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【今週の重賞】[新潟記念]3歳の雄ブラストワンピース 力を出せる状態[小倉2歳S]シングルアップ 3連勝狙う[札幌2歳S]クラージュゲリエ 才能非凡

■9月2日、新潟競馬場でサマー2000シリーズの最終戦・新潟記念(GIII、芝2000m)が行われる。

3歳の雄ブラストワンピース(牡3、美浦・大竹)がここより始動する。ゆりかもめ賞(ラスト3F尻上がりに加速、4馬身差V)、毎日杯(ラチ接触不利跳ね除け、のちのGI2着馬に2馬身差)と、これまでに見せてきたパフォーマンスはまさに一流馬のそれで、5着敗退のダービーにしても、勝ったワグネリアンとは0秒2差(スタート後手&直線でロスあり)。まともであれば頂点を見据えられるだけの域にある馬と見ていいはずだ。なお、この中間は颯爽とした走りが多く目に付き、馬体もはち切れんばかり。まず力を引き出せる状態にあると考えていいだろう。古馬初対戦とはいえ、ハンデは54キロと手頃で、メンバーに恵まれた感が大。難なく通過し、菊花賞へのいい足掛かりとしたいところ。

本年1月の中山金杯制覇(その後、左橈骨遠位端を骨折)以来の実戦となるのがセダブリランテス(牡4、美浦・手塚)だ。仕上がり具合いがひとつのポイントになろうが、中間稽古では躍動感漲るフォームで、併せた相手を圧倒するシーンを連発。1週前のウッド追いにしても石川騎手が跨り、馬なりまま5F68秒0-4F52秒8-1F12秒5を計時するなど、手抜りない調整が施されているよう。これに最終追いの1本が加われば、まず力を引き出す態勢は整うはずだ。ただ、トップハンデとなる斤量57.5キロは少々気になる部分。大目標となる天皇賞・秋へ向け、どんなレースを見せてくれるだろうか。

芝2200mの日本レコードホルダー・グリュイエール(牡6、栗東・藤原英)は、本年4月に2年ぶりの復帰(屈腱炎明け)を果たし、府中S1着→エプソムC3着。元値の違いをまざまざと周囲に見せ付ける結果となった。今回2カ月ほど間隔があいたものの、きっちり乗り込まれており、課題である気性面にも改善の色が覗える現状。まともであれば、ここも引き続きの好走に期待が持てそうだ。なお、鞍上には約3年ぶりのコンビ復活となる戸崎騎手を予定。ハンデは55キロ。

シリーズ初戦の七夕賞を制したメドウラーク(牡7、栗東・橋田)は、現在2位(11pt)で首位とは1pt差。本走におけるランキング上位の登録はこの馬のみで、掲示板に載りさえすれば優勝という状況下(シリーズ優勝条件は合計13pt以上、かつシリーズ1勝以上)だ。中途半端な仕上げで挑んでくるとは考え辛く、ここへの意欲という点では最注目の1頭かも。ただ、展開に注文のつく馬で、かつ時計勝負になるとかなり分が悪くなる。馬場の渋化があって欲しいところ。

ほか、堅実一途のストーンウェア(牡6、栗東・吉田)、近走不振もスッと先行できるようなら侮れないマイネルハニー(牡5、美浦・栗田博)、条件ピタリ&本来ポン駆け利くレアリスタ(牡6、美浦・堀)あたりにも注意を払いたいところ。メートルダール(牡5、美浦・戸田)は大阪杯(10着)以来の実戦も、昨年末の中日新聞杯でミッキーロケット(のち宝塚記念制覇)を問題にしなかったほど。斤量は57キロを課せられたが、嵌れば圧倒まであり得るかもしれない。
(Text:Uehara)

■9月2日、小倉競馬場で小倉2歳S(GIII、芝1200m)が行われる。

シングルアップ(牡2、栗東・寺島)は、阪神芝1400mの新馬戦を好位から抜け出し快勝。昇級初戦だった前走のフェニックス賞では、距離短縮にも関わらずいいスピードからハナを奪うと、そのまま危なげなく押し切っている。これで無傷の2連勝。前走が2カ月ぶりで馬体重プラス14キロだったことを考えると今回相当上積んで臨めそうで、主役候補と見ていいだろう。中2週で再度小倉遠征を控えているとあって、中間は時計こそ地味だが柔らかい脚捌きを見せている。好気配。

ジャカランダシティ(牡2、栗東・牧浦)は、伯父に中央6勝ムーンリットレイク。6月23日、阪神芝1200m戦で逃げ切って、デビュー勝ちを収めた。無理せずハナに立てたようにスピードが優秀なのはもちろん、直線で仕掛けられるといい加速を見せ脚を溜められるセンスもある。終始余力十分だっただけに時計はいくらでも詰まりそうで、重賞でも上位争いできそうな器だ。先週はお釣りを残して栗東坂路で4F52秒3(強め)の好タイムをマーク。ひと息入っての緩みは感じられず、態勢ほぼ整っている。

ほか、ハイレベルなメンバー構成だった中京芝千二の新馬戦(7月15日)を勝ち切ったファンタジスト(牡2、栗東・梅田)、小倉芝千二の新馬戦(7月28日)で強い勝ち方を見せたブルベアオーロ(牡2、栗東・川村)、小倉芝千二の未勝利戦(8月5日)をフェニックス賞より速い1分8秒2で勝利したルチアーナミノル(牝2、栗東・本田)らも上位争いを繰り広げそう。
(Text:Nishimura)

■9月1日、札幌競馬場で札幌2歳S(GIII、芝1800m)が行われる。

クラージュゲリエ(牡2、栗東・池江)は、半兄プロフェット(京成杯勝ち、札幌2歳Sで2着)という血統背景。今夏札幌開幕2日目の芝1800m戦で初陣を迎えると、後方から豪快に差し切って勝利をモノにした。前半5F通過が67秒1という超スローで逃げ馬有利のペースだったが、これを外からあっさりねじ伏せたあたり非凡な才能の持ち主と見ていいだろう。重賞で即通用の雰囲気が漂う。先週は札幌芝コースで兄プロフェットと併せられ、互角の動きを見せた。初戦を使われての上積みは顕著。

ウィクトーリア(牝2、美浦・小島)は母が秋華賞馬ブラックエンブレムで、2014年に札幌2歳Sを勝ったブライトエンブレムや重賞で再三好走見せているアストラエンブレムを半兄に持つ良血馬だ。7月22日の函館芝1800m戦でデビュー。無理せず先手を奪い、淀みないラップを刻みながら最後までいい手応えのまま後続を突き放して勝利を収めた。勝ちタイムは1分48秒3で函館2歳レコードを更新。脚力は間違いなく世代最上位級で、洋芝適性も疑いようがない。前走同様の圧逃劇で初タイトルなるか。中間は札幌で調整されており、先週は古馬相手にいい動きを見せた。レコード駆けの反動はなく、依然好調だ。

ほか、函館芝1800mの新馬戦を勝ち、続く函館2歳Sで2着と距離に融通性見せたラブミーファイン(牝2、栗東・田所)、キーンランドCなど洋芝戦の重賞で2勝を挙げたブランボヌールの半妹アフランシール(牝2、美浦・尾関)、中央勢相手にコスモス賞を快勝したナイママ(牡2、北海道・田部和)らにも、チャンスはありそうだ。
(Text:Nishimura)

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