おしらせ
【今週の重賞】[NHKマイルC]タワーオブロンドン 長足の進歩[京都新聞杯]グローリーヴェイズ 古馬オープンを圧倒[新潟大賞典]トリオンフ GI後も疲れなし
■5月6日、東京競馬場でNHKマイルC(GI、芝1600m)が行われる。
タワーオブロンドン(牡3、美浦・藤沢和)は、昨年の朝日杯FSで2着にクビ差の3着。今期初戦、4カ月ぶりだったアーリントンCでは勝負どころで進路が狭くなるシーンがありながら、態勢を立て直すと豪快な末脚で差し切り勝ちを収めた。伸びずバテずという感があった朝日杯からは長足の進歩が感じられ、堂々の主役としてGI獲りに臨む。東京では京王杯SCを楽に勝っており、舞台設定もいい。前走時にある程度仕上がっていたため大幅な上積みこそ強調できないが、中間は順調に坂路で時計を出している。好調維持。
カツジ(牡3、栗東・池添兼)は、前走のニュージーランドTで重賞初制覇。それまでの先行策とは違い、腹を括って後方で脚を溜めると一気の末脚で好位勢を差し切ってみせた。松山騎手の好判断が光った感があり、同騎手が引き続き騎乗なのは好材料。前走で見せた決め手は東京戦では大きな武器で、首位争いの資格十分だ。前走で大幅に体を減らしていたが、中間もしっかり負荷を掛けられており、以前が太かったということか。ひと息入っていた前走から、着実に上昇している。
ケイアイノーテック(牡3、栗東・平田)は、朝日杯FSでタワーオブロンドンにハナ差の4着。前走のニュージーランドTは外枠、輸送減り、出負けと厳しい材料が揃ったレースだったがカツジにアタマ差の2着と健闘した。能力は上記2頭に見劣らない。安定して力を出せるタイプで、初の東京でも問題なくこなせるだろう。休みなく走っており、前走で体を減らしたこともあって中間は流した程度の追い切り1本。重苦しさはなく、四肢を大きく伸ばして駆け抜けていた。上積みこそ強調しづらいが、この馬なりに好調だろう。
パクスアメリカーナ(牡3、栗東・中内田)は、ヴィクトリアマイルや東京新聞杯などを勝ったホエールキャプチャの全弟。血統背景は申し分ない。2月の500万特別ではケイアイノーテックを撃破し、前走アーリントンCではタワーオブロンドンに半馬身差2着と戦歴も濃厚。初の関東遠征を問題なくクリアすれば、勝ち負けに絡んでいい。中間は終いだけ重点ながら併せ馬2本を消化できており、上積みはかなりありそうだ。
ほか、前走のニュージーランドTで3着と立ち直りを見せたデルタバローズ(牡3、美浦・堀)、毎日杯でいい脚を使って2着に入ったギベオン(牡3、栗東・藤原英)、新潟2歳Sを勝利しファルコンSでは3着と左回りコースでの好走があるフロンティア(牡3、栗東・中内田)らの上位進出も十分にありそう。
■5月5日、京都競馬場で京都新聞杯(GII、芝2200m)が行われる。
グローリーヴェイズ(牡3、美浦・尾関)は、前走のきさらぎ賞で2着。ゲートで後手を踏み後方からとなったものの、徐々にポジションを上げると、終いもよく伸びて勝ち馬にハナ差まで迫った内容から、能力の高さが窺える。京都遠征は経験済みだし、レースセンスから距離延長にも対応できるだろう。好勝負必至。先週は古馬オープンをアオる豪快な動きを披露した。ひと息入っているが、さっそく力を出せそうな雰囲気にある。
ケイティクレバー(牡3、栗東・安田翔)は、京都2歳Sで3着、若駒Sでは鮮やかな逃げ切り勝ちと、直線平坦な京都なら先行押し切りの形から崩れない。皐月賞は凡走に終わったものの、舞台が京都に替われば大きく浮上していい。GIを走った後だが、先週のウッドコース追いで終いにしっかり伸びており好調は維持。
ほか、休み明けの前走500万特別を好タイムで勝利したフランツ(牡3、栗東・音無)、ホープフルSでの3着がある良血馬ステイフーリッシュ(牡3、栗東・矢作)、スプリングSでは出遅れながら5着に入ったレノヴァール(牡3、栗東・高野)らにも勝機がありそうで混戦模様だ。
■5月6日、新潟競馬場で新潟大賞典(GIII、芝2000m)が行われる。
トリオンフ(セ4、栗東・須貝)は、昇級初戦だった2走前の小倉大賞典で正攻法から快勝を収めた。前走の大阪杯は8着に終わっているがスタート後手が祟って道中動いていく不本意な競馬だったし、そもそもGIは初挑戦。大崩れしなかったことは評価できる。相手関係が楽になり、走りやすい平坦コースなら重賞2勝目の可能性十分だろう。GIを走った疲れはなかったようで、中間は厩舎で入念に鍛錬。先週は坂路自己ベストタイの4F51秒1(一杯)をマークした。高いレベルで安定している。
昨年春は弥生賞で2着、日本ダービーで4着と先行力を武器に存在感を示したのがマイスタイル(牡4、栗東・昆)だ。長期休養明けの前走福島民報杯では、クビ差の2着と順調な滑り出し。叩き2走目の上積みを考えれば、ここも上位争いに加わってきていい。先週は1000万条件馬をアオる動きを見せており、気配は申し分ない。
ほか、海外遠征帰りで調整面がどうかも実績は十分のステファノス(牡7、栗東・藤原英)、小倉大賞典ではトリオンフより2.5キロ重い斤量ながら3着に入ったスズカデヴィアス(牡7、栗東・橋田)、前走の準オープン戦で正攻法から危なげない勝ちっぷりを見せたナイトオブナイツ(牡5、栗東・池添兼)にもチャンス十分。
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