おしらせ
【先週のお別れ】好素質馬アンヴァリッド&デウス妹アドマイヤアローらが登録抹消に
[8月22日抹消]
アンヴァリッド(牡6、美浦・古賀慎)
通算成績
9戦2勝
社台ファームで生まれたハーツクライ2012年産(母父ヘクタープロテクター)の牡馬。交流重賞3勝トロワボヌールなどのオーナーとして知られる村野康司氏が所有した。
結果として、キャリアは僅か9戦、重賞出走歴もない競走生活だったが、
“ポテンシャルの高さは一級レベル”
そう思わせてくれるものが、この馬の走りにはうかがえた。
2014年12月のデビュー(中山ダ1800m)戦にて、直線後方外めより一気に突き抜け5馬身差の圧勝。続く翌年初の黒竹賞では、息の長い末脚を駆使(スタート後手&道中早め進出で、かなり余計な脚を使っている)し、先に抜け出していたホワイトフーガ(のちJpnI・JBCレディスクラシック連覇)をゴールすんでのところで見事捕らえ切った。また、3戦目のOP・伏竜Sにおいては、展開不向き(再度のスタート後手で行き脚つかず&小雨降る稍重馬場で前止まらず)のなか、後方大外ぶん回しの競馬から3着に入線。前々で運んだ勝ち馬クロスクリーガー(のちJpnI勝ち)&リアファルには差し届かなかったとはいえ、ブチコやホワイトフーガ、カフジテイクらには堂々の先着。切れ者ノンコノユメ(5着、のちGI級2勝)の後ろから差し込んで(上がり最速タイ)、競り勝ちもしたのだから大したものだ。今後へ向け前途洋々とも思える高いパフォーマンスを見せ付けた。
が、走る馬ほど故障するとはよく言ったもので、
その後、無念にも骨折の泣き目に遭い長期の戦線離脱(8カ月)。復帰後は精彩を欠き、さらには再度の脚部不安で2年3カ月の休養に。馬は不屈の闘志で本年6月にカムバックを果たしたが、レースぶりは変わらずじまい。無念ながら、7月29日の新潟3歳上500万下(12着)が中央所属最後のレースとなっている。
[8月23日抹消]
アドマイヤアロー(牝4、栗東・中尾)
通算成績
7戦2勝
アンビシャス(重賞2勝、豪州GI2着など)やハッピースプリント(南関東2冠)、インターグロリア(桜花賞&エリザベス女王杯勝ち)などと同じ、辻牧場(北海道浦河町)の出身で、父はワークフォース(凱旋門賞V)。兄は豪州にて非業の死を遂げたアドマイヤデウス(日経新春杯&日経賞)という血統だ。栗東の中尾秀正厩舎に籍を置き、2016年2歳11月末にデビューを果たした。
兄デウス同様の遅生まれ(5月後半。デウスは6月)なうえ、レースでは、出遅れたり、流れ・馬場不向きのケースが多く、勝ち上がりは同年代のダービーが終了したその2週後。ただ、その際に負かした(4頭同タイムの大激戦)相手が、のちの安田記念馬モズアスコットであったことは強調しておきたい。
その後は、飛節の炎症で遠回りをしたものの、本年5月の新潟500万下で後方大外から豪快な差し切り勝ちを演じ2勝目をマーク。確かな実力をアピールしたが、残念無念、ここにきて急遽登録抹消の報となった。なお、今後はどうやら繁殖生活に入る模様。夢の続きは、数年後の産駒誕生を待ってということになりそうだ。
8月20日~8月26日までの登録抹消は他187頭。
(Text:Uehara)
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