【地方競馬トピックス その2】3日園田で兵庫CS　テーオーエナジーVSビッグスモーキー一騎打ちか

■5月3日、園田競馬場で交流重賞・兵庫CS（JpnII、ダ1870m）が開催される。本競走はJRA所属馬5頭、地方所属馬6頭が出走予定だ。発走は15時55分。

テーオーエナジー（牡3、栗東・平田）は、ここまで4戦、中央ダート1800mばかりを使われ2勝2着1回3着1回の安定した成績。一線級との対戦はないものの、前走の阪神500万下では、余裕綽々の手応えで後続を5馬身突き放す圧勝劇を演じており、良馬場1分52秒5の走破タイムもかなりの高水準。まだまだ奥がありそうで、ポテンシャルの高さは相当なものと考えていい。なお、この中間は1カ月半ほど間隔があいたが、念入りに坂路で乗り込まれており、こと先月末の最終追いでは4F50秒5、終い1F12秒4（一杯）を叩き出すほど。何ら不安ない状態で本番を迎えられそうだ。決して楽な戦いにはならないだろうが、仮に初となる地方の砂が自身にうまく噛み合うようであれば、圧倒まであっていいかもしれない。

交流重賞3勝ワイルドフラッパーの半弟にあたるのがビッグスモーキー（牡3、栗東・清水久）。2歳時のもちの木賞（京都ダ1800m）レコード勝ちもさることながら、2走前の初芝すみれSで、のちの皐月賞5着馬キタノコマンドールと少差の実績あり。やや反応に遅い面があるぶん、コーナー6つとなる小回りコースへの対応がカギになるが、純粋な脚力という点ではメンバー屈指の存在と言って差し支えないだろう。道中前々でソツなく運び、早めスパートの形がとれるようならタイトル奪取も十分にあり得るはずだ。

今回に関しては、正直上記2頭が抜けている印象だが、前走・昇竜Sを制したメイショウヒサカタ（牝3、栗東・浅見）、伏竜Sで7着も500万勝ちがまずまずの内容だったキャベンディッシュ（牡3、美浦・小桧山）あたりにも、流れがうまく向けば食い込むチャンスはあるはず。一方、地方勢にはこれといった存在がおらず、勝ち負けという点では少々厳しいか。地元のアゼツライト（牡3、兵庫・雑賀伸）が地の利を活かしてどこまで、といったところだろう。

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