【先週のお別れ】15年皐月賞、菊花賞の出走馬＆ガリバルディ半妹らが登録抹消に

[9月9日抹消]
ワンダーアツレッタ（牡6、栗東・河内）
通算成績
19戦4勝

過去ビーマイナカヤマ（ガーネットS連覇など重賞級8勝）を輩出している永田克之さんの元で生まれた。父はエンパイアメーカーでガッチリした胴に、四肢の長い造りが特徴的な馬体。半兄に中央5勝のワンダームシャ、中央3勝のワンダースティーヴがいる。栗東・河内厩舎に所属し、競走馬デビューは2014年12月の阪神ダート1800m戦で6着。

競走馬登録抹消までに4勝を挙げ、クラシック競走の皐月賞、菊花賞に駒を進めた素質馬だが、成績を振り返ってみるとデビュー当初戦ってきた相手が実に濃い。新馬戦ではリアファル（神戸新聞杯1着）、2戦目がサトノラーゼン（京都新聞杯1着、日本ダービー2着）、3戦目にレーヴミストラル（青葉賞など重賞2勝）らと対戦。強敵相手に揉まれたことがその後の成長、飛躍に繋がったのではなかろうか。

2016年の春先に脚部不安を発症し、2017年6月に約1年1カ月ぶりに復帰。叩かれつつ良化を示し、同年10月の北野特別では約2年1カ月ぶりの勝利を挙げていた。しかしながら、これがラストランに。本年9月の西宮Sを目標に調整が進められていたが、中央での戦線復帰ならず登録抹消されることとなった。

[9月5日抹消]
ジョンブリアン（牝5、美浦・高柳）
通算成績
18戦2勝

先日競走馬登録を抹消し、サラブレッドオークションにて605万円で落札されたガリバルディ（岩手競馬へ移籍、OROC出走予定）の2歳違いの半妹に当たり、他の兄姉にデイリー杯2歳Sなど重賞2勝のマルカシェンク、京成杯AH勝ちのザレマらがいる良血。父はステイゴールドで、社台RHにて総額3000万円にて募集された。

デビューは2016年2月の小倉芝2000m戦で9着。以降、引退までに2勝を挙げたが、背中の良さを認める関係者が多くいながら、やや伸び切れなかった印象は確かに残る。その原因が気の悪さと過度とも言える神経質な面。レース中に交わされてしまうとバッタリと止まるシーンが少なからずあった。

それでも2017年6月のレースではナンヨーアミーコ（現準オープン）、ショウナンアンセム（現オープン）らと接戦を繰り広げ3着に入線と確かな能力を感じる場面はあった。ラストランは本年9月の飯豊特別で12着。なお、今後は繁殖入りする予定となっている。

9月3日～9月9日までの登録抹消は他229頭。
（Text：Ito）

▽【関連リンク】
■【UMAJIN.net EVOLUTION PROJECT】「本物に触れ、本物を知る。」競馬サロンはこちら！
■[お友だち5万8000人突破！]UMAJIN.net LINE＠公式アカウント【限定無料配信】
■【重要】登録ができない、メールが届かない会員様へ
■海外競馬はUMAJIN.netにお任せ！　「海外競馬」ページはコチラから！
■驚異の新指数【WINDEX】日曜阪神1Rから9Rまで9鞍連続で的中！