【今週の3歳戦注目レース・スイートピーS】ミュージアムヒル　折り合いに不安なし

4月29日、東京競馬場で1着馬に優先出走権が与えられるオークストライアル・スイートピーS（OP、芝1800m）が行われる。

ミュージアムヒル（牝3、美浦・古賀慎）は、500万条件で3戦連続2着と歯がゆい時期もあったが勝たれたのがマウレアやレッドレグナントなど相手が悪かったという側面も。前走では素質馬アドマイヤアルバを問題なく下しており、オープンでも勝ち負けを意識できる存在だ。折り合いに不安がないのは好材料で、初の1800m戦もなんなくこなしそう。短期放牧からの帰厩後は意欲的に追われおり、気配面も上々だ。

ゴージャスランチ（牝3、美浦・鹿戸）は、前走の忘れな草賞が2カ月ぶりの一戦。輸送競馬は中京新馬戦で経験済みだったとは言え、初の阪神コースで昇級初戦を迎えるとあって厳しい戦いも予想されたが、直線では猛然と追い込み勝ち馬に0秒1差の3着に入った。能力は高い。前走好走の反動はなかったようで、この中間の攻めは順調。未勝利戦を快勝した東京が舞台なら、首位争いに絡んできていい。

ロフティフレーズ（牝3、美浦・上原）は、立て直された前走でいい決め手を発揮し、ハナ差の2着。後方でリズム良く追走できていたあたり、あと1Fの延長は問題なさそう。直線が長い東京コースに替わるのは好材料で、上位進出の可能性十分。前走時で438キロと華奢なタイプだが、中間に併せ馬を2本消化できている。馬体面に不安がなさそうなのも好感が持てる。

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