おしらせ
【先週のお別れ】ナゾの仔オウノミチ、大器アンタラジーらが登録を抹消
[4月18日抹消]
オウノミチ(牡7、栗東・佐々木)
通算成績
38戦6勝
2011年5月18日、北海道新冠町朝日にある中地康弘牧場で生まれたナゾ(スターマン初年度産駒、中央の短距離で5勝)の第4仔で、父はオレハマッテルゼ。その名から連想されるような王道路線を歩んだ訳ではなかったが、父母同様、芝の短いところを主戦場とし、結果古馬OPクラスで活躍するまでに至った、なかなかの素質馬であった。
初陣となる2013年7月の中京2歳新馬戦(芝1400m)では、のちの桜花賞馬ハープスター相手に少差2着としたほどで、その後脚部不安等により未勝利脱出の機を逃したものの、転籍した地方笠松で3勝を上乗せし中央復帰。5歳シーズンとなった2016年には、2月の小倉開催で巌流島特別&周防灘特別を連勝したほか、その夏場に飛び級でOPの福島バーデンバーデンCを制覇するなどして存在感を示した。馬自身の成長はここらがピークだったようで、返す刀で挑んだGIII北九州記念においては、初重賞挑戦ながら勝ち馬バクシンテイオー、2着ベルカントに次ぐ3着と奮闘。また、本年1月の淀短距離Sにて鞍上太宰啓介騎手の記念すべきJRA通算1万回騎乗(史上33人目)のパートナーとなった。
なお、2018年4月15日の京葉S(14着)を最後に登録を抹消したが、どうやら此度地方へ再度転籍し現役を続行する見込み。成績次第では、またどこかの機会にこの馬の名を目にすることも十分にあり得るだろう。
[4月22日抹消]
アンタラジー(牡6、美浦・萩原清)
通算成績
11戦4勝
ディープインパクトを父に持つ黒鹿毛の牡馬。母プリティカリーナは米国2勝止まりも、シーキングザゴールド直仔にあたり、その叔父には2006年のエクリプス賞最優秀3歳牡馬に輝いたバーナーディニ(プリークネスSなどGI3勝)らがいる良血統だ。2012年のセレクトセールにて1億1000万円で池谷誠一さんが落札、のち美浦の萩原清厩舎に預けられた。
デビューは2014年10月25日の東京2歳新馬戦(芝1800m)。スタート後手、かつ道中力み通しのなか、直線上がり最速33秒4の切れ味を駆使し、のちのGI2勝馬サトノクラウンから少差2着と奮闘するや、自身3戦目(2015年4月26日)においては、直線後方大外から、まさに矢のような伸び脚で他馬をごぼう抜きにし、東京芝マイル1分33秒8の走破タイム(この時期の未勝利戦タイムでは極めて優秀)で優勝した。次戦はスタート直後の落馬で競走中止となってしまったが、ひと息入れた秋口より500万→1000万→1600万と怒涛の3連勝。再度休養を挟んで挑んだ2016年6月の多摩川Sにおいてもヤングマンパワー、ベルキャニオンといった強豪どころと接戦の3着とし、以降の飛躍を大いに感じさせた。
……が、不運にも脚部の不安を発症し長期の休養へ。
2017年4月の心斎橋Sで約10カ月ぶりの復帰を果たすも、17頭立て17着と完敗。次戦同年5月のフリーウェイSでもレース中の鼻出血の影響等により18頭立て14着と大敗を喫してしまった。復調に手間取っていたにせよ、あまりの変貌ぶりで、陣営は立て直しを選択。8カ月の休養を経て、本年2月の節分Sでカムバックしたが、ここでも舌を出血し、16頭立て16着と敗退。慢性的な鼻出血等が考慮され、ここで無念にもピリオドを打たれることとなった。
まともであれば、タイトルのひとつふたつは優に獲れていたのでは、と思わせてくれるだけのパフォーマンスを示した馬だけに残念無念のひと言だが、幸いにも今後は乗馬として第二の馬生を歩めるとのこと。新天地での活躍を大いに期待したいところだ。
4月16日~4月22日までの登録抹消は他86頭。
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