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【先週のお別れ】大阪杯覇者アンビシャスらと接戦を繰り広げた実力馬/複勝率80%超の超安定株が抹消に

[3月21日抹消]
マイネルシュバリエ(セ6、美浦・畠山)
通算成績
29戦1勝

超良血バトルプラン(父がエンパイアメーカー、母はGI3勝にして1994年度エクリプス賞最優秀2歳牝馬のフランダース)を父に持つ鹿毛色の牡馬(のち去勢)で、生まれは北海道新冠町にあるビッグレッドファーム。所属先であるサラブレッドクラブ・ラフィアンにて総額1100万円(一口11万円)で募集され、のち美浦の和田正道厩舎で管理された(※本年2月末日、師の定年引退により畠山吉宏厩舎に移籍したが出走歴はなし)。

なお、戦績は上記とおり29戦して1勝どまり。2014年7月27日の福島2歳新馬戦(芝1800m)で断然人気に応え、見事な初陣を飾りはしたが、その後はまさかの28連敗。本年2月24日の小倉4歳上500万下6着(レース後、重度の繋靭帯炎を発症)を最後に登録を抹消している。

ただ、キャリア2戦目の札幌2歳Sでは、14頭立ての11番人気という低評価ながら、勝ち馬ブライトエンブレム、3着レッツゴードンキ(のち桜花賞勝ち、先週の高松宮記念2着)のあいだに割って入り、3連単45万馬券の立役者となっているし、翌年5月、ダービー出走を懸けたプリンシパルSにおいても、18頭立てシンガリ18番人気の身で激走し、大器アンビシャス(のち大阪杯V、天皇賞・秋4着など)に0秒3差3着と気を吐いている(こちらも3連単44万馬券を記録)。また、古馬になって以降も、条件戦ながらのちの重賞3勝馬マルターズアポジーや、現古馬中長距離路線で活躍中のソールインパクトらと大差ない走りを繰り広げていたように、歯車ひとつかみ合えばもっと上のクラスでやれていても不思議はなかったように思えてならない。

ちなみに、家系を紐解いてみると、近親にシリウスSなど3重賞を勝ったマイネルブライアンらの名こそあるが、本馬の姉であるマイネグレヴィル、近親マイネヴィータともに札幌2歳S・フラワーC2着という実績だし、伯母マイネミモーゼもフローラS2着・オークス4着。近親マルカロッキーが大阪杯3着で、マイネルモンスターはアンタレスS2着、さらには1988年のフラワーCで2着したマイネレーベンに、京王杯SC3着のマイネルヨースなどなど、力は一級レベルにあろうとも、総じて勝ち味に遅いタイプが多い一族のよう。結果論とはいえ、この馬も血の宿命にはあらがえなかったということなのだろうか。

[3月22日抹消]
グラッブユアコート(牝6、栗東・千田)
通算成績
21戦4勝

父は2002年度のJRA賞最優秀ダートホースであるゴールドアリュール、母は2006年のTCK女王盃など5つの交流重賞を制したグラッブユアハートという良血の出自で、G1サラブレッドクラブにおいて一口40万円、総額1600万円で募集された馬。預託先は栗東の千田輝彦厩舎。

2014年12月14日、阪神の2歳新馬戦(ダ1400m)より、本年3月17日の阪神なにわSまでに至る全21戦、一貫してダートの短距離を使われ続け計4勝。大きな舞台への進出はなかったものの、デビューしてから2017年末までの約3年間、18戦連続して掲示板を確保するなど、とにかく抜群の安定力を誇った。なお、その間の連対率は驚異の78%、複勝率においては94%を記録したほど。走ればまず馬券に絡む、という観点から見れば、出資者からすればこれ以上ない存在であったろう。本年消化した3走こそいずれもで掲示板外と崩れてしまったのが何とも悔やまれるが、それでも、連対率67%、複勝率81%の超ハイアベレージ。この安定力が未来の仔らへと引き継がれるようなら最高だろう。

3月19日~3月25日までの登録抹消は他72頭。

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