おしらせ
【今週の重賞】[皐月賞]ステルヴィオ 仇敵不在なら[アーリントンC]距離短縮は好材料 インディチャンプ[アンタレスS]砂無敗グレイトパールが復帰
■4月15日、中山競馬場で牡馬クラシック第1弾・皐月賞(GI、芝2000m)が行われる。なお朝日杯FSや弥生賞などここまで無傷の4連勝で来ていたダノンプレミアムはザ石により回避。日本ダービーに向けて再調整されるとのことだ。
ステルヴィオ(牡3、美浦・木村)は、初の中山戦だったスプリングSで大外から鋭い脚を使って快勝。ロードカナロア産駒だが道中中団で脚をじっくり溜めることができていたあたり、あと1Fはなんなくこなしそうだ。サウジアラビアRC、朝日杯FSと後塵を拝し続けた仇敵ダノンプレミアムが不在なら、1冠獲りの可能性十分。同じ父産駒アーモンドアイの桜制覇に続きたい。C.ルメール騎手が跨った先週の追い切りでは古馬1000万下をアオる豪快な動きを見せた。大きく上積んでいる。
ワグネリアン(牡3、栗東・友道)は、デビューから3連勝で東スポ杯を制覇。年明け初戦の弥生賞ではダノンプレミアムに1馬身半差の2着と完敗も、上がりは勝ち馬を凌いでいた。その前走は久々の影響でかなり気負った面があったようだが、1回使われ“ガス”は抜けただろうし、なによりダノンプレミアムが不在。勝ち負けを意識する一戦となる。先週の調教では同じく皐月賞に出走する僚馬ジュンバルロを手応えで圧倒。序盤にしっかり折り合えていたあたりも好感で、いい状態に仕上がりつつある。
タイムフライヤー(牡3、栗東・松田)は、ホープフルSで抜群の決め手を発揮し勝利した。それを思えば若葉Sの5着が案外だが、接触があり後方からとなったところでペースが落ち着いた不運も重なった。エンジンの掛かりに時間を要するタイプで東京のほうが良さそうな感はあるものの、中山芝2000mのGIを制しているのは事実。スムーズならば巻き返しがあって不思議ではない。先週は併せた相手に手応えで見劣ってしまったが、もともと稽古ではそんなに良く見せない馬。今週しっかり動ければ、力を出せる態勢となってくるだろう。
オウケンムーン(牡3、美浦・国枝)は、3連勝で前走の共同通信杯を制した。気配はいまひとつに思えたが、リズムのいい追走ぶりと追われて鋭い反応を見せ、センスの高さで勝ち切った勝利。そこから中7週をかけ、じっくり調整されたことで緩さはなくなり、グンと上昇を果たしたよう。トライアル上位組と互角の走りがあっていい。
キタノコマンドール(牡3、栗東・池江)は、デビュー2戦目の前走すみれSで抜群の折り合いから、1頭だけ別格の末脚を繰り出し快勝を収めた。強敵相手に揉まれていない点がどうかだが、底はまだ見せておらずキャリア2戦で伸びシロもたっぷり。鞍上にM.デムーロ騎手を確保していることも含め、魅力十分の存在と言っていい。中間はコースでの併せ馬で豪快な動きを連発。気配は大きく上昇している。
ほか、ホープフルSで2着、弥生賞で3着とハイレベルな戦いを続けているジャンダルム(牡3、栗東・池江)、スプリングSでステルヴィオにハナ差の2着だったエポカドーロ(牡3、栗東・藤原英)、3連勝で京成杯を制したジェネラーレウーノ(牡3、美浦・矢野)らの上位進出も十分にありそう。
■4月14日、阪神競馬場でアーリントンC(GIII、芝1600m)が行われる。
インディチャンプ(牡3、栗東・音無)が、前走毎日杯で2着にクビ差の3着。序盤に行きたがってしまい、最後の直線でもスムーズさを欠くチグハグな競馬ながらこのパフォーマンスを残せたあたり、器は相当大きそうだ。距離短縮は当然好材料で、重賞初勝利の可能性は十分。中2週となるが、中間に時計を出せている点は好感で久々の前走好走の反動はなさそう。一定の上積みは見込める。
タワーオブロンドン(牡3、美浦・藤沢和)は2歳時にききょうS、京王杯2歳Sを勝利。朝日杯FSでは2着ステルヴィオにクビ差の3着で、能力は間違いなく世代上位のものがある。前走のラストで伸びずバテずの脚色になってしまったあたり、ベストは1400mといった感もあるが、この相手関係なら首位争い可能だろう。ここを目標に早くから入念に乗り込まれており、調整過程は順調そのもの。先週はC.ルメール騎手を背に坂路で好タイムをマークした。さっそく力をフルに出してきそう。
ほか、こぶし賞でケイアイノーテックを下したパクスアメリカーナ(牡3、栗東・中内田)、きさらぎ賞3着のラセット(牡3、栗東・庄野)、阪神マイルの未勝利戦を好タイムで完勝したエアアルマス(牡3、栗東・池添学)にも勝機十分。
■4月15日、阪神競馬場でアンタレスS(GIII、ダ1800m)が行われる。
グレイトパール(牡5、栗東・中内田)は2016年秋にダートへ転向して以降、無敗の5連勝と底を見せていない。昨年5月には平安Sで2着クリソライトに4馬身差を付け重賞を初勝利。一線級への仲間入りを思わせたが、その後骨折が判明し長期休養に。今回は11カ月ぶりの復帰戦となる。仕切り直しの一戦でさっそく結果を出し、GI獲りへ弾みをつけたいところだろう。3歳馬に見劣るなど調教は見栄えがしないものの、もともと稽古駆けしないタイプ。帰厩からの再放牧などがあり一時期は順調さを欠いていたが、ここ4本連続で目一杯まで追われているのは好感で、力を出せる態勢が整ってきたようだ。
その他、決め手強烈なナムラアラシ(牡5、栗東・牧田)、前走マーチSで2着に入ったクインズサターン(牡5、栗東・野中)、ムラな面はあるが交流GIで3着など底力はあるコスモカナディアン(牡5、栗東・金成)らの上位進出もありそうだ。
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