UMAJIN.net

おしらせ

【今週の重賞】[中日新聞杯]コース巧者・マテンロウレオや大器の予感・プログノーシスに注目

■12月10日、中京競馬場で第58回・中日新聞杯(GIII、芝2000m)が行なわれる。

マテンロウレオ(牡3、栗東・昆)は2つ目のタイトルを狙う。新馬戦を勝ち上がると果敢にGIホープフルSに挑み6着に健闘。続くきさらぎ賞では激しい追い比べを制して早くも重賞初勝利を果たした。春の二冠は大敗したものの、約半年の休み明けだった前走のアンドロメダSは快勝。ハンデ戦とはいえ初の古馬戦をそれまでになかった先行策で勝ち切ったことは大きな収穫だった。中京芝2000mはきさらぎ賞と同じ舞台で相性のいいコース。全3勝がすべて4番枠以内と内枠巧者のようなので、ここも内枠を引ければ好勝負は可能だ。

器の大きさを感じさせるのがプログノーシス(牡4、栗東・中内田)。父はディープインパクトで、半姉に英GI勝ち馬がいる超良血馬。既走馬相手の未勝利戦でデビュー勝ちすると、2戦目の毎日杯は3着に好走。そこは後のダービー馬・シャフリヤールが日本レコードタイで優勝した超ハイレベル戦だった。その後は休みを挟みつつ条件戦を3連勝しOP入り。前走・カシオペアSは勝ち馬にうまく逃げ切られたものの、2着はしっかり確保。毎日杯以外はすべて上がり最速をマークしており、まだ底はまったく見せていない。ここは試金石となるが、毎日杯の走りと血統背景から通用する力は十分あるだろう。

格的に最上位に位置するのはキラーアビリティ(牡3、栗東・斉藤崇)だ。2戦目の小倉未勝利をレコード勝ちすると、2走後のホープフルSを制してGIホースの仲間入り。3歳春は体調が整わず、それでもダービーでは6着に善戦した。秋の復帰戦・アルゼンチン共和国杯は8着に敗れたものの勝ち馬からは0秒5差。もともと休み明けは走らないタイプだし、距離も長かったようで、そこまで気にする必要はなさそう。今走の2000mはレコードを記録した距離でベストのはず。叩かれての上積みも見込めて、巻き返しに期待できる。

高齢馬ながらギベオン(牡7、栗東・藤原)のコース適性の高さは侮れない。4年前の当レースを勝ち、その後2年以上勝ち星から遠ざかるも、昨年の金鯱賞を最低人気でV。今年も金鯱賞5着、鳴尾記念4着と、中京芝2000mではつねにいい走りを見せてくれる。また3歳時にはGI・NHKマイルCで2着に好走しており、ポテンシャル自体も高いものがある。7歳馬の5カ月ぶりがどうかも、1週前のCWでは好時計を出しており、調整はすこぶる順調な様子。展開が向けば一発大駆けも。

ほかにも、中京開催の京都新聞杯をコースレコードで勝ったアスクワイルドモア(牡3、栗東・藤原)、馬場が悪化すれば浮上しそうな函館記念優勝馬・ハヤヤッコ(牡6、美浦・国枝)、重賞未勝利ながら秋華賞3着など地力は高いものがあるソフトフルート(牝5、栗東・斉藤崇)、プリンシパルSを制しダービーでも9着に善戦したバジオウ(牡4、美浦・田中博)など、個性的な伏兵も多数参戦。昨年は236万馬券が飛び出したように荒れるハンデ戦だけに、下位人気まで目を光らせる必要がありそうだ。

(Text:Hattori)

▽【関連リンク】
■【先週の結果】“相馬眼の鬼”「アシタカ」氏 ☆◎△で「チャンピオンズC」万馬券的中!

■【Weekly POG2022⇒2023】先週の結果を公開中!

■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ

おしらせ一覧

PAGE TOP