おしらせ
【今週の新馬戦・注目馬】ブラックエンブレムの仔、カンタービレの全弟がデビュー!
■7月21日の福島競馬場第5R・メイクデビュー福島(新馬、芝2000m)では、16年スプリングS覇者マウントロブソン、17年菊花賞3着ポポカテペトルの全弟ボスジラ(牡2、美浦・国枝)が初陣を迎える。母ミスパスカリはクロフネの半妹でマーメイドS3着の実績。本馬は6月下旬に入厩し、1週前は実戦で跨る田辺騎手を背に美浦ウッド5F70秒6-1F12秒9(強め)。今週も田辺騎手が跨り美浦ウッド5F67秒9-1F13秒0(馬なり)をマークし、併せた既走馬と併入。今週のひと追いで態勢は整った印象。
同レースでは、GI級競走9勝ヴァーミリアン、重賞4勝サカラートらの半弟ゲインスプレマシー(牡2、美浦・高柳)も内田騎手を背にスタンバイ。兄姉の重賞勝利数は実に21を数える。1週前に美浦ウッドで古馬1000万と併せ併入すると、今週は美浦ウッド5F67秒3-1F12秒6(強め)を計時。併せた古馬準オープンに4馬身先着している。稽古では1度も遅れる場面がなく、非凡な勝負根性を持っていそうだ。
▽【ボスジラ】
父ディープインパクト
母ミスパスカリ
母父Mr.Greeley
▽【ゲインスプレマシー】
父ルーラーシップ
母スカーレットレディ
母父サンデーサイレンス
■同じく7月21日の福島競馬場第6R・メイクデビュー福島(新馬、芝1200m)では、ヨハネスブルグの産駒ルメッサージュ(牝2、美浦・大和田)がデビュー。母は京都牝馬S勝ちのチアズメッセージで半兄は目黒記念覇者のクリプトグラムという血筋。6月下旬より坂路中心の攻めが課され、今週は美浦坂路で4F54秒0-1F12秒8(馬なり)を計時。古馬1000万と併せ互角の動きを披露しており、デビューに向けた態勢は十分と言える。鞍上は武藤騎手。
▽【ルメッサージュ】
父ヨハネスブルグ
母チアズメッセージ
母父サンデーサイレンス
■同じく7月21日の中京競馬場第5R・メイクデビュー中京(新馬、芝1600m)では、小倉大賞典2着をはじめ重賞、オープンで好走したカフナのおいバニュルス(牡2、栗東・藤原英)が始動。祖母ピンクパピヨンはフローラS勝ちベッラレイアの姉、曾祖母マリスター2は米GIデルマーオークス2着馬だ。本馬は栗東ウッド中心に1カ月間乗り込まれ、1週前は本番も跨るM.デムーロ騎手を背に6F83秒4-1F12秒4(一杯)。今週は新馬と併せ4F53秒0-1F12.3(一杯)をマークし、6馬身先着している。先週までは古馬相手に遅れていたが、今週のひと追いできっちり仕上がった様子。
同レースではヴェルザンディ(ディープインパクト、ブラックタイドの妹)の仔ドラウプニル(牡2、栗東・斉藤崇)もスタンバイ。祖母は独GIアラルポカル優勝馬のウインドインハーヘアでほかにもヴェイルオブアヴァロン(リルダヴァルの母)、レディブロンド(ゴルトブリッツの母、レイデオロの祖母)ら優れた競走馬、繁殖牝馬を次々に輩出。本馬はウッド、坂路を併用し乗り込みが重ねられ、今週はレースも騎乗する福永騎手を背に栗東ウッド6F84秒9-1F12秒0(一杯)をマーク。併せた既走馬に1馬身半先着している。先週までは少し重めに映ったが、このひと追いで変わりそうだ。
▽【バニュルス】
父ロードカナロア
母ピーチブローフィズ
母父シンボリクリスエス
▽【ドラウプニル】
父ルーラーシップ
母ヴェルザンディ
母父アグネスタキオン
■同じく7月21日の中京競馬場第6R・メイクデビュー中京(新馬、芝1400m)では、マンハッタンカフェ産駒ジョニーズララバイ(牡2、栗東・音無)がデビュー。半兄はファルコンS覇者コウソクストレートで、母系を遡れば牝馬3冠のメジロラモーヌに辿り着く血筋だ。本馬は1週前に栗東坂路で4F51秒4-1F13秒5(一杯)、今週は4F53秒7-1F12秒6(一杯)と続けて好時計を記録。好態勢でデビュー戦に臨めそうだ。鞍上はM.デムーロ騎手。
▽【ジョニーズララバイ】
父マンハッタンカフェ
母メジロアリス
母父アドマイヤコジーン
■7月22日の福島競馬場第5R・メイクデビュー福島(新馬、芝1800m)で、マジックリアリズム(牝2、美浦・尾関)が石橋騎手のエスコートでデビューを果たす。母はアネモネSを勝ち、桜花賞では3着に入ったソーマジック。祖母スーアはイタリア1000ギニーの勝ち馬で、クラシックシーズンでの活躍に期待できそうな血筋だ。「気持ちが勝っているが、折り合えるセンスもある」と、関係者は同馬を評価。コース追いで終い弾ける脚を再三繰り出しており、瞬発力は相当なレベルにありそうだ。今週はウッドコースで古馬を5馬身追走。手応え圧倒で併入に持ち込んでおり、仕上がりも十分のよう。
このレースではルーラーシップ産駒のレヨン(牝2、美浦・菊沢)も初陣を迎える。母の半兄に共同通信杯で2着入ったダイレクトキャッチ、母の半弟に中央5勝で挙げスプリングSでは3着に入ったステラロッサという血統背景。6月上旬から坂路、コースを併用し入念に乗り込まれている。今週はオープン馬ダイワリベラルにアオられるも食い下がって併入と、脚力の高さをアピールした。折り合い面に課題を残すなど若さも見せているが、素質は間違いなく水準以上だろう。鞍上は横山典騎手が務める。
▽【マジックリアリズム】
父ディープインパクト
母ソーマジック
母父シンボリクリスエス
▽【レヨン】
父ルーラーシップ
母ディミータ
母父ダンスインザダーク、
■同じく7月22日の中京競馬場第5R・メイクデビュー中京(新馬、芝2000m)では、ディープインパクト産駒プランドラー(牡2、栗東・池江)がデビュー。同馬は先日オープン入りを果たしたマジカルスペルの半弟、4月の新緑賞勝ちグレートウォリアーの全弟に当たる。母プラウドスペルはケンタッキーオークスなどGIを2勝。叔母に米GIIIモンマスオークス2着プラウドパールがいる血筋。本馬は6月後半から速い時計を出し始め、1週前に栗東ウッドで6F81.6-1F11秒6(一杯)。今週はレースでも騎乗するM.デムーロ騎手を背に栗東ウッド4F56秒0-1F12秒2(馬なり)をマーク。併せた古馬500万と併入している。ディープインパクト産駒特有のバネが稽古からも感じられ、いい瞬発力を秘めていそうだ。
同レースでは、今年のフラワーC覇者カンタービレの全弟サターン(牡2、栗東・中竹)もスタンバイ。母シャンロッサは米GIII勝ちダイヤモンドタイクーンの半妹。祖母パラコーナは仏GIIIヴァントー賞3着馬。本馬は先週が実質的な最終追いで、本番も跨る浜中騎手を背に栗東ウッド6F82秒3-1F11秒7(一杯)をマーク。併せた古馬準オープンと併入している。今週は終い重点の内容で3馬身半ほど遅れてしまったが、態勢自体は整っている。
同レースでは、今年のブリーズアップセールにて3050万円で落札されたアドマイヤポラリス(牡2、栗東・友道)も福永騎手を背に出走。曾祖母イッツインジエアーは1978年の米最優秀2歳牝馬。3歳、4歳シーズンでも大活躍を続け、アラバマSなど通算でGIを5勝している。本馬の近親に英チャンピオンSなどGI3勝のストーミングホームがいる。こちらは追われるごとに動きが良化しており、今週は栗東ウッドコースで6F84秒9-1F11秒9(馬なり)を記録。角度のある飛節を活かした瞬発力が売りになりそうだ。
▽【プランドラー】
父ディープインパクト
母プラウドスペル
母父Proud Citizen
▽【サターン】
父ディープインパクト
母シャンロッサ
母父Galileo
▽【アドマイヤポラリス】
父ジャスタウェイ
母ソングオブサイレンス
母父Unbridled’s Song
■同じく7月22日の函館競馬場第5R・メイクデビュー函館(新馬、芝1800m)では、14年札幌2歳S優勝馬ブライトエンブレムの半妹ウィクトーリア(牝2、美浦・小島)がデビュー。母ブラックエンブレムは11番人気で秋華賞を優勝し、3連単1000万馬券の立役者となった1頭だ。本馬は6月初旬に美浦へ入厩し、ひと月以上かけて乗り込まれ、7月中旬に函館入り。今週は本番でも跨る岩田騎手を背に函館芝5F68秒3-1F11秒5(強め)を記録。捌きの軽さと反応の良さが目立っていた。
同レースには、ハーツクライ産駒アルテヴェルト(牡2、栗東・庄野)もスタンバイ。母アルテリテは米GIガーデンシティSを勝ち、仏GIサンタラリ賞と米GIクイーンエリザベス2世チャレンジCで2着の実績を誇る。7月初旬に函館入りするとここまで6本の時計を消化。今週は重賞に出走するトーセンオパールと函館ウッドで併せ4馬身遅れてしまったが、1週前の函館芝では上々の動きを見せている。鞍上はC.ルメール騎手。
▽【ウィクトーリア】
父ヴィクトワールピサ
母ブラックエンブレム
母父ウォーエンブレム
▽【アルテヴェルト】
父ハーツクライ
母アルテリテ
母父Literato
※セールでの落札金額はすべて税抜き。
(Text:Ito)
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