おしらせ
【先週のお別れ】ポルトフィーノの仔/新馬で後の天皇賞馬相手に2着の競走馬らが登録抹消
[10月12日抹消]
ポルトドートウィユ(牡6、栗東・高野)
通算成績
12戦2勝
現役時代に3勝を記録し、エリザベス女王杯では3番人気(スタート後に落馬)に支持されたポルトフィーノを母に持ち、祖母は名牝として知られるGI2勝馬エアグルーヴ、曾祖母はオークス勝ちのダイナカール。まさに日本近代競馬の結晶と言える血で、そこにリーディングサイアー・ディープインパクトが付けられたとなれば周囲の期待のほどは考えるまでもない。クラブ法人のサンデーレーシングで1口300万、総額1億2000万円にて募集された。
デビューは2014年6月の阪神戦で2着。2戦目に勝ち上がると、12月のシクラメンSではアルバートドック(後の重賞2勝馬)を破り、2勝目を記録。翌年はきさらぎ賞2着、若葉S4着を経て、5月の京都新聞杯ではサトノラーゼン(日本ダービー2着)に半馬身差まで迫り、日本ダービー出走に必要な賞金を確保。本番では12着に敗れたが、重賞で2度の好走が物語るように重賞級の器だったことは間違いないだろう。
ただし、日本ダービー後に競走馬の宿命とも言える屈腱炎を発症。結果、2年近い休養を余儀なくされてしまう。2017年4月に復帰したが、かつての輝きを完全に取り戻すことはできず、本年10月に屈腱炎を再発し引退が決まった。ディープインパクト産駒としては十分な馬格を備え、聡明な顔と瞳。良血馬特有のオーラがあり、脚元が丈夫であればと思わずにはいられない競走馬だった。ラストランは本年1月の飛鳥Sで9着。
[10月11日抹消]
ブラインドサイド(セ9、美浦・加藤征)
通算成績
44戦3勝
2009年に社台ファームで生まれた。母ギミーシェルターは中央5勝で、3歳時に桜花賞&オークスに出走した素質馬。祖母オークツリーは福島記念2着馬で、伯父にステイヤーズSなど重賞2勝のペインテドブラックがいる血筋。2009年のセレクトセール当歳セッションに上場され、諸江幸祐オーナー(ワンスインナムーンらを所有)に2500万円(税抜き)で落札された。
デビューは2011年10月の東京戦で2着。3戦目に勝ち上がったわけだが、今思えば2歳時、3歳時に戦ってきた相手が実に濃い。新馬戦がスピルバーグ(天皇賞・秋勝ち)、2戦目の相手がスーパームーン(AJCC2着)、そして4戦目がエタンダール(青葉賞2着)と重賞級と差のない競馬を早い頃から展開していた。
2着10回、3着6回の成績が物語るように詰めの甘さを抱え、最終的にオープン入りすることは叶わなかった。ただ、準オープンでタイム差なしのレースを3回、コンマ1秒差の惜敗が2回あっただけにオープン入りして不思議ではない1頭だったように思う。加えて2度の骨折から復活を遂げ、9歳まで現役を続行。稼ぎ出した賞金は落札金額の約5倍に相当し馬主孝行の立派な競走馬だった。
ラストランは本年10月のテレビ静岡賞で9着。今後の行き先は現段階で未定となっている。
10月10日~10月16日までの登録抹消は他48頭。
(Text:Ito)
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