【重賞出走馬追い切り】[高松宮記念]レッドファルクス、レッツゴードンキなど

■3月25日に、中京競馬場で開催される高松宮記念（GI、芝1200m）に出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。

レッドファルクスは、美浦ウッドで古馬1000万下を5馬身ほど先に行かせて追走。ジワジワと脚を伸ばして追い詰め外から並び掛けての併入フィニッシュとなった。手応えでは若干見劣ったが、追走差と外を大きく回った分で懸念視は不要だろう。もともと調教は地味なタイプ。中間は順調で、心肺機能と気迫の両面がしっかり練り上げられている。万全。

レッツゴードンキは、先週自己ベストを叩き出したのが実質の最終追いで、今週は確認程度。栗東坂路を単走、終いに仕掛けられて4F53秒2-1F12秒8（強め）。数字は目立たないが、渋って時計を要する馬場コンディションだったことを考えれば上々のものと言える。大きく上積んでおり、絶好の状態だ。

セイウンコウセイは、美浦ウッドで単走。直線では外ラチ沿いに進路を取ると、目一杯追われて豪快に伸びた。これだけ意欲的な内容が消化できるのは体調絶好の証と言える。上昇気配著しい。

ファインニードルは、先週のコース併せ馬で破格の時計をマーク。これでほぼ仕上がっており、今週は栗東坂路で終いを軽く伸ばす内容となった。川田騎手とのコンタクト重視で折り合って進み、ラストも楽な手応えを保ち鋭い伸びを披露。時計は4F54秒3-1F12秒8（馬なり）と目立たないが、渋馬場と軽い負荷を考えれば申し分ない。目下絶好調。

ダンスディレクターは、栗東坂路で3歳馬を追走。貫禄の違いを見せるように抜き去り、3馬身の先着を果たしている。時計は4F54秒6-1F12秒8（強め）。3カ月ぶりになるが、ひとまず力を出せる状態に仕上がっているようだ。

ダイアナヘイローは、栗東坂路を単走。4F53秒5-1F12秒6（馬なり）と、馬場コンディションを考えれば悪くない時計をマークした。この馬なりの好調キープだろう。

キングハートは、美浦ウッドで3歳馬と併せて1馬身の先着を果たした。鞍上北村宏騎手の仕掛けへの反応は機敏そのもの。中2週ながら中間併せ馬を2本消化できている点も好感で、状態はかなり良さそう。

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