【今日の出来事】北沢騎手JRA障害通算131勝/デムーロ騎手900勝/新潟11Rで複数馬絡む事故

【10月14日の出来事】
■東京競馬第9R・東京ハイジャンプ（J・GII）でサーストンコラルド（牡7）が1着となり、騎乗していた北沢伸也騎手（47、栗東・フリー）は、JRA障害通算131勝となった。これは、出津孝一元騎手の持つJRA障害通算136勝の記録に次ぐ、JRA史上第10位の記録。

同騎手は「乗り始めた頃はこんなに勝てると思わなかったので、素直に嬉しいです。また、東京ハイジャンプは4回2着で、勝ちたいと思っていたレースなので、このレースで区切りの勝利を挙げられて良かったです。次は、目指している松田（博資）先生の記録に並んで、超えていきたいという意味で、まずは150勝を目標にしています」と、JRAを通じコメントした。

なお、このレースではタマモプラネット（牡8）が、最後の直線、9号障害飛越着地時に転倒したため競走を中止した。馬に異状はなかったものの、騎乗していた小坂忠士騎手（35、栗東・フリー）は、左鎖骨遠位端骨折の診断が下されている。

■京都競馬第10R・三年坂特別でサンラモンバレー（牡3）が1着となり、騎乗していたミルコ・デムーロ騎手（39、栗東・フリー）は、中央競馬史上43人目、現役では21人目となるJRA通算900勝を達成した。初騎乗となった1999年12月4日から18年10カ月11日、4948戦目での記録。

なお、900勝のうち重賞勝ちは82で、うちGIタイトルは2018年大阪杯（スワーヴリチャード）、2017年菊花賞（キセキ）、2015年日本ダービー（ドゥラメンテ）、2012年天皇賞・秋（エイシンフラッシュ）、2010年有馬記念（ヴィクトワールピサ）、2008年ジャパンC（スクリーンヒーロー）、2003年皐月賞（ネオユニヴァース）など25勝。

同騎手は「多くのお客様の前で達成できてとてもうれしいです。このレースも騎乗馬が直線よく伸びてくれてこれからも楽しみです。昨日ルメール騎手に先を越されて残念でしたが、今日達成できて良かったです。お客様にはいつも応援してくれてうれしいです。ありがとうございました」と、JRAを通じコメントした。

■新潟競馬第11R・信越Sでスターオブペルシャ（セ5）が、4コーナーで前の馬に触れてつまずき減速したため、直後を走行していたミュゼエイリアン（セ6）がそれに触れてつまずき、騎手が落馬した。また、そのミュゼエイリアンに触れたトーキングドラム（牡8）も人馬転倒、さらにその後方を走行していたノットフォーマル（牝6）も人馬転倒となった。

これにより、ミュゼエイリアン（異状なし）に騎乗していた木幡初騎手（23、美浦・鹿戸）が頭部打撲、右肩部打撲の診断。トーキングドラムは右肩甲骨々折で予後不良（騎乗者は異状なし）、ノットフォーマル（異状なし）に騎乗していた原田和真騎手（24、美浦・フリー）が左肩部打撲、胸部打撲、呼吸苦、頭部打撲、後頭部痛となり新潟県新発田市内の病院へ搬送された。

なお、スターオブペルシャに騎乗していた杉原誠人騎手（25、美浦・藤沢和）は、10月20日（土）、10月21日（日）の2日間で騎乗停止が言い渡されている。
（Text：Uehara）

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