UMAJIN.net

おしらせ

天皇賞・春連覇などGI7勝テイエムオペラオー死す

2000年、2001年の天皇賞・春(GI)などを制したテイエムオペラーが、繋養先の白馬牧場で死亡したことがJRAより発表された。心臓マヒのため。22歳だった。

オーナーの竹園正継氏は「以前会った時もすごく元気だったので、今回の知らせを聞いたときは本当に驚きました。やはり8連勝した2000年が一番印象に残っています。前の年に最優秀3歳牡馬に選ばれて、翌年は恥ずかしいレースは出来ない、負けるなと言ったらそのとおりになりました。産駒に関しては、JRAではテイエムトッパズレとテイエムエースが障害重賞を勝ってくれましたし、他の産駒も頑張ってくれています。亡くなった日にも栗毛でそっくりの馬が生まれたと聞いていますし、これから見るのが楽しみです。凄い馬でしたし、本当にありがとうという気持ちです」と、JRAを通じてコメントしている。

また、主戦を務めた和田騎手は「突然のことで驚いており、大変ショックです。元気そうなうちに会いに行きたかったのですがなかなか機会がなくて…。同世代の馬が亡くなったというニュースを耳にするたび気にはなっていました。これからは天国から見守ってほしいと思います」と、JRAを通じてコメント。

管理していた岩元元調教師は「初めてのGI勝利をプレゼントしてくれた皐月賞が今でも一番思い出に残っています。調教では、乗り手を落として一頭で厩舎に帰ってきたりと、やんちゃなところを見せていましたが、レースでは決して大崩れしない、とにかく強い馬でした。昨年会いに行ったときは元気な姿を見せてくれていました。非常に残念ではありますが、今は感謝の気持ちでいっぱいです」と、JRAを通じてコメントしている。

同馬は1998年5月にデビューし、翌1999年3月、デビュー5戦目の毎日杯(GIII、芝2000m)で重賞を初制覇。続く皐月賞も制したが、ダービー(3着)、菊花賞(2着)は僅差で敗れ、同世代のアドマイヤベガ、ナリタトップロードとクラシックタイトルを分け合うことになった。

4歳になり本格化を迎えると京都記念優勝を皮切りに有馬記念まで続く重賞8連勝(内GI5勝、GII3勝)を達成。年間重賞勝利数8勝(中央のみ)の記録は未だに破られていない。2001年のGI勝利は天皇賞・春1勝のみにとどまったが、同期のメイショウドトウとの熱いライバル対決には多くの競馬ファンが歓声を送っていた。

引退後はイーストスタッド、日高軽種馬農業共同組合、テイエム牧場、レックススタッドらで種付けを行い障害重賞で3勝を挙げたテイエムトッパズレらを輩出。中央では現在4頭の産駒が現役。

▽【テイエムオペラオー】
父オペラハウス
母ワンスウエド
母父Blushing Groom
通算26戦14勝

《重賞勝鞍》
2001年 天皇賞・春(GI)
2000年 有馬記念(GI)
2000年 ジャパンC(GI)
2000年 天皇賞・秋(GI)
2000年 宝塚記念(GI)
2000年 天皇賞・春(GI)
1999年 皐月賞(GI)
2001年 京都大賞典(GII)
2000年 京都大賞典(GII)
2000年 阪神大賞典(GII)
2000年 京都記念(GII)
1999年 毎日杯(GIII)
▽【関連リンク】
■【UMAJIN.net EVOLUTION PROJECT】「本物に触れ、本物を知る。」競馬サロンはこちら!
■[お友だち5万7000人突破!]UMAJIN.net LINE@公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ! 「海外競馬」ページはコチラから!
■土曜東京3Rで3万馬券直撃!驚異の新指数【WINDEX】

おしらせ一覧

PAGE TOP