナーの持ち馬のなかでも過去最高の稼ぎ頭(2018年2月末現在)となっている。
[3月1日抹消]
ロードトレジャー(牡3、美浦・小島茂)
通算成績
8戦1勝
父がプリサイスエンドで、母は岩手オークスひまわり賞の勝ち馬マツリダワルツ。NHKマイルC2着のロードクエストが半兄にあたり、母系をさらに紐解けば、天皇賞馬サクラチトセオー&秋華賞勝ちサクラキャンドル兄妹や、2009年の金鯱賞覇者サクラメガワンダーらの名も見える一本筋通った血統馬だ。兄同様、北海道様似町にある様似堀牧場で生まれ、のちロードサラブレッドオーナーズにて一口3万5000円、総額1728万円で募集された。預託先は美浦の小島茂之厩舎。
2017年7月の2歳新馬で卸され、2戦目の新潟未勝利戦(芝1800m)で初勝利。当時、鞍上のM.デムーロ騎手がその素質を絶賛するコメントを残しており、兄同様のクラシック進出を夢見たファンも多かったのではないか。
ただ、出遅れ癖が常について回る致命的欠点があり、その後も含めた全8戦すべてでスタート後手。大きく立遅れるケースも多く、スムーズにことが運ぶレースが一度もなかったのが何とも悔やまれる。
それに加え、本年2月24日に行われた中山の3歳500万条件戦(ダ1800m)においては、レース最初の1コーナーを回るあたりから走りっぷりがおかしく、向正面でズルズルと後退。右後肢跛行を発症していたようで、4コーナーで競走を中止してしまった。その後の精密検査で、右後脚内側側副靭帯断裂・競走能力喪失の診断。無念ながら、このたび競走馬登録を抹消している。
2月26日~3月4日までの登録抹消は他86頭。
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