【仏・メシドール賞/平松さとし現地レポ】武豊騎手を背にジェニアル快勝

　現地時間7月22日、フランス、メゾンラフィット競馬場のGIII・メシドール賞に出走したジェニアル（牡4歳、栗東・松永幹夫厩舎）は武豊騎手を背に見事に逃げ切った。

　直線の芝1600メートル。4頭立てとなったこのレースでスタートからポンと出たジェニアルは道中折り合って終始絶好の手応え。最後まで脚色は衰えることなく見事逃げ切り、重賞初制覇を異国で達成した。

　「折り合いが課題の馬だけど、今日は掛からずに走ってくれました。逃げ切りは作戦通り」

　武豊騎手は笑顔でそう語った。次走は8月12日、同じくフランスのGI・ジャックルマロワ賞が有力となった。

　なお、準重賞に出走したラルク（牝5歳、同厩舎）も逃げたが、こちらは捉まって馬群に沈んでしまった。（取材:平松さとし）

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