JRA現役最年長　木幡初広騎手が引退　調教助手に

JRA現役最年長の木幡初広騎手（５2、美浦・杉浦）が3月31日付けで引退となることがJRAより発表された。引退後は、杉浦宏昭厩舎で調教助手となるとのこと。なお今週末の騎乗予定はなく、3月24日の中山10R・春風S（プレシャスエースで5着）がラストランとなる見込み。

木幡初広騎手は1984年3月にデビュー。以降JRAで12879戦に騎乗し、通算784勝を挙げている。重賞は初重賞制覇となった1997年新潟記念（パルブライト）など8勝。また長男の木幡初也騎手（22、美浦・鹿戸）、次男の木幡巧也騎手（21、美浦・牧）、三男の木幡育也騎手（19、美浦・藤沢和）がそれぞれJRAの現役ジョッキーとして活躍しており「親子4騎手が同一レースに騎乗」「親子で同一レース1着、2着」というJRA史上初の記録を残している。

同騎手は「この年齢まで乗り続けることができたのは、関係者や理解のあるオーナーのお陰と感謝しています。また、特に妻には感謝しています。妻がいなければ息子達3人は騎手になっていなかったと思います。34年間の騎手生活はやりきったという思いがします。今後は、自分が勝てなかったGIを子供たちに勝ってほしいと願っています。騎手引退後は、調教助手として競馬に関わっていきますので、よろしくお願いいたします」と、JRAを通じてコメントしている。


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