おしらせ
【先週のお別れ】無類の関東ローカル巧者/藤田菜騎手とのコンビで2勝の馬が登録抹消
[6月21日抹消]
シンボリディスコ(牡8、美浦・高橋祥)
通算成績
30戦3勝
名門シンボリ牧場(北海道沙流郡日高町)で産まれた大流星鼻梁鼻大白の綺麗な栗毛馬で、父アドマイヤマックス(2005年高松宮記念覇者)、母父サクラバクシンオー(1994年度JRA賞最優秀短距離馬)という掛け合わせ。自身も芝の短距離を主戦場としたが、爪に不安(乾燥による裂蹄)を抱えていたせいか、夏場に好パフォーマンスを示す傾向が強かった。
その際たるレースと思えるのが、重賞初挑戦となった2015年8月のアイビスサマーダッシュ。
首を横に振った瞬間にゲートを切られやや後手を喫すも、好位馬場の真ん中を進み、終いまで粘りに粘る競馬。結果、勝ったベルカント(その後サマースプリントS制覇)に2馬身千切られはしたが、アースソニックやセイコーライコウ、リトルゲルダにヘニーハウンド、エーシントップといった重賞ウイナーらに堂々先着(2着)を果たす価値ある走りを見せた。
なお、このレースはじめ新潟千直巧者のイメージが強い(実際そうではある)が、小回り福島にも抜群の適性を示した馬で、3度走って2勝3着1回の好成績。また、2013年8月の新発田城特別で12番人気2着(約4カ月)、2015年4月の吾妻小富士賞5番人気1着(約5カ月半)、2016年10月末のルミエールオータムD5番人気3着(約9カ月半)、2017年5月の韋駄天S7番人気2着(4カ月)など、秀逸な鉄砲実績を残しており、幾度となく高額馬券の一因となった。中央所属ラストランは本年5月の韋駄天S(11着)。
[6月22日抹消]
コパノアラジン(牡5、栗東・田所)
通算成績
28戦4勝
新ひだか町の伊藤敏明さんが生産し、コパノの冠名で知られる小林祥晃オーナーが所有。S字型の乱流星が外見上の特徴だった。父は宝塚記念優勝馬のマーベラスサンデーで、母スパイオブラヴは新馬戦で後の桜花賞馬に先着している素質馬。本馬の競走馬生活は約3年とけっして長くはなかったが、昨年の5月から僅か3ヶ月間で3勝を稼ぎ、確かな輝きを放った1頭と言える。内2勝は藤田菜騎手とのコンビで成績以上に競馬ファンの記憶に残った競走馬かもしれない。
コンビ2戦目となる昨年5月のレースでは好位2番手追走から直線で抜け出し後続に4馬身差をつける大楽勝。続く昇級戦の1000万下では二の脚の速さと54キロの斤量を活かしハナに立つと、後続に影を踏ませぬ逃走劇を演じている。2戦ともに条件戦とは思えない拍手と大歓声が沸き起こっていたのは印象深い。昨年8月の麒麟山特別出走時(1着)も当初は藤田菜騎手が騎乗予定で、小林祥晃オーナーが相性の良さをSNS上で認めているほどだった。
その後は準オープンで4戦を消化するも、昨年末に脚部不安を発症。長期休養を余儀なくされ、6月17日の灘S(12着)で復帰を遂げたばかりだったが、同レースがラストランに。なお、今後の動向は未定となっている。
6月18日~6月24日までの登録抹消は他54頭。
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