【豪・チャンピオンシップスデー/平松さとし現地レポ】ウィンクスが25連勝！　プレストウィックは無念の直前取り消し

　大歓声の中、真っ先にゴールに飛び込んだのはウィンクスだった。

　クイーンエリザベスS（GI、芝2000m）を制し、これでブラックキャビアと並ぶ25連勝。平地のGI勝利数は18となり、自身の持つ世界最高記録を更新した。

　「彼女はまたしても偉大なことをやってくれました。とても嬉しいです」

　歴史的名牝をまたも勝利に導いたH.ボウマン騎手は、興奮気味にそう語った。

　その後の第8レースで行われたシドニーC（GI、芝3200m）には日本のプレストウィック（牡7歳、美浦・武藤善則厩舎）が出走する予定だったが、返し馬で歩様が乱れ、取り消しとなった。

　「馬の状態は良かったし、チャンスはあるかと思っただけに残念です」

　武藤師はそう言って唇を噛んだ。なお、勝ったのはフーショットザバーマンだった。（取材:平松さとし）

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