おしらせ
【今週の重賞】[函館記念]充実トリコロールブルー 地力高しサクラアンプルール&スズカデヴィアス
■7月15日、函館競馬場でサマー2000シリーズの第2戦・函館記念(GIII、芝2000m)が行われる。
トリコロールブルー(牡4、栗東・友道)は、今シーズン上半期に準OP・OPを連勝。前走鳴尾記念においても、レコード決着から0秒5差3着(従来のレコードから比較すれば僅か0秒1差)と気を吐いた。まさに充実一途と言ったところで、中間の躍動感溢れる動きを見るに、さらに一段上向いた印象すらある。奥手のステイゴールド産駒がいよいよ本格化してきたようだ。なお、すでに洋芝への適性は示せており、また、爪の形や掻き込むようなピッチ走法ということを考えれば、仮に馬場悪化となっても対処は可能。メンバー的に見ても初タイトル奪取の好機だろう。
古豪サクラアンプルール(牡7、美浦・金成)は、札幌記念V・中山記念2着など、GIIレベルで勝ち負けを期待できる器で、前走の日経賞においても、最重量&距離不安&展開不向きを跳ね除けての3着。地力・経験値の高さはメンバー最右翼と言ってよく、衰えともまだまだ縁遠いよう。ただ、洋芝適性はあっても、馬場そのものの渋化は苦にするクチで、また、少々折り合いにも難があるタイプ。その脆さを露呈したのがまさに昨年のこのレースであり、大外枠と重馬場が応え力を発揮できなかった。馬の後ろで我慢して如何に折り合いをつけられるかがポイントに。また、できれば良馬場、かつ内めの枠が欲しい。
ナイトオブナイツ(牡5、栗東・池添兼)は、函館コース・洋芝への適性抜群のうえ、前走の巴賞で素質馬アストラエンブレムを撃破するなど勢いも顕著。トモの肉付きや、勝負どころの反応の速さが以前とは段違いで、目下力をつけている真っ只中といった印象にある。暖かくなって状態も確実に上向きのようで、中1週とて目に見えるような疲れは感じられない。距離に課題はあるものの、ソツなく立ち回れれば十分目はある。
エアアンセム(牡7、栗東・吉村)は、正直勝ち味に遅いものの、ポジションにこだわらない自在な型を武器とする馬で、狭いところでもしかと我慢が利く安定性に長けたタイプ。また、晴雨兼用で、馬場が悪化しようが、時計勝負になろうが対応は可能。実に4年ぶりの函館参戦とはいえ、立ち回りの巧さを身につけた今なら、当時(準OP4着)とはまた違った走りに期待が持てそうだ。長い休養があったぶん、7歳とはいえまだまだ馬は若々しく、函館入りしてからも実に颯爽とした動きで好印象。チャンスありだろう。
スズカデヴィアス(牡7、栗東・橋田)は、前走・新潟大賞典で待望の初重賞制覇。究極の瞬発力勝負を制した上がり3Fは、脅威の32秒8。かつてラブリーデイ、キズナのあいだに割って入ったほどの器であり、型に嵌ればやはり切れに切れる。なお、昨年の福島記念2着、今年の小倉大賞典3着など、小回りは苦にしないタイプ。初の函館戦、かつ洋芝には適性を示せていない(札幌・丹頂S9着)が、今の充実ぶりならこなすことも十分可能ではないか。
ほか、休養明けをひと叩きし良化顕著のブレスジャーニー(牡4、栗東・佐々木)とマイネルハニー(牡5、美浦・栗田博)、地力&決め手あるブラックバゴ(牡6、美浦・斎藤誠)あたりにも注意が必要だろう。
(Text:Uehara)
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