おしらせ
【今週の重賞】[CBC賞]ダイメイプリンセス&ダイメイフジの姉弟に注目[ラジオNIKKEI賞]フィエールマン 肉体はボリュームアップ
■7月1日、中京競馬場でサマースプリントシリーズの第2戦・CBC賞(GIII、芝1200m)が行われる。
最注目はダイメイプリンセス(牝5、栗東・森田)とダイメイフジ(牡4、栗東・森田)の姉弟。前者は、5月1回新潟開催で千直競馬を連勝し、ここへ参戦。これまでネックであった馬体の細化がなくなったことで、動きの質そのものが変わってきた印象だ。左回りは未勝利も、当地中京で2着の実績があるように不安はなし。持ち前の颯爽としたスピードが開幕馬場とマッチするようなら面白いところだ。後者は、コース、位置取り問わずの自在脚質を武器とし、追ってからの脚も実にしっかりとしたもの。カッカしやすい気性ゆえ、道中の折り合い面にまだ課題はあるものの、前走(安土城S)で、かのモズアスコット(翌週安田記念勝ち)を負かしたように力はまずもって非凡と考えていい。中間のハツラツとした動きを見るに、まさに充実一途の様子。初タイトル奪取の期待が懸かる。なお、もし仮にきょうだいワンツーなら平地重賞ではグレード制導入後で初めて(障害重賞では2001年中山大障害で弟ユウフヨウホウ1着、兄ゴーカイ2着があり)の快挙となる。
格なら昨秋のスプリンターズS3着馬ワンスインナムーン(牝5、美浦・斎藤誠)だろう。が、前走・函館スプリントSではよもやの8着(2人気)敗退。ビュンビュン行ける機動力は健在も、直線早々に脱落してしまったあたり、久々で中身ができていなかったか。また、力を要す馬場がフィットしなかった嫌いも。ここは仕切り直しの一戦。4カ月ぶりを叩いての中1週で、デキがどこまで上向くかは微妙ではあるが、中京開幕週のパンパン馬場でやれそうなのは何よりのこと。スンナリ行けるようなら脅威の存在に。
3歳の雄アサクサゲンキ(牡3、栗東・音無)にも注目。前走の葵Sは人気に応えられず5着敗退となったが、痛恨のスタート後手、かつ逃げ・番手馬がそのまま残る展開を跳ね除け、後方から上がり3F最速の脚で極少差にまで追い込んできた。気性的に難があるゆえ距離への融通はないが、ことスプリント戦においては相当の地力があると見ていい。古馬とは初対戦ながら、傑出した存在はおらず、また2走前(ファルコンS2着)の内容からも中京コースに不安はなし。1週前の坂路追いでは下が悪い中、ビシッと追われて4F52秒フラット。気配もいい。鞍上武豊騎手の手腕も加味すれば逆襲の目も十分。
昨年の2着馬(勝ち馬とタイム差なし)セカンドテーブル(牡6、栗東・崎山)は、6歳夏を迎えた身とはいえ、今期3戦の走りを見るにまだまだ力の衰えとは縁遠いよう。その都度の流れに合わせ、ソツなくレースを運べる点は、若駒勢にはない強みだろう。なお、シルクロードS→春雷S→鞍馬S→CBC賞のローテは昨年とまったく一緒。むしろ、成績上向き傾向にある今年の方が信頼度では上か。ほか、ペイシャフェリシタ(牝5、美浦・高木)も要注意。当地2勝の実績を誇り、GI3着ナックビーナスとも五分に渡り合える力量の持ち主。休み明けながら、ここ目標に順調な仕上がりにある。
■7月1日、福島競馬場でラジオNIKKEI賞(GIII、芝1800m)が行われる。
フィエールマン(牡3、美浦・手塚)は新馬戦勝ちのあと、ひと息入れて4月の500万特別・山藤賞へ出走。そこでは出遅れてしまい、位置取りを悪くしてしまったが道中ジワジワとポジションを上げると、直線半ばではあっさり抜け出し、最後は遊び遊び走る余裕を見せての完勝を収めた。500万条件では力が違った印象があり、重賞で通用していい好素材。前走で見せた機動力の高さは福島では大きな武器だし、無傷3連勝での重賞初制覇は十分に可能だろう。形としては昇級戦で、ハンデ54キロとなったのも好材料。2カ月半ぶりとなるがここを目標に調整は順調で、先週は僚馬を突き放す動きを見せた。春のクラシックを見送り、成長優先でひと息入れたのが奏功したようで、肉体のボリュームアップぶりも目を惹く。
メイショウテッコン(牡3、栗東・高橋忠)は、今年1月の500万特別・梅花賞でエタリオウ、サトノワルキューレらを封じて逃げ切り勝ちを収めた。そしてオープンへの昇級3戦目だった前走の白百合Sをこちらも逃げ切って勝利しており、実績では頭ひとつ抜けている感。徹底先行脚質だけに開幕週の馬場はいかにもフィットしそうで、直線平坦なコースも走りやすいはず。ハンデはトップタイの56キロを課せられたが、比較的大柄なのでそこまで割り引く必要はなさそうだ。中間の調整は軽めながら機敏に動けている。この馬なりの好調は維持。
イェッツト(牡3、美浦・金成)は、デビュー2戦目で臨んだ京成杯で3着に入っておりハンデ54キロは恵まれた感がある。京成杯の勝ち馬ジェネラーレウーノは皐月賞で3着。2着コズミックフォーズはプリンシパルSでもその後塵を拝する格好となったが、同馬が日本ダービーで3着に入るのだから、相対的にイェッツトも高レベルと判断していいだろう。ひと息入っていたプリンシパルSを使われ、気配はグンと上昇。構える脚質で小回り福島がどうかだが、京成杯だけ走れれば争覇圏内入りは可能だろう。
ほか、共同通信杯で3着に入ったエイムアンドエンド(牡3、美浦・奥村武)、若駒Sで逃げ切り勝ちを収めたケイティクレバー(牡3、栗東・杉山)、休みを挟んで2連勝中のグレンガリー(牡3、美浦・萩原)らにも注目だ。
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