おしらせ
【今週の重賞】[有馬記念]暮れの大一番にタイトルホルダー、イクイノックスなど豪華メンバー勢ぞろい
12月25日、中山競馬場で第67回・有馬記念(GI、芝2500m)が開催される。暮れの大一番、世界一の馬券売り上げを誇る国民的レースに今年は16頭が登録している。
タイトルホルダー(牡4、美浦・栗田)は今年前半の中央競馬をリードした1頭。その上半期は天皇賞・春、宝塚記念とGI連勝。宝塚記念はレコードタイムのおまけ付きだった。しかしながら勇躍挑んだ凱旋門賞では11着と大敗。世界の壁に阻まれる格好となったが、レース直前に豪雨に祟られるなど不運な部分もあった。前走後はここを目標にきっちり立て直されたよう。春秋グランプリ制覇のかかるレースでどのような走りを見せるか、大注目の存在だ。
秋のGIで旋風を巻き起こしている3歳世代。その筆頭格がイクイノックス(牡3、美浦・木村)だ。自身も天皇賞・秋でパンサラッサをゴール直前で計ったように差し切り、見事にGIウィナーの仲間入り。末脚特化型のイメージもあるが、皐月賞では中団からマクるような競馬で2着連対したように、競馬センスの良さも一級品。天皇賞・秋に続く有馬記念父仔制覇の期待も懸かる。
エフフォーリア(牡4、美浦・鹿戸)は連覇のかかる参戦。昨年このレースを制した時は「2022年はエフフォーリアの年だ」と評する声が大半だったが、今年に入ってからは大阪杯9着、宝塚記念6着と精彩を欠く走りが続いている。この秋も予定していた天皇賞・秋を脚部不安でパスせざるを得なくなるなど苦しい状況は続いたが、陣営による懸命のケアもあって暮れの大一番にはなんとか間に合った。出てくるからには問題のない状態だと考えたい。1年ぶりとなる地元関東圏のレースで“強い”エフフォーリアは復活なるか。
ヴェラアズール(牡5、栗東・渡辺)はGI初挑戦となった前走のジャパンCを勝利。芝レースに初挑戦してから1年も経たないうちに頂点まで駆け上った。京都大賞典、ジャパンCはいずれも外回りコースだったこともあり、今回は小回りの中山芝2500mへの対応がポイントになりそう。ただ前走のジャパンCでは直線の狭いところを割ってくる器用さも見せており、全く対応できないということはないだろう。目下の勢いを武器にGI連勝を狙う。
ジェラルディーナ(牝4、栗東・斉藤崇)はオールカマー、エリザベス女王杯と重賞連勝中。エリザベス女王杯は折からの雨でタフな条件だったが、直線外から突き抜けての快勝だった。ついに充実期を迎えた超良血馬。ジェンティルドンナとの有馬記念母仔制覇なるか。
この他にも4月の大阪杯を制したポタジェ(牡5、栗東・友道)、昨年のエリザベス女王杯勝ち馬アカイイト(牝5、栗東・中竹)、悲願のGIタイトル奪取を目指すディープボンド(牡5、栗東・大久保)、菊花賞ではハナ差2着、鞍上にはこれが有馬記念ラストライドとなる福永騎手を迎える予定のボルドグフーシュ(牡3、栗東・宮本)など今年も豪華メンバーが揃った有馬記念。
全ての競馬ファンの夢を乗せた大一番、見逃し厳禁だ。
(Text:Hiraishi)
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