リアルスティール引退

2016年のドバイターフ（GI、芝1800m）覇者リアルスティール（牡6、栗東・矢作）につき、3日、右前脚種子骨靱帯炎が判明。現役から退くことが所属先のサンデーサラブレッドクラブより発表された。

同馬は、ディープインパクト4世代目産駒のうちの1頭で、2015年牡馬クラシック戦線で活躍（皐月賞2着、日本ダービー4着、菊花賞2着）。2冠馬ドゥラメンテや、のちの歴代賞金王キタサンブラックらと互角の戦いを繰り広げることに。翌2016年3月には、異国UAEの地で世界の強豪らを破り初のビッグタイトル（前述ドバイターフ）を奪取。同年10月の天皇賞・秋においてはモーリスの2着に健闘するなど、近年の古馬中距離路線における中核として活躍した。

なお、今後は北海道へ移動し、来春からの種牡馬生活に備える見込みとなっている。
（Text：Uehara）

▽【リアルスティール】
父ディープインパクト
母ラヴズオンリーミー
母父Storm Cat
通算17戦4勝

《重賞勝鞍》
2016年　ドバイターフ（GI）
2017年　毎日王冠（GII）
2015年　共同通信杯（GIII）

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