おしらせ
【先週のお別れ】キタサンブラックと0秒1差のアノ馬/モーリスと同期のスクリーンヒーロー産駒ら
[4月11日抹消]
ジュンツバサ(牡6、栗東・森)
通算成績
6戦2勝
重賞初挑戦(僅かキャリア4戦目)となった2015年9月のセントライト記念で、勝ち馬キタサンブラックに肉薄(0秒1差3着)し菊切符を獲得した馬。ノーザンファーム生まれのステイゴールド産馬で、伯父にセントライト記念勝ちのブラックタキシードがいる血統だ。
のち歴代賞金王となるキタサンブラックが当時6番人気だったというのも驚きだが、本馬(10番人気)としても、キャリア不足否めず、かつ休み明けの状況下にありながら、道中虎視眈々と脚を溜め、直線内めの狭いとこから脚を伸ばし切るのだから大したもの。2着ミュゼエイリアン(毎日杯勝ちの実績がありながら当時9番人気)にはアタマ差(同タイム)届かなかったものの、ダービー2着のサトノラーゼン、同4着のタンタアレグリア、京成杯勝ちのベルーフらには堂々先着し、3連単61万8050円の高配当を演出した。
が、次戦・菊花賞ではキタサンブラックに1秒差の10着と完敗。その後、痛恨にも脚部不安を発症し長期戦線離脱を余儀なくされてしまった。陣営の懸命の立て直し、かつ馬の不屈の闘志により約1年1カ月後に復帰を果たす(2016年12月の500万条件戦)が、結果は1番人気13着敗退。不幸にものち再度脚部を故障しリタイア。大きく羽ばたくこと叶わず競走生活にピリオドが打たれている。
[4月13日抹消]
クライスマイル(牡7、美浦・大和田)
通算成績
16戦4勝
年度代表馬モーリス、有馬記念馬ゴールドアクターらと同期のスクリーンヒーロー産駒。叔母にGIスプリンターズSなど重賞4勝を挙げたアストンマーチャンがいる血統だ。
脚元が弱かった影響かデビューは遅く、初陣は3歳4月の中山3歳未勝利戦(ダ1800m)。既走馬相手で評価は16頭中の9番人気と低かったものの、好位追走より直線楽々と抜け出し後続に2馬身の差をつける快勝劇。返す刀で挑んだ500万条件戦も同じような型で抜け出し、あっさりと2連勝を遂げる順調な滑り出しを見せた。
ここで、陣営は果敢にも、強豪集ったGIII・レパードSへと舵を切る。評価は7番人気と、ここでも伏兵の域を出なかったが、豪州のN.ローウィラー騎手(オールエイジドSを勝ったハナズゴールの鞍上としても知られる)とコンビを組み、2着と奮闘。GI馬アジアエクスプレスには3馬身半の差をつけられる完敗だったものの、ランウェイワルツやレッドアルヴィス、アスカノロマンにノースショアビーチといった面々に先着を果たし、確かな資質を見せつけることとなった。
残念なのは、その後、2度の長期休養などで満足いく調整ままならず、大舞台への進出叶わなかったこと。それでも、馬は降級した1000万条件戦(2015年6月)を一発クリアし、準OPでもロワジャルダン、ロンドンタウン、センチュリオンらと接戦。また、昨秋、約1年のブランクから復帰し、叩かれ4走目の前走白嶺S(本年2月17日)で16頭立て11番人気V(3馬身差圧勝)を決めるなど、大いに気を吐き元値の違いを見せつけた。……が、ここにきて急遽登録抹消の報。どうやら、骨折を発症したとのことで引退の決断が下ったようだ。タラレバの話になってはしまうが、もし脚元の不安なく真っ当な競走成績を積み重ねることができたならば、路線は違えど同期2頭らに肩を並べる父の代表産駒になり得たかもしれない、そのように思わせてくれる実に惜しい素材だった。
4月9日~4月15日までの登録抹消は他86頭。
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