おしらせ
【今週の重賞】[アイビスSD]ダイメイプリンセス ここで改めて[クイーンS]ディアドラ 底力トップクラス
■7月29日、新潟競馬場でサマースプリントシリーズの第3戦・アイビスSD(GIII、芝1000m)が行われる。
ダイメイプリンセス(牝5、栗東・森田)は、5月1回新潟開催で駿風Sと韋駄天Sを圧勝。特に後者においては、強豪ラインミーティア(昨年アイビスSD覇者)らを寄せ付けなかったのだから大したものだ。前走CBC賞(9着)こそ見せ場なく終わりはしたが、却ってこの馬の適性がどこにあるかがハッキリした印象。ここで改めての思いだろう。
新潟千直4戦3勝の実績を誇るのがアペルトゥーラ(牡7、美浦・国枝)だ。昨年10月末のルミエールオータムダッシュで、ナックビーナス(のち高松宮記念3着)を撃破するなど力は確か。前走・韋駄天S(6着)が案外だったとはいえ、そこから約2カ月、プール調整で心肺機能の強化が図られ、坂路でも前進気勢窺えるいい稽古を連発している。軽視は禁物。
ペイシャフェリシタ(牝5、美浦・高木)は、前走CBC賞でよもやの大敗(2番人気15着)を喫したが、休み明け、かつ外枠&スタート後手、あげく道中で力み通しでは致し方なしか。ただ、中間稽古では終いしっかりとした稽古を連発しており、実に気配がいい。春雷S勝ちに阪急杯少差5着など力はここに入っても屈指。ひと叩きされた今回は大きく浮上してきそうだ。
カラクレナイ(牝4、栗東・松下)は、後方からの一瞬の決め手を武器に、過去GII勝ち&桜花賞4着の実績。本年1月のシルクロードSでも少差4着に奮闘するなど地力のほどは確かと言っていい。序盤から澱みない展開が期待でき、かつ後半に失速傾向の強い千直競馬は自身にフィットする可能性大。当地初登場とはいえ、侮るべからずだろう。
7歳夏を迎えたラインスピリット(牡7、栗東・松永昌)だが、58キロを背負っての淀短距離S勝ちや、強豪集った京王杯SCで0秒2差5着など、ここ一連の走りに衰えの色は一切感じられない。19日の坂路追いでは森一騎手を背に4F51秒2の自己ベストを更新と、むしろ老いてますます盛んといった印象。今の充実ぶり、かつメンバー構成を考えれば、待望の初タイトル奪取があっても驚けない。なお、昨年は内枠で、流れに乗れずじまいで6着敗退。リベンジにも期待がかかる。
(Text:Uehara)
■7月29日、札幌競馬場でクイーンS(GIII、芝1800m)が行われる。
ディアドラ(牝4、栗東・橋田)は、昨年秋の秋華賞勝ち馬。今年3月には自身初の海外遠征となるドバイターフへ出陣し、2着ヴィブロスにクビ差の3着(リアルスティールと同着)と健闘した。底力はここに入ればトップクラスで、昨年夏にHTB杯を制しておりコース相性も申し分ない。帰国初戦で調整に難しさはあるかもしれないが、久々そのものは得意にしている。首位争い濃厚だ。栗東への帰厩後、順調に稽古本数を消化し函館へ移動。先週はウッドコースで追われ、ラストの反応にいささかモタつく面を見せたが全体としては悪くない動きだった。今週しっかり追われれば態勢は整ってくるだろう。
ソウルスターリング(牝4、美浦・藤沢和)は、阪神JF、オークスとGIを2勝しており実績では最上位だ。昨秋以降精彩を欠いている感はあるが、0秒4差7着だった前走ヴィクトリアマイルではピタッと折り合い、反応もスムーズ。馬場さえ渋っていなければ際どい勝負に持ち込めていたはずで、復権の予兆は感じさせた。新馬戦を快勝した札幌芝1800mを舞台に、久々の美酒となるか。ひと息入っているが、6月下旬から美浦で乗り込まれており緩んだ雰囲気はなさそう。札幌入りしての初時計だった7月19日の本馬場追いも、新コンビを組む北村宏騎手を背に軽快な動きを見せた。いい仕上がりだ。
フロンテアクイーン(牝5、美浦・国枝)は、昨年暮れのターコイズS、今年3月の中山牝馬Sとここまで重賞で連続2着。勝ち切れない歯がゆさはあるが、中団からキチッとひと脚使い上位に食い込む安定感は特筆できるレベルだ。予定していた福島牝馬Sを心房細動で回避という一頓挫があり、そこから立て直されての臨戦でいささか不安は残るが、小回りコースは得意なだけに上位食い込みの可能性は十分と言える。先週、美浦坂路での追い切りでは準オープン馬をねじ伏せる動きを見せており、調整は順調なようだ。今週しっかり動ければ、力を出せる状態と判断していいだろう。
アンドリエッテ(牝6、栗東・牧田)は、格上挑戦だった前走のマーメイドSで勝利。斤量51キロと絶妙な立ち回りがもたらした勝利、という感はあるものの、高いセンスはここ小回り札幌でこそ活きてきそうだ。別定戦で斤量は一気に重くなるが、軽視は禁物か。中間は札幌で時計を3本消化。先週はハードに追われて力強い伸びを見せており、高いレベルでの好調維持と見ていい。
ほか、今年の愛知杯勝ち馬で前走は牡馬相手の函館記念で3着と好走したエテルナミノル(牝5、栗東・本田)、昨年このレースで2着だったトーセンビクトリー(牝6、栗東・中竹)、今年のフィリーズRを制したリバティハイツ(牝3、栗東・高野)らにも上位進出の可能性十分。
(Text:Nishimura)
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