UMAJIN.net

おしらせ

【先週のお別れ】ナリタハーデス(伯父に皐月賞2着馬)/クラウンレガーロ(2013年皐月賞であわやのシーンも)らが抹消に

[4月4日抹消]
ナリタハーデス(牡3、栗東・中尾)
通算成績
3戦1勝

2015年4月22日、北海道沙流郡日高町にある広富牧場の生まれ。凱旋門賞馬バゴを父に持つ黒鹿毛の牡馬で、母は阪神JF3着、重賞3勝の実績を誇ったオースミコスモ。伯父に1999年の皐月賞で2着(勝ち馬はテイエムオペラオー)したオースミブライト、いとこにヴィクトリアマイル連覇などGI3勝を挙げたストレイトガールらが名を連ねる良血馬だ。馬主は(株)オースミさんで、栗東の中尾秀正厩舎にて管理された。

デビューは今から僅か3カ月ほど前の話。1月21日の中京3歳新馬戦(芝1600m)でベールを脱ぎ、のちのチューリップ賞4着馬サラキアから0秒3差の2着と奮闘した。中1週で挑んだ次戦(京都芝1600m)では力が違ったか、好スタートから颯爽とした逃げを放ち、直線後続をあっさりと3馬身半突き放す圧勝劇。続く3月、阪神の500万条件戦においては、朝日杯FS4着馬(先のニュージーランドTで2着)ケイアイノーテックの2着とし、上のレベルでもやっていけそうな、なかなかの資質を漂わせた。

……が、無念、ここにきて急遽登録抹消の報。今週のアーリントンCに名乗りを挙げれば、登録数的に出走できた事は間違いなく、また、力量的にそこそこの人気を獲得していたはず。まともであれば、今後如何程の活躍を見せただろうか。ただただ残念でならない。

[4月6日抹消]
クラウンレガーロ(牡8、美浦・天間)
通算成績
20戦2勝

父グラスワンダー、母はワンモアチャッター(朝日チャレンジC)、スマートギア(中日新聞杯)のきょうだいにあたるエクストラニュースという血統。もう少し母系を紐解けば、ディープ世代のダービー2着馬インティライミや、ステイヤーズS3連覇アルバートらの名が見える一本筋通った出自となっている。北海道新冠町にある大栄牧場の生まれで、2011年の北海道セレクションセールにおいて460万円にて(株)クラウンさんが落札、美浦の天間昭一厩舎に預けられた。

2012年8月末の小倉2歳新馬戦(芝1200m)で見事初陣を飾り、続く小倉2歳Sで勝ち馬と同タイムの2着と奮戦。その次のデイリー杯2歳Sでも0秒1差2着とし(この時点で収得賞金2000万円)、早々にクラシックへの出走をほぼ確定的なものとした。その後は朝日杯FSで9着、きさらぎ賞で5着と結果は振るわなかったが、皐月賞TRの若葉Sでは11頭立ての9番人気という低評価を覆し2着と奮闘、いざ大舞台へと駒を進めるに至った。

第73回目を数えた皐月賞では、マイル同様に不利とも言われる二千の大外枠から積極的なレース運びを展開し、好位5、6頭目の外を追走。当時はとんでもない強風、かつ激流ペースで、おまけに終始前に壁を作れずじまいの形ではあったが、直線入り口では僅かながらにも単独先頭に立つ堂々たるシーンも。ただ、今思えばあまりにも相手が悪かったか、その一段後ろにいたロゴタイプやエピファネイア、コディーノといった面々にまとめて競りこまれる形となり、レコード決着から0秒9差の8着敗退となった。ただ、同じように先行集団を形成していたのちの短距離王コパノリチャード、2015年に大ブレイクしたラブリーデイらがフタ桁着順に沈んだなか、唯一1秒以内の差に踏みとどまった点は大いに評価すべきだろう。

その後は、夢舞台日本ダービー出走を遂げ(キズナから遅れること1秒5差16着)、その秋のオーロCで古馬相手にいきなり少差3着するなど力を示したものの、翌年頭より1年4カ月ほどの長期休養に入り条件クラスへと降級。それでも、復帰後に1000万条件を勝ち、準OPでも幾度となく馬券に絡む走りを見せたが、2016年11月13日の奥多摩S(8着)後に再度約1年4カ月の長期休養へ。本年3月18日の幕張Sでカムバック予定であったものの、直前の右前肢跛行で出走取消となり、結局OPクラスへの返り咲きはならず。そのまま登録抹消の運びとなっている。

4月2日~4月8日までの登録抹消は他65頭。

▽【関連リンク】
■【UMAJIN.net EVOLUTION PROJECT】「本物に触れ、本物を知る。」競馬サロンはこちら!
■[お友だち5万6000人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!
■驚異の新指数【WINDEX】土曜中山1Rで7万馬券ゲット!

おしらせ一覧

PAGE TOP