無敗の米3冠馬ジャスティファイが脚部不安のため引退

今年の米3冠を無敗で制したジャスティファイ（牡3、米・B.バファート）が、脚部不安のため引退することになった。現地時間25日付けで現地メディアが揃って報じている。

ジャスティファイは、父Scat Daddy、母Stage Magic（母の父Ghostzapper）という血統の3歳牡馬で、今年2月にデビュー。2連勝で臨んだサンタアニタダービー（サンタアニタパーク、GI、ダ9F）で初GI制覇を果たすと、米3冠の初戦ケンタッキーダービー（チャーチルダウンズ、GI、ダ10F）でも1番人気に応えて快勝、年明けデビュー組としては136年ぶりとなる勝利を挙げた。さらに、続くプリークネスS（ピムリコ、GI、ダ9.5F）とベルモントS（ベルモントパーク、GI、ダ12F）も制したジャスティファイは、2015年のアメリカンファラオ（牡6）以来、史上13頭目となる米3冠を達成。無敗での快挙達成は、1977年のシアトルスルーに続いて2頭目だった。

しかし、その後のトレーニング中に左前肢に不安を発症。詳しい検査などが行われていたが、秋のビッグレースへの出走が難しくなったため、このまま現役を退くことが決まった。

なお、同馬は今後、種牡馬入りすることになるが、現時点では繋養先や種付料といった詳細は決まっていない。一部報道では、クールモアグループが種牡馬としての権利を購入するためにオーナーサイドと交渉を行っているとも伝えられており、その行方に注目が集まっている。

▽【ジャスティファイ】
父Scat Daddy
母Stage Magic
母父Ghostzapper
通算6戦6勝

《GI勝鞍》
2018年　ベルモントS
2018年　プリークネスS
2018年　ケンタッキーダービー
2018年　サンタアニタダービー

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