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【今週の重賞】[日本ダービー]ダノンプレミアム 順調に上昇[目黒記念]力をつけているチェスナットコート[葵S]アサクサゲンキ 初代王者狙う

■5月27日、東京競馬場で3歳世代の頂点を決する日本ダービー(GI、芝2400m)が行われる。

ダノンプレミアム(牡3、栗東・中内田)は、デビューから3連勝で2歳王者となり、弥生賞快勝で無傷の4連勝を達成。スッと好位に取り付いて流れに乗れる高いセンス、そして目一杯まで追わずとも豪快な脚を繰り出せる脚力を兼ね備えており世代内で突出した才能の持ち主なのは間違いない。挫石のため皐月賞は無念にも回避となったが、幸い軽度だったようで4月29日には坂路で追い切りを再開。以来順調に状態を上げており、先週はウッドコース追いではお釣りを残して6F79秒0という速い時計をマークした。これが実質の最終追いで、既に申し分のない状態に仕上がっている。今週は確認程度の内容で大丈夫だろう。

エポカドーロ(牡3、栗東・藤原英)は、スプリングSがハナ差の2着。皐月賞は離れた4番手でスムーズに追走と展開に恵まれた面は否定できないが、早めに動いて先行3頭を追い詰め、坂上からもう1段ギアを上げての豪快な勝利で脚力、レースセンスはGIを勝つにふさわしいものがあったのは確か。道中の落ち着いたレース運びから、この距離でも問題なくこなせそうで2冠達成のシーンは十分に考えられる。先週は準オープン馬を10馬身近く先に行かせ、豪快な脚裁きから併入に持ち込んだ。高いレベルで安定している。

ブラストワンピース(牡3、美浦・大竹)は、新馬戦、ゆりかもめ賞、そして前走の毎日杯とここまで無傷の3連勝だ。前走の毎日杯で2馬身差の2着に破ったギベオンが次走のNHKマイルCでクビ差の2着と健闘しており、ブラストワンピースの力量も相応に評価していいだろう。東京芝2400mのゆりかもめ賞を圧勝していることもあり、GI初挑戦となるが勝ち負けに絡む走りは可能なはず。久々も苦にしない馬で皐月賞をパスし、ダービー一本に絞った調整過程にも好感が持てる。先週は3頭併せできっちり先着。手応えで見劣っており、雄大な体をやや持て余している印象はあるが、ここでハードな内容を消化したことにより一気に良化してきそうだ。

ワグネリアン(牡3、栗東・友道)は、前走皐月賞で1番人気の支持。弥生賞で完敗を喫した仇敵ダノンプレミアムが不在なら……との期待を背負ったが、直線での反応はいまひとつで7着と人気を裏切ってしまった。いささか不可解な凡走だったが開催最終週で荒れており、そして稍重という発表以上に水分を含んだ中山の馬場に切れ味を削がれてしまったか。先週オークスの勝ち時計がレースレコードにコンマ2秒差で、現在の東京馬場は好コンディションのよう。2歳時に東スポ杯を快勝した舞台でもあり、巻き返してきて不思議はない。先週は栗東ウッドで序盤から速いラップを刻むハードな併せ馬を消化し、6F77秒4という破格の時計をマーク。状態は万全だ。

キタノコマンドール(牡3、栗東・池江)は、デビュー2戦目のすみれSを余力十分に快勝。3番人気に推された皐月賞は5着に終わったが、後方から外を回らされながらメンバー最速タイの脚を繰り出し3着馬にはクビ+ハナ差と、大器の片鱗は見せている。全姉はジャパンCで2着に入ったデニムアンドルビー。跳びの大きい走りでもあり、もとより“ダービー向き”と評されてきた。ここで大きく浮上してくる可能性は十分にありそう。ダービー2勝のM.デムーロ騎手が引き続き鞍上を務めるのも心強い。先週はペルシアンナイトらを相手に意欲的な併せ馬を消化。しっかり負荷を掛けられいい伸びを見せた。ひと息入れて臨んでいた前走から、グンと良くなっている印象だ。

ほか、青葉賞を制したゴーフォザサミット(牡3、美浦・藤沢和)、京都新聞杯を制したステイフーリッシュ(牡3、栗東・矢作)、皐月賞で2着だったサンリヴァル(牡3、栗東・藤岡)、昨年のダービージョッキー・C.ルメール騎手が手綱を握る皐月賞4着馬ステルヴィオ(牡3、美浦・木村)らも上位進出を狙う。

■5月27日、東京競馬場で目黒記念(GII、芝2500m)が行われる。

チェスナットコート(牡4、栗東・矢作)は、GI初挑戦となった天皇賞・春で優勝馬レインボーラインから0秒3差5着と奮闘。最後の最後で苦しくなってモタれはしたが、重賞キャリアの浅い点、かつ斤量58キロを克服し、一瞬は勝つかの脚色を見せるのだから大したものだ。着実に力をつけていることは間違いなく、またこの中間は順調そのもの。前走の健闘を考えればハンデ56キロは恵まれた感があるし、今の勢いをもってすれば一気のタイトル奪取も決して不可能ではないだろう。なお、秋には豪州遠征(メルボルンC参戦予定)を控える身。大願成就へのいい足掛かりとしたいところ。

一歩抜きん出た長距離実績を誇るのがフェイムゲーム(セ8、美浦・宗像)。両前球節部の不安によりドバイ遠征を見送りはしたが、中間の坂路・コース交えた念入りな調整を見るに、体調面の懸念は皆無。本年2月以来の実戦とはいえ、まず走れる態勢にあると見ていいだろう。その前走ダイヤモンドSをトップハンデ58.5キロで楽勝したように、まだまだ衰えとは縁遠いようで、今回最重量となる59キロとてそこまで苦にはなるまい。速いペースでスタミナも問われる展開となれば、そもそもの地力が違うはず。まともであれば、連覇および重賞7勝目の可能性十分だろう。

ロードヴァンドール(牡5、栗東・昆)は、前走日経賞で0秒2差4着。これまでの逃げ一辺倒という型から脱却し、出入りの激しい競馬に動じず好位から結果を残せたことは評価すべきだろう。この中間は坂路主体で念入りに乗り込まれており、今月2日、9日には目一杯に追われ、ともに4F51秒台、終い1F12秒9を計時。16日のウッド追いではパートナーに悠々先着を果たし、6F77秒7、4F49秒4、1F12秒4の颯爽とした動きを披露した。体調・デキは現段階でもほぼ万全と言える域。すんなり好位で行けるようなら怖い存在になる。

ほか、日経新春杯勝ち後、ここ一本に狙いを定めて調整してきたパフォーマプロミス(牡6、栗東・藤原英)、骨折明け8カ月半ぶりを1度使われ、上昇顕著のゼーヴィント(牡5、美浦・木村)、地力・経験値の高さは屈指の存在サウンズオブアース(牡7、栗東・藤岡)、昨年の菊花賞3着馬ポポカテペトル(牡4、栗東・友道)などにもチャンスは十分。ダービーウィークを締め括るに相応しい、実力伯仲大混戦のひと鞍となりそうだ。

■5月26日、京都競馬場で葵S(新設重賞、芝1200m)が行われる。

アサクサゲンキ(牡3、栗東・音無)は、メンバー唯一の重賞(小倉2歳S)勝ち馬。タワーオブロンドンやミスターメロディらとも遜色ない走りができる力量の持ち主で、格としては一枚上の存在といえる。ヤンチャな気性で、現状距離の融通は利かないものの、京都平坦1200mであれば持ち前のスピードを存分に活かせるだろう。V最右翼は譲れないところ。

アンフィトリテ(牝3、美浦・宗像)は、ここまで無傷の3連勝。派手な印象こそないが、実に勝負強く、中団前々よりピリッとした脚を使える強みがある。相手は強化されるが、叩かれ2戦目で、体調には大幅な上積みが見込めそう。ノリに乗る鞍上C.ルメール騎手の手腕も合わせ考えれば、V4でのタイトル奪取も十分にあるのではないか。

タイセイプライド(牡3、栗東・西村)は、ダリア賞&クリスマスローズSのオープン2勝。ビュンビュン行けるスピードを活かし、早い時期から活躍している点では姉フクノドリームと同様だが、控えても良い脚を使えるのがこの馬のストロングポイントだ。前回のファルコンSの内容を見るに距離短縮は大歓迎、叩き2戦目で動きに軽快さが加わるようだと、怖い存在になるかもしれない。

ほか、昨秋スプリント戦で3連勝を遂げ、本年のフィリーズRで4着に入ったアンヴァル(牝3、栗東・藤岡)、前述アンフィトリテに肉薄したオジョーノキセキ(牝3、美浦・伊藤大)、前走500万条件を圧勝したトゥラヴェスーラ(牡3、栗東・高橋康)、ダート2戦2勝も、芝で持ち前のスピードがさらに活きそうなトウカイパシオン(牝3、美浦・菊川)あたりにもチャンスはありそう。

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