【香港マイル】“香港の顔”ゴールデンシックスティ3連覇なるか

12月11日、香港・シャティン競馬場で香港マイル（GI、芝1600m）が開催される。発走時刻は日本時間の17時00分。

なんと言っても今年の注目は地元の英雄・ゴールデンシックスティ（セ7、香・K.ルイ）。今年1月の香港スチュワーズCで約2年半ぶりの敗戦を喫すと、続く2月の香港ゴールドCでも3着に敗戦。ついに実力に陰りが見えたかとも思われたが、そこはさすがの絶対王者。きっちり立て直して4月のGII・チェアマンズトロフィーをモノにすると、GI・チャンピオンズマイル、GII・ジョッキークラブマイルと続けざまに勝利した。当然目指すは香港マイル3連覇の偉業。地元のスターホースがグッドババ以来史上2頭目となる快挙に挑む。

（12月10日　17時25分追記　サリオスは左前脚ハ行のため出走取消が発表されました）

■2021年　香港マイル（GI）


対する日本勢は3頭が出走。シュネルマイスター（牡4、美浦・手塚）は昨年のNHKマイルC勝ち馬。この秋はスプリンターズSを叩いてマイルCSに挑戦したが結果は5着。鞍上いわく「柔らかい馬場を気にしていた」ということで、降雨の影響は少ながらずあったようだ。馬場が乾くようなら当然巻き返しに期待できる実力馬。海の向こうで久々の白星を掴みたい。

サリオス（牡5、美浦・堀）は昨年のこのレース3着馬。今秋は毎日王冠をレコードで勝利し、2年ぶりの勝ち星を手にした。前走のマイルCSでは14着と崩れたが、古馬になってから結果を残せていない阪神コースが舞台だったことを考えれば度外視も可能。引き続きのコンビとなる世界の名手・R.ムーアを背に、引退の花道を飾れるか。

（12月10日　17時25分追記　サリオスは左前脚ハ行のため出走取消が発表されました）

ダノンスコーピオン（牡3、栗東・安田隆）は今年のNHKマイルC勝ち馬。香港スプリント連覇のロードカナロアを父に持ち、所属も父と同じ安田隆厩舎。厩舎は香港遠征のノウハウを熟知しており、調整面に不安はないだろう。相手はさらに強くなるが、若さを武器に父に続いての香港GI制覇を狙う。

この他にも前走のジョッキークラブマイルでゴールデンシックスティを押さえて1番人気に支持された（※結果は2着）、地元・香港の昇り龍カリフォルニアスパングル（セ4、香・A.クルーズ）、1月の香港スチュワーズCでゴールデンシックスティを下した実力馬ワイクク（セ7、香・J.サイズ）、昨年の香港マイル2着馬モアザンディス（セ6、香・C.シャム）なども上位進出のチャンスをうかがう。

（Text:Hiraishi）

☆香港国際競走の展望は以下のリンクから！
・【香港ヴァーズ】グローリーヴェイズが連覇を目指してラストランに臨む（UMAJINニュース　22/12/08）
・【香港スプリント】香港馬の“庭”にジャンダルム、ナランフレグらが挑戦（UMAJINニュース　22/12/08）
・【香港マイル】“香港の顔”ゴールデンシックスティ3連覇なるか（UMAJINニュース　22/12/08）
・【香港カップ】パンサラッサを筆頭に豪華5頭の日本馬が香港制圧へ（UMAJINニュース　22/12/08）

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