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【先週のお別れ】香港ヴァーズ3着トーセンバジル&若葉S覇者アドマイヤダイオウなど

実力のほどは優に重賞級と言っても過言ではなかったトーセンバジル。※写真は2017年末の香港ヴァーズ。

[7月12日抹消]
アドマイヤダイオウ(牡5、栗東・友道)
通算成績
6戦3勝

端的に言えば、その名の通りになり得たかもしれない大器。

2015年11月のデビュー戦こそ、リオンディーズ(のちの2歳王者)の前に敗れはしたが、次戦の未勝利戦でヴァンキッシュラン(のち青葉賞勝ち)相手に楽勝。翌年1月末の梅花賞においては、ミッキーロケット(先日の宝塚記念V)に2馬身半の差をつけるに至っている。

なお、この馬の奥深さ・凄みが窺い知れたのは続く若葉Sでのこと。4角先頭の強気な策で直線に向くも、直後迫ったナムラシングンに差し込まれ、いったんは完全に交わされる窮地に。並みの馬ならまずここでジエンドだろうが、ゴール直前で差し返す脅威の粘り腰と勝負根性を披露し、見事3連勝(後続には8馬身差)を遂げた。

ただ、その後は苦難の道へ。レースレコード(1分57秒9、コースレコードに0秒1差)となった皐月賞敗退(勝ち馬ディーマジェスティから1秒6差9着)は致し方ないにしても、大目標としていたダービーは体調不良により回避、挙句、屈腱炎のため2年以上もの長期休養を余儀なくされてしまった。馬は不屈の闘志を見せ、本年7月7日の中京・濃尾特別(1000万下、ダ1800m)で復帰を果たすも、枠内駐立不良のうえ、最後の直線で右前浅屈腱不全断裂を発症(6秒9差の15着)。無念にもここでピリオドが打たれることとなった。

これまでに鞍上を務めたR.ムーア、M.デムーロ、C.ルメールが「凄くいい馬」などと口を揃えていただけに、先々完成を見たらどんな域に到達できていたであろうか。残念無念のひと言だ。

[7月13日抹消]
トーセンバジル(牡6、栗東・藤原英)
通算成績
20戦5勝

ハービンジャー初年度産駒(2012年産)にして、天皇賞馬トーセンジョーダン&豪州GI2勝トーセンスターダムらの甥っ子。

2歳6月におろされ、12月の葉牡丹賞を勝つなど早期から結果を出したが、翌年は弥生賞5着、京都新聞杯4着と、あと一手足りず。秋には神戸新聞杯で3着し菊権利を掴むも、直前調教で挫石を発症し参戦自重と、結局クラシックへの舞台進出は叶わなかった。

ただ、馬は4歳シーズン(2016年)夏場より本格化。休養明けを1度叩かれると、7月の渥美特別でサンデーウィザード(のち新潟大賞典勝ち)を、8月阿賀野川特別でワールドインパクト(青葉賞2着)を、10月のオクトーバーSではハッピーモーメント(のち目黒記念3着)・ラブラドライト(のちダイヤモンドS2着)といった強豪どころを立て続けに負かし、瞬く間にオープンクラスへと駆け上がった。余勢を駆って挑んだ次戦・ジャパンCはキタサンブラックの前に大敗を喫したものの、その後は阪神大賞典3着、京都大賞典2着と奮闘し確固たる力を顕示。2017年末の国際競走・香港ヴァーズにおいては、世界屈指の強豪ハイランドリールらを相手に回し、日本馬最先着となる堂々の3位入線を果たすなど古馬中長距離戦線の常連として活躍した。中央所属ラストランは本年4月の天皇賞・春6着。

7月9日~7月15日までの登録抹消は他103頭。
(Text:Uehara)

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