おしらせ
【先週のお別れ】牝重賞常連クインズミラーグロ/近親キタサンブラックの個性派らが抹消に
[5月18日抹消]
クインズミラーグロ(牝6、栗東・野中)
通算成績
32戦5勝
父にマンハッタンカフェを持つ黒鹿毛の牝馬で、母は5戦無敗で現役を終えた米国産のジャストトゥートゥー。母系を遡れば2004年のJRA賞年度代表馬ゼンノロブロイの名を見ることができる。
馬は2014年8月に美浦の和田正道厩舎よりデビュー。勝ち上がりまでに約7カ月、キャリア6戦の時間を要しクラシックへの進出はならなかったが、2015年8月の村上特別を1着同着とすると、返す刀で挑んだ紫苑Sでテンダリーヴォイスやアースライズ、ノットフォーマルといった実力馬を下し秋華賞切符を掴み取った。その後は秋華賞9着、のちの重賞戦線でも結果が出ず、4歳シーズンとなる2016年夏場に条件クラスへ降級となったものの、同年10月の山中湖特別、年末のカウントダウンS(10番人気)で勝利をモノにしオープンへと返り咲くことに。
すると、ここより馬が躍動。
2017年1月の愛知杯で6番人気3着したのを皮切りに、3月中山牝馬S7番人気3着、4月福島牝馬S1番人気3着、6月マーメイドS2番人気2着、7月クイーンS8番人気3着と、立て続けに好走。牝馬重賞戦線になくてはならないバイプレイヤー的存在として活躍した。また、本年2月の小倉大賞典においては16頭立て15番人気の低評価を覆し2着(勝ち馬トリオンフ)大激走。その10日後に引退予定であった和田道師へ向けての惜別のパフォーマンスとなった。
なお、先日のGIヴィクトリアマイル18着を最後に中央登録を抹消。総獲得賞金は1億5736万9000円。結果ノンタイトルに終わりはしたが、オーナーである(株)クイーンズ・ランチさん所有馬のなかではいちばんの出世頭(2018年5月23日現在)にまで昇りつめている。
[5月19日抹消]
コスモパルダ(牡9、美浦・中野)
通算成績
43戦5勝
2009年3月27日、北海道新冠町にあるビッグレッドファームで生まれたロージズインメイ産駒の牡馬で、母はSS直仔にしてオークス4着のオトメノイノリ。伯母にあたるオトメゴコロの孫には2016年&2017年JRA賞年度代表馬、および歴代賞金王となったキタサンブラックという一本筋通った血統構成となっている。
通算成績は43戦5勝。平地重賞への出走歴はなし。ただ、その戦績を紐解いてみると、なかなかどうして興味深い。
端的に言えば、金になった馬(馬券的に)。
2011年7月の2歳新馬戦を17頭立て11番人気の身で逃げ切りV。単勝3430円、3連単52万5030円の波乱を演出すると、キャリア7戦目にあたる2012年3月の中山500万下では16頭立て13番人気3着、その年末の中京500万下でも16頭立て10番人気2着と奮闘した。また、2013年7月の川崎交流競走ルビースター賞では7番人気2着と食い込み、10番人気1着馬、12番人気3着馬との3連単組み合わせで174万5510円の高配当を記録することに。
なお、7歳シーズンとなった2016年2月に初入障したが、そこでもいきなり14頭立て10番人気(10カ月ぶり体重30キロ増)で1着となり、3番人気2着馬、14番人気3着馬との組み合わせで3連単243万6170円を記録。同年7月の障害オープンも6番人気の低評価を覆して勝利をおさめるなど、穴党ファンにとっては目が離せない貴重な存在であった。中央所属ラストランは4月28日の新潟障害オープンで7着。
5月14日~5月20日までの登録抹消は他118頭。
▽【関連リンク】
■【UMAJIN.net EVOLUTION PROJECT】「本物に触れ、本物を知る。」競馬サロンはこちら!
■[お友だち5万7000人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!
■日本ダービー全出走馬総合数値は金曜昼過ぎ公開予定!驚異の新指数【WINDEX】