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【今週の重賞】[七夕賞]福島向くキンショーユキヒメ・本格化サーブルオール [プロキオンS]インカンテーション登場

■7月8日、福島競馬場でサマー2000シリーズの第1戦・七夕賞(GIII、芝2000m)が行われる。

キンショーユキヒメ(牝5、栗東・中村均)は、上がりの速い競馬になるとモロさを見せるが、持久力を武器に3角過ぎより一気に動いて行けるような形をとれると怖い馬。序盤の流れが速くなりがちで、かつ息の長い脚を要求される(ある程度のスピードを保ったまま)福島中距離コースはまさにうってつけの舞台だろう。斤量(55キロ)を背負った前走のマーメイドSでコロッと負けた(0秒7差7着)ように、正直全幅の信頼は置き難いものの、自分の競馬を貫けるようなら牡馬相手でも十分に渡り合えるはず。ひと雨あれば尚いい。

マイネルサージュ(牡6、美浦・鹿戸)は、逆に早目には動けないタイプ。当地は前走の福島民報杯勝ち含め3戦1勝2着2回という好相性も、集中力に難があるだけに、馬群のなかで力をタメに溜めたいクチだ。とはいえ、我慢が利けば、自らハミをとって狭い所をグイグイ割ってくるような馬。一発の警戒は必要だろう。なお、先月27日の追い日にはウッドで先行、追走を織り交ぜてのメリハリある内容を消化。柔らかみのあるフットワーク、かつ真一文字に弾けた直線の動きを見るに状態は絶好のよう。

サーブルオール(牡5、美浦・萩原)は、今期1000万・準オープンと連勝し、昇級初戦となった前走エプソムCで少差4着。早々にメドを立て力を示した。5歳とはいえまだキャリアが浅く、これからグングン伸びていきそうな好素材。手綱を握るC.ルメール騎手も「すぐに重賞を勝てる」と語るくらいで、今後が実に楽しみな1頭だ。少しカッカした気性でレース序盤は抑え切れないほどの行きっぷりを見せる馬だが、ガーッと行くようなことはほとんどなく、走っている中で不思議と力みがとれてくるタイプ。パワー型ゆえ決め手という点ではまだ課題が残るが、底力比べになるようなら大きく浮上してきそう。

ほかでは、中山牝馬S3着を評価したいレイホーロマンス(牝5、栗東・橋田)。完全前残りの展開の中、唯一後方から追い上げたのがこの馬で、今が力をつけている真っ只中といった印象。かなり華奢な馬ゆえ、前走・前々走のようなゴチャつきモマれるような形になると厳しいが、スムーズに折り合ってタメが利くようなら怖いとこ。プラチナムバレット(牡4、栗東・河内)は力上位も、5月の都大路Sで競走中に左前肢跛行を発症(入線後に騎手が下馬)、それ以来の実戦となる。いったん放牧に出され立て直されてはいるようだが、果たして本調子にあるかどうか。ワンブレスアウェイ(牝5、美浦・古賀慎)は、スタートに難あるも、立ち回り自体は巧く、当地での勝利実績もあり。前走でオープンにようやくメドを立てたように力をつけている印象。スムーズならば。

■7月8日、中京競馬場でプロキオンS(GIII、ダ1400m)が行われる。

インカンテーション(牡8、栗東・羽月)は、今年フェブラリーSとかしわ記念でそれぞれ3着。前者はクビ+クビ差、後者は1馬身+クビ差とGI級レースで勝ち負けのレースができており、8歳シースンを迎えても脚力に衰えを感じさせない。今回はキャリアで初めてとなるダート1400m戦への挑戦だが、最近掛かり気味でレースを進めるようなところがあり、戸惑うことはないだろう。左回りでより高いパフォーマンスを残してきたこともあるし、7つ目の重賞タイトル奪取は十分に可能だ。2カ月半ぶりだったかしわ記念を使われ、動きはグンと良くなっている。2週前、1週前とウッドコースでの追い切りでは序盤から軽快な行きっぷりを見せ、終いは軽く気合いを付けたのみで鋭く伸びた。ここ最近では一番いい状態にありそう。

サクセスエナジー(牡4、栗東・北出)は、かきつばた記念、さきたま杯と近2走で1400mの地方交流重賞を2連勝している。2走前では昨年のプロキオンSを制したキングズガードを撃破。前走の勝利は小回り短距離戦特有の速い流れを追う厳しいレースながら、直線の接戦をハナ差制したものだった。昨年後半から脚力、気迫ともども一気にレベルアップした感があり、いままさに充実期と言える。今回自身初、そしてメンバー内トップとなる斤量58キロを背負うが、前走時528キロという大型馬でそこまで苦にしないはず。3連勝での中央重賞初勝利を狙う。なお、先週はウッドコースで終い重点のメニューを消化。格下馬に見劣ったあたり、上積みは強調できないが、この馬なりの好調は維持できているようだ。

ウインムート(牡5、栗東・加用)は栗東S、天保山Sと目下オープン特別2連勝中。特に前走の天保山Sは58キロを背負いながら正攻法で押し切っており、重賞でもと思わせる勝ち内容だった。ここへ来ての地力強化ぶりは著しいし、JBCスプリント覇者ドリームバレンチノの全弟という血統背景だけに、まだまだ強くなりそうだ。以前はハナを切りたいタイプだったが、ここ2戦は番手からの勝利で、自在性が出てきたのも好材料。この相手関係でも首位争いは十分に可能だろう。中間少し楽をさせているものの、もともと稽古ではそこまで強い負荷を必要としないタイプ。今週しっかり動ければ問題ない。

キングズガード(牡7、栗東・寺島)は、昨年このレースを2馬身差で快勝。近2走は交流重賞で連続2着に入っており、いまなお力を堅持できている。終い一手ゆえ自分で競馬を作れない嫌いはあるものの、先行馬が揃っており昨年同様の激流は必至。展開利を得ての連覇という可能性は考えておきたい。先週はウッドコースで格下馬に見劣ってしまったが、もともと稽古は派手に見せない馬。しっかり強い負荷を掛けることができていた点は評価していい。

ほか、前走の欅Sでサンライズノヴァらを封じて勝利したドリームキラリ(牡6、栗東・矢作)、前走準オープンの夏至Sを快勝した上がり馬ナムラミラクル (牡5、栗東・杉山)、今年3月の交流重賞・黒船賞を勝った地方馬エイシンヴァラー(牡7、園田・新子雅)らにも注目だ。

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