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【今週の重賞】[桜花賞]ラッキーライラック 抜群の稽古内容[阪神牝馬S]ソウルスターリングが始動[ニュージーランドT]リョーノテソーロ4連勝Vなるか

■4月8日、阪神競馬場で牝馬クラシック第1弾・桜花賞(GI、芝1600m)が行われる。

ラッキーライラック(牝3、栗東・松永幹)は、無傷の3連勝で阪神JFを制し2歳女王となった。今期始動戦チューリップ賞ではボリュームアップした姿を見せ、走破時計、上がりともに阪神JFを凌駕。成長度合いはかなりのものがあり、文句なしの滑り出しだった。中間は坂路とコースを併用し入念。先週は3歳1勝馬を大きく先行させ、脚色圧倒でキャッチアップする抜群の稽古内容を見せた。仕上がりも万全で、1冠獲りは目前と言える。

リリーノーブル(牝3、栗東・藤岡)は、デビュー2連勝で臨んだ阪神JFでラッキーライラックに3/4馬身差の2着。いったん先頭に立ったところを差し込まれた不利があり、着差ほどの力の差はなかったと見るべきか。チューリップ賞では勝ち馬ラッキーに対し2馬身+クビ差の3着と差は広がってしまったが、ひと息入れたことで却って力むようなところが出ており、それが影響したようだ。1回使われ、いわゆる“ガスが抜けた”状態で女王に改めて挑む。前走時にある程度攻め込まれていたが、この中間も入念。先週は坂路の自己ベストタイムを更新しており、上積みは顕著だ。

マウレア(牝3、美浦・手塚)は、2013年の桜花賞馬アユサンの全妹。阪神JFでは3着、チューリップ賞で2着とラッキーライラックの後塵を拝し続けているが、そつのないレース運びと瞬発力が光り完成度は世代上位だ。5着に終わったクイーンCのように急流勝負となった際どうかという一抹の不安は残すが、脚が溜りさえすれば女王を逆転するシーンがあっていい。前走後は栗東に滞在。先週はウッドで重賞勝ち馬ヤングマンパワーに追走先着を果たした。高いレベルで安定。

フサイチパンドラの仔アーモンドアイ((牝3、美浦・国枝)は、未勝利勝ちのあと3カ月休み、復帰戦がシンザン記念。久々、牡馬相手、そして初の関西遠征という厳しい状況だったが別格の決め手を発揮して勝利を掴んでみせた。才能は非凡なものがあり、阪神JF→チューリップ賞上位組と互角の走りがあって驚けない。3カ月ぶりでも力を出せるのは前走で証明済み。帰厩後の本数だけ見るといささか物足りなさも感じるが、牧場でしっかりやってきたようで、動きは力強い。あとひと追いで仕上がってくる。

プリモシーン(牝3、美浦・木村)は、前走のフェアリーSが3カ月ぶり。中山マイル戦で外を回らされる不利はあったが、長くいい脚を使って重賞初制覇となった。センス、能力ともに高いレベルにあり、この相手関係でも侮れない。また間隔は開いたが、ぶっつけは予定通りのローテ。順調に乗りこまれており力を出せそうな状態だ

ほか、フィリーズRを制したリバティハイツ(牝3、栗東・高野)、ブラックシェルの妹でフィリーズR2着だったアンコールプリュ(牝3、栗東・友道)、3連勝でアネモネSを制したハーレムライン(牝3、美浦・田中清)らの上位進出も十分にありそう。

■4月7日、阪神競馬場で阪神牝馬S(GII、芝1600m)が行われる。

GI2勝のソウルスターリング(牝4、美浦・藤沢和)が、ここから始動する。桜花賞こそ道悪に泣いて3着に終わったが、阪神JFとチューリップ賞の勝ちっぷりからマイル適性抜群なのは疑いようがなく、距離が長いと思われたオークスを快勝しており底力も間違いなく現役牝馬トップクラス。久々が苦になる面もなく、舞台が阪神マイルなら当然Vを意識する一戦となる。3月25日の追い切りでは素質馬タワーオブロンドンと楽に併入を果たしており、調整は順調そのもの。問題なく力を出してきそうだ。

ミスパンテール(牝4、栗東・昆)はターコイズS、京都牝馬Sと目下重賞2連勝。レース運びに格段の進境が感じられ、素質馬が完全に軌道に乗ったようだ。相手は一気に強くなるが適度に間隔を取って使われていることもあり、この馬もグングン力を付けている最中。稽古の動きも申し分なく、首位争いは十分可能だろう。

その他、東京新聞杯12着からの巻き返しを期す昨年ヴィクトリアマイル覇者アドマイヤリード(牝5、栗東・須貝)、阪神JFと桜花賞で2着、前走東京新聞杯勝ちなどマイルでは底を見せていないリスグラシュー(牝4、栗東・矢作)、ターコイズS3着、東京新聞杯4着と復調気配を見せているデンコウアンジュ(牝5、栗東・荒川)にも勝機十分。

■4月7日、中山競馬場でニュージーランドT(GII、芝1600m)が行われる。

外国産馬リョーノテソーロ(牡3、美浦・武井)はダートで2連勝の後、前走初芝だったクロッカスSも快勝。ここまで3連勝と勢いに乗る。父ジャスティンフィリップは米でダート短距離中心に活躍したが、祖母は米で芝重賞3勝。血統からも芝でやれる素地はありそうだ。瞬発力と高い操縦性を兼ね備えており、完成度は高い。4連勝での重賞Vを狙う。2カ月半ぶりとなるが、ここを目標に早くから乗り込まれており、あとひと追いでいい状態となってきそう。

ケイアイノーテック(牡3、栗東・平田)は、ダート重賞2勝ケイアイガーベラの仔。デイリー杯2歳Sで3着、朝日杯FSでは2着ステルヴィオにクビ+ハナ差の4着で性能上位。自己条件で1度足踏みしたが前走で危なげなく勝ち上がり、改めて重賞の舞台でその力を見せたいところだろう。中3週での関東遠征ということで、中間はそこまで負荷を掛けられていないが軽快には動けており好調維持だろう。

その他、函館2歳Sの勝ち馬カシアス(牡3、栗東・清水久)、デイリー杯2歳Sで2着があるカツジ(牡3、栗東・池添兼)、朝日杯6着、シンザン記念4着のファストアプローチ(牡3、美浦・藤沢和)らの上位進出もありそうだ。

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