おしらせ
【今週の重賞】[ローズS]サトノワルキューレ 堂々の主役[セントライト記念]好素材レイエンダ ここも通過点か
■9月16日、阪神競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる秋華賞トライアル・ローズS(GII、芝1800m)が行われる。
サトノワルキューレ(牝3、栗東・中竹)は、4月のフローラS勝ちが前残りの流れを4角14番手から差し切る圧巻の内容だった。淀みなく流れたオークスは脚が溜まらず、そこまでの切れはなかったが、6着に押し上げたあたり能力の高さを物語るものだ。阪神外回り、1800m戦ならフルパフォーマンス発揮に期待できるし、相手関係も恵まれた感がある。堂々の主役。休み明けで体はいささか太く見せているが、動きそのものは切れがある。あとひと追いで走れる態勢となってきそうだ。
トーセンブレス(牝3、美浦・加藤征)は、阪神JFで4着、フラワーCで2着、そして桜花賞で4着に入り、力は世代上位だ。オークスはザ石で取り消し、今回が4カ月ぶりの実戦復帰となる。状態面が焦点だが夏場は涼しい函館でじっくり乗り込まれ、美浦に戻ってきてからの動きも切れ味抜群。仕上がりに関しては申し分ない。3カ月ぶりのフラワーCがクビ差2着で久々は苦にしないし、阪神コースもGIでの4着2回が示すように歓迎のクチ。Vを意識していいレースになる。
サラキア(牝3、栗東・池添学)は、母が独オークス馬。新馬勝ちのあとチューリップ賞4着、フローラS4着など歯がゆい走りが続いていたが、前走の自己条件戦で圧巻のレコード勝ちを収めた。2カ月半の休養で素材に磨きが掛かった印象があり、ここでも勝ち負けの競馬に期待できる。華奢なタイプであり馬体維持を念頭に中間は楽をさせた感もあるが、2週前は坂路、先週はコースでいいタイムをマーク。レコード駆けの反動はなく、順当に上向いている。
ほか、フラワーCを勝ったカンタービレ(牝3、栗東・中竹)、忘れな草賞を渋太く制したオールフォーラヴ(牝3、栗東・中内田)、休養明けの前走500万特別を好時計で快勝した良血馬センテリュオ(牝3、栗東・高野)らにも注目。
■9月17日、中山競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる菊花賞トライアル・セントライト記念(GII、芝2200m)が行われる。
レイエンダ(牡3、美浦・藤沢和)は、ダービー馬レイデオロの全弟。昨夏の新馬勝ち後に骨折があり、春のクラシックは見送らざるを得なかったが500万条件、1000万条件と復帰後は順調に連勝しており、ここまで無傷の3連勝で来ている。重賞初挑戦とは言え、ここも通過点にしそうな雰囲気だ。中間は天栄での短期放牧を挟み、帰厩後は鋭い動きを連発。長期休み明けを2回使われ、程よく気合いが乗っているようでほぼ態勢整っている状況だ。
コズミックフォース(牡3、美浦・国枝)は、プリンシパルS勝ちをステップに進出した春のダービーで0秒2差の3着と実績十分。京成杯では2着に入っており、状況問わず力を出せる自在性も魅力だ。先週、石橋騎手を背にウッドコースの併せ馬で豪快な伸びを披露。4カ月ぶりとなるが、自分の力は出せそうな雰囲気にある。
ギベオン(牡3、栗東・藤原英)は、毎日杯でブラストワンピースの2着、NHKマイルではケイアイノーテックにクビ差の2着と、こちらも実績は申し分ない。今回の距離がどうかだが、500万条件の勝ち上がりが2000m戦で、あと1Fならなんとかなっていいだろう。早めに栗東へ戻り坂路とウッドを併用して、ここまでじっくり乗り込まれてきた。ここ3週は皐月賞馬エポカドーロと中味の濃いスパーリングを繰り広げており、態勢万全と言える。
ほか、京成杯勝ちと皐月賞3着があり中山適性高いジェネラーレウーノ(牡3、美浦・矢野)、父フランケル&半姉ウオッカという超良血で前走1000万条件を圧勝したタニノフランケル(牡3、栗東・中竹)、京都2歳Sの勝ち馬で皐月賞では6着だったグレイル(牡3、栗東・野中)らにも上位進出のチャンスはありそうだ。
(Text:Nishimura)
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