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【先週のお別れ】近年屈指の「中山巧者」、ほか、ルミナスウォリアー&タツゴウゲキらと遜色なく走った素質馬が抹消に

[3月7日抹消]
アルティマブラッド(牝6、栗東・音無)
通算成績
29戦6勝

近年の「中山巧者」と言えば、マツリダゴッホ(2007年有馬記念やオールカマー3連覇など6つの重賞すべてが中山)やクイーンズリング(中山3戦2勝、有馬記念2着)といった名が挙げられようが、本馬も当地の短距離路線において大いにその適性を示したうちの1頭。

中山初登場となった2015年12月末のハッピーエンドC(1000万条件)で、昇級初戦お構いなしにアドマイヤゴッド(現OP)からタイム差なしの2着と奮戦するや、その1年後の同レースでは楽勝も楽勝といった内容で勝ち名乗り。また、準OPクラスにおいても、これまで過去3度挑んで1度も馬券絡みなしだったものが、舞台を中山に移した船橋市市制施行80周年記念(2017年4月)で走りが一変。アレスバローズ、プレイズエターナルに、モズハツコイ、オーヴィレールといった骨っぽい相手らを一蹴し、その直後のOP戦・春雷Sでも、勝ち馬フィドゥーシアや先日のオーシャンSを勝ったキングハートに次ぐ3着と健闘した。

なお、その年の夏場は成績が振るわなかったが、同年末の中山・ラピスラズリSでまるで別馬かのような走りを見せOP初勝利を掴み取っている。ラストランとなった本年3月のオーシャンSこそ、シンガリ16着と大負けしケチをつけてしまったが、こと中山芝1200mという舞台に限っては通算6戦して【3.1.1.1】。抜群の好相性で、水を得た魚かのように躍動する馬であったと言えるだろう。

ちなみに父であるシンボリクリスエスも2002年天皇賞・秋(東京競馬場改修工事のため)や有馬記念連覇を成し遂げた名うての中山巧者で、もっと言えば、母であるアルティマトゥーレは中山初挑戦となったGIスプリンターズSで1番人気に推されたほど。祖母エアトゥーレにしても、海外帰りかつ初コースであったキャピタルS(同様に東京競馬場改修工事のため)で強豪ローエングリンと少差接戦(3着)を演じ気を吐いており、つまりは、本馬(血統)に眠る内包的な中山適性はハナから極めて高いレベルにあったのかもしれない。

[3月9日抹消]
ヒルノドンカルロ(牡8、栗東・昆)
通算成績
21戦3勝

父マンハッタンカフェ、母は2011年のフィリーズR覇者フレンチカクタスの姉にあたるウェルカムフラワーという血統。北海道新ひだか町の酒井秀紀さんによる生産馬で、2010年の北海道セレクションセール当歳馬セッションにおいて(株)BOBOSが1350万円で落札。(株)ヒルノの名義(蛭川正文オーナー)で栗東の昆貢厩舎に所属した。

藤田伸二騎手(引退後は四位騎手)を主戦とし、2012年10月27日、京都2歳新馬戦(芝2000m)より、2017年4月22日の比良山特別までの全21戦で3勝。結果1000万クラス止まりで、3歳時2度挑んだ重賞戦(京都新聞杯でキズナの10着、神戸新聞杯でエピファネイアの17着)もともに大敗を喫しており、傍から見れば一介の条件馬として括られてしまっても不思議はないかもしれない。

ただ、デビュー戦では素質馬テイエムダイパワー(中央5勝、エピファネイアやゴールドアクターらと接戦するほどの実力)と0秒1差3着の争いを演じているし、古馬シーズンとなった2016年3月阪神の千里山特別では、ルミナスウォリアー(のち函館記念勝ち)の2着、その丸1年後の同レースでもタツゴウゲキ(その年、小倉記念&新潟記念制し2017年のサマー2000王者に)に0秒3差2着、また直後の小牧特別では現OPのキンショーユキヒメから0秒3差3着に奮闘している。

徹底逃げの型を持ち味としていたため、恰好の標的にされることが多く、勝ち星という点であまり恵まれなかった印象ではあるが、上記強豪相手らと遜色なく渡り合ったことは紛れもない事実。秘める力は優に上級レベルにあったと見るべきだろう。

3月5日~3月11日までの登録抹消は他78頭。

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