おしらせ
【今週の新馬戦・注目馬】ブエナビスタの仔、ローズキングダム半弟が秋の東京・京都開幕週にデビュー
■10月6日の東京競馬場第5R・メイクデビュー東京(新馬、芝1400m)では、マンハッタンカフェの産駒ブーザー(牡2、美浦・堀)がデビューを迎える。伯父にプリンスオブウェールズSなどGI3勝のマンデュロ、伯母に独オークス3着のマンデラがいて、12年皐月賞で2着に入線したワールドエースはいとこ。2016年のセレクトセール当歳馬セッションに上場され、金子真人オーナーが6800万円(税抜き)で落札している。本馬は9月初旬に美浦へ入厩すると、以降は坂路とウッドで交互に時計を重ね、直前は本番でも跨るJ.モレイラ騎手を背に美浦ウッドで4F57秒4-1F13秒2(馬なり)を計時。併せた古馬1000万に半馬身先着している。稽古では終始手応えに余裕が感じられ、好馬体が目立っていた。態勢に不安は感じられない。
▽【ブーザー】
父マンハッタンカフェ
母マンドゥラ
母父Danehill Dancer
■同じく10月6日の京都競馬場第4R・メイクデビュー京都(新馬、ダ1400m)では、ショウナンカンプの産駒ツインイレブン(牡2、栗東・松元)が初陣に挑む。伯母はキーンランドC勝ちのフォーエバーマークで、近親にはスプリンターズS連覇のレッドファルクス、阪神JF勝ちのスティンガー、オーシャンスS勝ちのアーバニティらマイル以下の距離で顕著な活躍を見せた競走馬が並ぶ。本馬は8月中旬から坂路中心の稽古を消化し、今週はレースでも騎乗する森裕騎手を背に栗東坂路で4F53秒3-1F12秒6(強め)を記録。追われるごとに全体の時計を詰め、終いの反応が良化。万全の態勢でデビュー戦に臨めそうだ。
▽【ツインイレブン】
父ショウナンカンプ
母フォーエバーダンス
母父チチカステナンゴ
■同じく10月6日の京都競馬場第5R・メイクデビュー京都(新馬、芝1600m)では、ディープインパクトの産駒サトノアクシス(牝2、栗東・藤原英)が始動。昨年のセレクトセール1歳馬セッションにて1億5500万円(税抜き)で落札された1頭で、母ヘアキティーは米GIラブレアSの勝ち馬。本馬は8月下旬に栗東入厩するとウッド中心の攻めがここまで課され、直前は本番でも跨る福永騎手を背に栗東ウッドで4F51秒6-1F12秒2(一杯)をマーク。併せた古馬500万に2馬身半先着している。追われて少し頭の高い面が目だったが、走り自体はリズミカルで初戦から注目が必要だろう。
▽【サトノアクシス】
父ディープインパクト
母ヘアキティー
母父Wildcat Heir
■10月7日の東京競馬場第4R・メイクデビュー東京(新馬、ダ1600m)では、ヘニーヒューズの産駒タイセイビルダー(牡2、栗東・矢作)がデビューを迎える。半姉はチューリップ賞勝ちのエアパスカル、半兄は中山金杯2着のカルドブレッサで、伯父はセントライト記念勝ちのブラックタキシード。本馬はここまで坂路中心の稽古を消化し、今週は4F54秒0-1F12秒4(一杯)を計時。先週までは少し終いを要していたが、今週は動きがガラッと変わり整った印象。鞍上は石橋騎手が務める。
▽【タイセイビルダー】
父ヘニーヒューズ
母ラフィカ
母父サンデーサイレンス
■同じく10月7日の東京競馬場第5R・メイクデビュー東京(新馬、芝1600m)では、ディープインパクトの産駒ダノンラスター(牡2、美浦・堀)が初陣に挑む。母プリンセスオブシルマーはケンタッキーオークスなどGI競走を4勝した名牝。本馬は9月初旬に美浦へ入厩し、ここまでウッド中心の攻めを積んできた。直前は美浦ウッドで4F54秒8-1F13秒0(馬なり)を記録。併せた古馬準オープンと互角の動きを披露し、態勢は万全と言える。鞍上はJ.モレイラ騎手。
▽【ダノンラスター】
父ディープインパクト
母プリンセスオブシルマー
母父Majestic Warrior
■同じく10月7日の京都競馬場第5R・メイクデビュー京都(新馬、芝2000m)では、ジャパンCなどGI2勝ローズキングダムの半弟ローザジルベルト(牡2、栗東・橋口)が始動。お馴染み薔薇一族の1頭に当たり、母ローズバドはオークスなどGI競走で2着を3回、祖母ロゼカラーはデイリー杯3歳Sの勝ち馬。叔父に金鯱賞など重賞3勝のローゼンクロイツがいる。本馬はここまで坂路、ウッドで交互に時計を重ね、直前は栗東ウッドで6F85秒2-1F12秒1(強め)を計時。併せた古馬500万には僅かに遅れたが、追われるごとに時計を詰めていて仕上がりは良好だ。鞍上は北村友騎手。
▽【ローザジルベルト】
父ワークフォース
母ローズバド
母父サンデーサイレンス
(Text:Ito)
■10月8日の東京競馬場第4R・メイクデビュー東京(新馬、ダ1300m)では、ナランフレグ(牡2、美浦・宗像)がデビューを迎える。半兄にオープン特別4勝、京王杯SCでは3着に入り、地方移籍後も渋太く活躍したインプレスウィナー。牝系を遡れば、曾祖母ミヤマビューティーの半兄にグランプリホース・ホウヨウボーイの名も。8月末からデビューに向け本格的に時計を出し始め、以来ここまで併せ馬を7本消化。成長待ちということか、まだそこまで強い負荷は掛けられていないが、これだけ量をこなせていれば問題なしだ。10月1日の追い切りでは年長馬をアオっており、ほぼ万全。鞍上は丸田騎手が務める。
▽【ナランフレグ】
父ゴールドアリュール
母ケリーズビューティ
母父ブライアンズタイム
■同じく10月8日の東京競馬場第5R・メイクデビュー東京(新馬、芝1600m)では、ハーツクライ産駒のペレ(牝2、美浦・奥村武)が、大野騎手のエスコートでデビューする。母ホットチャチャは芝9FのGI・クイーンエリザベス2世チャレンジCSなど米で重賞4勝。半兄エタリオウは今年の青葉賞や神戸新聞杯で2着、ダービーで4着などクラシック戦線で大いに存在感を示している。稽古では終いに伸び切れておらず完成途上とも思えるが、年長馬に食らい付いており実戦で良さが出そうだ。
また、このレースではチリのダービーにあたるエルダービーなど現地でGI3勝を挙げたソラリアの仔カレンブーケドール(牝2、美浦・国枝)も初戦を迎える。当初は夏の新潟デビューを予定していたが、フケのためいったん仕切り直し。再調整は順調で、2週前には同期の評判馬サトノルミナスを圧倒する動きを見せた。仕上がりは万全だろう。鞍上は北村宏騎手が務める。
▽【ペレ】
父ハーツクライ
母ホットチャチャ
母父Cactus Ridge
▽【カレンブーケドール】
父ディープインパクト
母ソラリア
母父Scat Daddy
■同じく10月8日の京都競馬場第3R・メイクデビュー京都(新馬、芝1400m)では、ゲンティアナ(牝2、栗東・松永幹)が、初陣を迎える。母は米でGIを11勝した名牝アゼリ。全兄のロイカバード(中央4勝)とアドマイヤアゼリ(中央2勝)は、それぞれセレクトセールにおいて2億円オーバーで落札されているという超良血馬だ。ここまで本数はいささか物足りない感もあるが、比較的華奢で仕上がりに手は掛からなかったよう。今週は本番でも騎乗する川田騎手を背に併せ馬で余力を残し、追走先着。ひとまず態勢は整っているようだ。
▽【ゲンティアナ】
父ディープインパクト
母アゼリ
母父Jade Hunter
■同じく10月8日の京都競馬場第5R・メイクデビュー京都(新馬、芝1800m)で、良血馬タンタラス(牝2、栗東・池添学)が満を持して初陣に臨む。母はジャパンCなどGIを6勝した希代の名牝ブエナビスタ、祖母は阪神3歳牝馬(現・阪神JF)などを勝ったビワハイジで、近親にも重賞ウイナー多数。4代母サンタルチアーナからはGI2勝馬マンハッタンカフェらも送り出されている、日本を代表する名家の一員だ。稽古では体を持て余している印象で、この辺は成長を待ちたいが追われての伸び、併走馬への食らいつきぶりなどはさすが良血と思わせるものがある。実戦に出てどのような走りをするか、注目だ。鞍上は川田騎手が務める。
このレースではシャルムダムール(牝2、栗東・中内田)もデビュー。母は米の芝GIII勝ち馬、大伯父にBCターフを勝ったフレイズがおり、全兄ブラゾンダムールは昨年この時期に東京芝2000mの新馬戦を快勝している。7月に函館でゲート試験をパスし、再放牧で成長を促された。9月半ばから栗東で坂路とコースを併用し、充実の稽古を消化。今週は終いだけ重点だったとは言え、ウッドでラスト1F11秒8と豪快な伸びを見せている。ほぼ態勢整っているようだ。鞍上は幸騎手が務める。
▽【タンタラス】
父キングカメハメハ
母ブエナビスタ
母父スペシャルウィーク
▽【シャルムダムール】
父ディープインパクト
母メダリアダムール
母父Medaglia d’Oro
(Text:Nishimura)
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