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【今週の重賞】[オールカマー]レイデオロ いい状態で復帰できそう[神戸新聞杯]ワグネリアンとエポカドーロが再び激突

“黄金王”レイデオロが始動。昨年神戸新聞杯以来、勝ちには恵まれておらずここで復権の走りを見せておきたいところだ。

■9月23日、中山競馬場でオールカマー(GII、芝2200m)が行われる。

レイデオロ(牡4、美浦・藤沢和)は、昨年の日本ダービーを制し、ジャパンCでは2着。現役最強クラスの1頭だ。今年前半2戦し京都記念で3着、ドバイシーマクラシックで4着。いずれもかなり緩い流れのなか力んでしまった感があり、本来のポテンシャルを出し切れなかった。仕切り直しとなる国内復帰戦でいいスタートを切りたいところだろう。8月下旬から美浦で時計を出し始め、藤沢和厩舎流の闘志をじっくり溜める丹念な稽古を順調にこなせている。先週、美浦ウッドでは五十嵐騎手(レースはC.ルメール騎手を予定)が騎乗し、4Fからの単走時計。直線に向くとスムーズな脚捌きから、力強く伸びた。数字以上の切れがあり、馬体もパンパンに張っている。いい状態で復帰できそうだ。

アルアイン(牡4、栗東・池江)は、昨年の皐月賞でレコードV。昨年、休み明けでいささか余裕残しの造りだったセントライト記念では2着に入るなど、中山適性はかなり高い。勝ち負けを意識する一戦だ。しかし今回は4月の香港遠征以来の復帰戦。本来宝塚記念や札幌記念への出走を予定していながら、回避に至った経緯があり仕上がりぶりがどうかだが、ここ2週の坂路追いで格下馬を捉え切れていないのは気がかり。今週どこまで動いてくるかに注目したい。

ダンビュライト(牡4、栗東・音無)は、皐月賞3着、ダービー6着、菊花賞5着と昨年のクラシック3冠で渋太い走り。昨年暮れの自己条件戦を一発でクリアすると、明けてのAJCCで待望の重賞初制覇を果たしている。その後大阪杯、QE2世C、宝塚記念とGI連戦では勝ち負けに至っていないが、自在性を武器として大きくは崩れていない。脚質的にベストと思えるここから仕切り直し、秋の大舞台での飛躍を期す。帰厩後いささか動きに物足りなさがあり、先週の坂路追いでは僚馬ブラックスピネルに動きで見劣ってしまったが、ここでしっかり気合いを入れられたことでグンと良くなってきそうだ。

ほか、前走函館記念で重賞を初制覇したエアアンセム(牡7、栗東・吉村)、今年3月の日経賞を勝ったガンコ(牡5、栗東・松元)にも注目。ミライヘノツバサ(牡5、美浦・伊藤大)は1年半ぶりのレースだがAJCC3着、日経賞2着などがあり、仕上がり具合次第では浮上の可能性も。ゴールドアクター(牡7、美浦・中川)は、今年前半の2戦こそ案外だが有馬記念勝ちやオールカマー勝ちなど中山実績では抜けている。立ち直っていれば怖い存在。

■9月23日、阪神競馬場で3着馬までに優先出走権が与えられる菊花賞トライアル・神戸新聞杯(GII、芝2400m)が行われる。

ワグネリアン(牡3、栗東・友道)は、1番人気に支持された皐月賞が7着。タフな馬場に脚を取られた感があり、前が残る流れにも泣いたか。しかし馬場コンディションに恵まれた日本ダービーでは皐月賞の鬱憤を晴らすかのように鋭い脚を繰り出し、世代の頂点に立ってみせた。阪神外回り2400mは、始動戦として文句なしの舞台。さらなるビッグタイトル獲りへ、力を見せ付けておきたい。2週前に帰厩後初めて強い負荷を掛けられ、これで随分ピリッとしてきたようで先週は3頭併せでエタリオウらを圧倒し最先着を果たした。態勢はほぼ万全。なお主戦の福永騎手は16日の競馬で負傷(頭蓋骨骨折)し、17日の騎乗は全休したが、ワグネリアンへの騎乗は可能だと表明されている。

エポカドーロ(牡3、栗東・藤原英)は、皐月賞で飛ばす3頭を見ながらの第2集団先頭という位置取り。そこから直線でいい伸びを見せ、クラシックホースの座をモノにした。続く日本ダービーでは主導権を握ると、ワグネリアンの切れには及ばなかったものの堂々の2着。自在性と粘りを大きな武器とする世代最上位級の実力馬が、ここで弾みを付ける結果を残すか。8月半ばからじっくりと調整されており、稽古本数は申し分ない。先週は栗東へ駆け付けた戸崎騎手を背に3頭併せを行い、実力馬ステファノスに追走先着。さっそく力をフルに出してきそうな雰囲気にある。

エタリオウ(牡3、栗東・友道)は、春先に500万条件で足踏みしたが勝たれた相手がメイショウテッコンやサトノワルキューレで、単に巡り合わせが悪かっただけ。結局格上挑戦した青葉賞で2着に入り祭典切符を手に入れると、日本ダービーでは進路をカットされる不利がありながら、メンバー2位の末脚で追い込み2着エポカドーロにクビ+ハナの4着と好走を果たした。前述2頭にもそこまで引けを取らないポテンシャルの持ち主だろう。調整は順調で、先週のコース追いではワグネリアンにこそ見劣ったが、この馬なりに上々の伸びを披露。9月16日の日曜追いでも軽快に脚を伸ばせており、あとひと追いで力を出せる態勢となりそうだ。

ほか、京都新聞杯の勝ち馬ステイフーリッシュ(牡3、栗東・矢作)、トップハンデ(タイ)でラジオNIKKEI賞を制したメイショウテッコン(牡3、栗東・高橋忠)、GI・ホープフルSを制したタイムフライヤー(牡3、栗東・松田)らも上位進出を目論む。
(Text:Nishimura)

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