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【先週のお別れ】2006年高松宮記念馬の妹、オグリ孫らが抹消に

[3月13日抹消]
ストリートキャップ(セ6、美浦・斎藤誠)
通算成績
31戦3勝

怪物オグリキャップ最後の産駒であるミンナノアイドル(デビュー戦後、右前脚屈腱炎を発症しキャリア1戦で引退)が、2012年3月に産み落とした初仔が本馬ストリートキャップ。生産者であり、現役時代のオグリに深く感銘を受けたという佐藤信広さん(牧場所在地は北海道新冠町。ナリタブライアンを破ったボディーガードなどを輩出)によれば、芦毛の肌馬に栗毛の父をつけると芦毛が生まれる可能性が大きいとのことで、この希少な血に期待するファンのことも考え、交配相手にゴールドアリュールを選択したのだという。

さて、馬は順調に成長し、周囲の期待を集めるなか2014年9月6日の中山2歳新馬戦(芝1800m)でデビュー。直線密集馬群の内めを割って楽々と抜け出し初陣を飾ると、続く芙蓉SではOP2勝を挙げるジャストドゥイングや、のちGIII・ダービー卿CTを制すロジチャリスらと少差接戦(3着)を演じることに。残念ながら翌年の大舞台進出はならなかったが、その後500万条件で2勝、1000万クラスでも強敵相手に好走を果たすなどし確固たる力を示してみせた。また、2016年4月、阪神の1000万条件戦では武豊騎手ともコンビを組みターフを沸かせている。

ただ、惜しむらくは、本年2月24日、中山の1000万条件戦において競争中止となってしまったこと。最後の直線で馬が左前脚を庇うような素振りを見せたため鞍上の大野騎手が競走をストップ。左前球節捻挫との診断で大事には至らなかったようだが、以前にも1度脚を捻挫していることと、完治までの時間が考慮され、現役引退の選択となったよう。なお、現在はすでに去勢手術を施し、サンクスホースプロジェクトへ無償譲渡された模様。岡山県吉備中央町にある岡山乗馬倶楽部にて、第2の馬生を歩むとのことだ。

[3月14日抹消]
シャンデリアハウス(牝6、栗東・牧浦)
通算成績
26戦4勝

昨年末種牡馬を引退したヴァーミリアン(ダートGI級9勝)を父に持ち、母はエアグルーヴの姉にあたるカーリーエンジェル。きょうだいには、17つ違う姉にGII2勝(阪神牝馬特別・マイラーズC)・エリザベス女王杯3着のエガオヲミセテ、12離れた兄が2006年のGI・高松宮記念を制したオレハマッテルゼ、また、いとこにエリザベス女王杯連覇のアドマイヤグルーヴ、クイーンエリザベスC勝ちのルーラーシップらが名を連ねる一本筋通った血統構成だ。サンデーサラブレッドクラブにて一口35万円、総額1400万円で募集され、のち栗東の牧浦充徳厩舎に預託された。

なお、競走成績は2014年11月末の2歳新馬戦より約3年3カ月の期間で26戦4勝。そのデビュー戦でいきなり素質馬アルマオンディーナ(キャリア2戦目の阪神JFで少差5着、次戦紅梅Sで予後不良)と少差2着接戦を演じ初期から高い力を示すものの、勝ち味に遅く初勝利までにはそこから3カ月半の時間を要し、結局クラシックの舞台は踏めずじまいであった。

ただ、走るごと着実に力をつけていったのは間違いなく、その後は500万条件で2度、1000万条件でも勝利をモノにした。さらに言えば本年2月4日の東京・4歳上1000万下を勝った直後に挑んだ中京・トリトンS(1600万条件)において昇級初戦で8番人気の低評価ながら、いきなり0秒2差3着に好走。まさに素質開花と捉えて差し支えない走りを見せた。……が、クラブ規定による6歳春の引退時期を迎え、ここでやむなくターフを去ることに。これから偉大な姉兄のような活躍が期待できたのでは、と考えると至極残念ではあるが、夢の続きは自身の血を受け継ぐ未来の仔らへ託されることとなる。

3月12日~3月18日までの登録抹消は他59頭。

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