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【先週のお別れ】京成杯覇者コマノインパルス・大器バンドワゴンらが登録抹消に

[7月4日抹消]
コマノインパルス(牡4、美浦・菊川)
通算成績
5戦2勝

北海道むかわ町にある新井牧場(宝塚記念馬ナカヤマフェスタなど輩出)の生まれで、父は凱旋門賞馬バゴ。3代母に1991年のエリザベス女王杯(鞍上は故・岡潤一郎騎手)覇者リンデンリリーを持つ血統馬だ。

ハイライトは2歳シーズン(2016年)12月の葉牡丹賞と、翌年初のGIII・京成杯。

前者では、9番人気の低評価であったものの、道中後方よりレースを進め、直線半ばでいったんは先頭へ。直後急加速したレイデオロ(のちのダービー馬)に瞬く間にして交わされはしたが、3着馬を3馬身半引き離しての2着を確保と、今後への期待を抱かせる価値ある走りを見せた。

さて、その予感が直ちに結果としてあらわれたのが後者。持ち前の持久力を活かし道中外めをジワジワと進出、直線早々先団を一気に呑み込むと、後方より迫るガンサリュートをクビ差退けての1着フィニッシュを決めた。当レースで1番人気に応えたのは2010年エイシンフラッシュ以来7年ぶり。また、自身の初タイトルはもちろんのこと、オーナーである長谷川芳信氏にも待望の初重賞制覇を齎すこととなった。

それだけに、皐月賞14着後の右前脚繋靱帯炎発症が何とも無念で、1年以上の時間をかけた陣営サイドの立て直しも実らずじまい。母系の奥手、かつ重厚な血(リアルシャダイ×ミルジョージ 、その奥にはキタノカチドキといった、ステイヤー色強い掛け合わせ)を思えば、古馬になってからの雄姿を見てみたかったところだが、カムバック叶わず、このたび中央登録を抹消している。

[7月6日抹消]
バンドワゴン(牡7、栗東・石坂)
通算成績
13戦4勝

2011年産、父はホワイトマズル。大型・胴長の体型を誇り、極めて大きなトビが特徴的な馬。勝ち気、かつスピードの勝ったタイプでもあり、一時は「2014年牡馬クラシック最有力」とも評された。なお、大阪杯勝ち&ダービー2着のスワーヴリチャードは本馬の半弟にあたる。

初お目見えとなった2013年9月の阪神2歳新馬戦で、トゥザワールド(のち皐月賞&有馬記念2着)に6馬身差、続く12月のエリカ賞ではヴォルシェーブ(のちメトロポリタンS勝ち、目黒記念2着)に悠々5馬身差。鞍上の和田騎手は「少しムキになったり、直線モタれたりと課題はあるが、まともならもっと走っている。夢を抱かせてくれる馬」などと語るほどで、翌年の大舞台進出へ向け、前途洋々の船出となったことは間違いない。

……が、走る馬ほど故障するとはよく言ったもので、年明け初戦のきさらぎ賞で2着した後、皐月賞へ向けての調整過程のなかで脚部不安が発生。無念の戦線離脱となり、丸2年もの休養を余儀なくされてしまった。馬は不屈の闘志でカムバックを果たし、1000万・準OPを勝つのだから能力非凡であったことに疑いようはないが、かつてのような圧倒的パフォーマンスは見られずじまい。OP、重賞戦線では掲示板に乗ることままならず本年3月の六甲S(10着)を最後に登録を抹消した。今後の行き先は現時点では不明となっている。

7月2日~7月8日までの登録抹消は他106頭。
(Text:Uehara)

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