おしらせ
【今週の重賞】[天皇賞・春] シュヴァルグラン 良化気配感じられる[青葉賞]ダノンマジェスティ 一定の上積みあり
■4月29日、京都競馬場で天皇賞・春(GI、芝3200m)が行われる。
シュヴァルグラン(牡6、栗東・友道)は、昨年このレースでサトノダイヤモンドに先着しての2着。秋にはジャパンCで正攻法から抜け出しGI馬となり、有馬記念では直線での不利があったが2着にハナ差の3着を確保した。キタサンブラックがターフを去った現在、現役トップの底力の持ち主と言っていいだろう。今期初戦の大阪杯が13着と案外な結果に終わったが、攻めでの動きはいまひとつで本調子になかったようだし、久々の2000m戦も厳しかったか。叩き2戦目、距離延長の今回は大きく変わってきていい。先週はウッドコースでの3頭併せ。準オープン馬には遅れてしまったが、反応そのものは悪くなかった。良化気配は感じられ、今週しっかり動ければ力を出してきそうだ。
クリンチャー(牡4、栗東・宮本)は、昨年の菊花賞で2着。今期初戦の京都記念ではレイデオロ、アルアインらGI馬を撃破し、重賞初制覇を成し遂げた。前走阪神大賞典は道中折り合いを欠く場面があったが、それでも3着。スタミナは抜群で舞台設定も申し分ない。“強い4歳世代”の主将格として力を見せたいところだろう。先週のウッドコース追いでは終いにしっかり追われ、いい伸びを披露。引き続き好調だ。なお、当初手綱を取る予定だった武豊騎手は騎乗停止処分を課せられており、現在鞍上未定となっている。
レインボーライン(牡5、栗東・浅見)は、前走の阪神大賞典で快勝し、2年ぶりの美酒を味わった。3歳秋、前半5Fが59秒9と淀みのない流れだった菊花賞で2着、超のつく不良馬場で行われた昨年の天皇賞・秋で3着に入るなど消耗戦での渋太さでは現役でトップクラスだろう。昨年は高速馬場で持ち味を出せず12着に沈んだが、時計が掛かる馬場コンディションなら大きく浮上していい。前走でボリュームアップした姿を見せたように、成長度合いも感じられる。この厩舎のパターンで4月22日の日曜追いが本追い切り。500万条件馬に手応えで見劣るなどいささか見栄えはしないが、力強く脚を伸ばせておりこの馬なりには順調と見ていい。
ガンコ(牡5、栗東・松元)は今年1月、格上挑戦でハンデ52キロだった日経新春杯で3着に入ると、準オープンでの順当勝ちを挟んで、前走別定戦の日経杯で重賞を初制覇した。それまで直線平坦のコースで強いイメージがあったが、自身初の関東遠征でもあった中山重賞を制したあたり、いままさに充実一途といった感がある。この勢い、そして京都が舞台なら初のGI挑戦でも通用の可能性十分。中間は在厩で丹念にケアされており、先週は藤岡佑騎手を背に坂路で鋭い脚を披露した。まとまった休みを取らず走っているが、デキ落ちは感じられない。
アルバート(牡7、美浦・堀)は、ステイヤーズSを3連覇するなど3000m以上の重賞で4勝。天皇賞・春は過去2年参戦して6着、5着と勝ち負けに絡めていないが、消耗戦となり究極のスタミナ勝負となるようなら浮上してくるシーンがあっていい。前走時ある程度仕上がっていたが、先週は実戦ばりの3頭併せで豪快な動きを見せるなどこの中間の攻めは意欲的。上積み顕著だ。
ほか、前走の阪神大賞典で2着だったサトノクロニクル(牡4、栗東・池江)、2015年に3着、2016年に2着に入った古豪カレンミロティック(セ10、栗東・平田)らの上位進出も十分にありそう。
■4月28日、東京競馬場で2着までに優先出走権が与えられる日本ダービートライアル・青葉賞(GII、芝2400m)が行われる。
ダノンマジェスティ(牡3、栗東・音無)は、昨年の皐月賞馬アルアインの全弟にあたる。デビュー2戦目のきさらぎ賞では外に大きく膨れて人気を裏切ってしまったが、立て直されて挑んだ前走の大寒桜賞を勝利。見た目は4頭横一線から抜け出した辛勝ながら、ひと息入れたことで道中力んでいたことを考えれば、着差以上の強さは感じられた。左回りのほうが走りやすそうで、ここは首位争い必至。先週は栗東へ駆け付けた内田騎手を背に坂路で併せ馬を行った。遅れ入線に終わったものの、渋った馬場に脚を取られたようで懸念視は不要だろう。負荷がしっかり掛かっている点は評価でき、一定の上積みはありそうだ。
オブセッション(牡3、美浦・藤沢和)は、重馬場の新馬戦で快勝を収めると続く2戦目のシクラメン賞ではレコード更新の走りで圧勝。パワー勝負、スピード勝負どちらにも対応し、デビュー2戦目での関西遠征でしっかり力を出したあたりも含め大物感たっぷりの存在だ。弥生賞は4角で待機所目掛け外へ大きく逃避する若さを見せてしまい7着に終わったが、広くて走りやすい東京コースなら違ってくるだろう。調整は順調。先週は同じレースに出走するゴーフォザサミット(牡3、美浦・藤沢和)、フラットレーと同期の素質馬と3頭併せを行い抜群の手応えで併入した。気配は申し分ない。
ほか、デビュー2戦目の共同通信杯で2着に入ったサトノソルタス(牡3、美浦・堀)、阪神芝2400mの500万特別・アザレア賞を快勝したスーパーフェザー(牡3、栗東・友道)、重賞戦線で揉まれている経験が強みのカフジバンガード(牡3、栗東・松元)にも勝機十分。
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