おしらせ
【重賞出走馬追い切り】[秋華賞]アーモンドアイ、ラッキーライラック[府中牝馬S]ディアドラなど
■10月14日、京都競馬場で開催される秋華賞(GI、芝2000m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。
美浦坂路4F49秒7、終い1F12秒5(馬なり)の当日一番時計をマークしたのがアーモンドアイ。馬場が良かったにせよ、道中ヤネ(C.ルメール騎手)の手綱はほとんど動かずで、自らグイグイと加速し大差前にいた僚馬をみるみるうちにキャッチアップ。直線余裕綽々のまま併入フィニッシュする形となった。ウッド追いをやめざるを得なかった(踏み込みが良過ぎて前脚と後脚がぶつかってしまうゆえ。※過去シンザンがそうだった)のも納得の走りで、引き上げてきた際の息遣いも上々。3冠奪取へ向け、万事滞りなく仕上がったと見ていい。
ラッキーライラックは、栗東ウッドにて一杯に追われた僚馬(古馬1000万下)と併せられ、6F82秒1-4F51秒7-1F11秒8(馬なり)を計時。道中徐々に加速していき、4コーナー過ぎで射程圏に捉えると、直線余裕十分なまま1馬身半ほどの先着を果たした。背丈が伸び、体全体のボリュームも春とは段違い。右後肢球節部の腫れのためローズSを回避したが、もう影響はないようで、力を十二分に引き出せる状態に持ってこれたよう。
ランドネは、栗東坂路を単走で駆け上がり、4F51秒9-1F12秒0(一杯)の好時計を叩き出した。道中の力強くも伸び伸びとしたフットワークを見るに明らかに体調は良さそうで、それでいてカッカした部分がないのも好印象。馬体もこれ以上ないほどに引き締まっており、デキは究極の域か。何としてでもこのままの状態維持でゲートインを迎えたいもの。
栗東ウッドで6F82秒3-4F51秒0-1F11秒2(一杯)の時計を叩き出したのが、3連勝中のミッキーチャーム。序盤掛かりそうなのをなだめながらだったぶん、全体時計を要しはしたが、脚捌き自体は軽快そのもの。終いビュンと切れた様は惚れ惚れするほどで、デキの良さには太鼓判を押せそう。あとは気の高揚なく当日を迎えられるようならば。
美浦ウッド3頭併せで汗を流したプリモシーンは、最後尾追走より4F52秒5-1F12秒2を馬なりでマーク。結果相手2頭と同入フィニッシュという形ではあったが、小気味よくも覇気ある動きで、ギアの切り替えは実にスムーズ。直線で見せたゴムマリのような伸び脚に明らかなパワーアップが見てとれた。体幹もしっかりしてきたようで、今はヤル気が漲っている印象。まずいい状態で臨めそうだ。
サラキアは、10日朝いちばんの栗東ウッドで追い切られ、颯爽とした動きを披露。7F98秒5、4F52秒フラット、終い1Fを11秒5(強め)でまとめあげた。長めの距離でもグッとは抑え込まず、馬の気持ちを最優先したような走り。それでいて終いまで手応え良く、追われてからの反応も文句なしだ。躍動感溢れる、とはまさにこのようなことを言うのだろう。体がひと回り大きくなり、トモの肉付きも顕著。ひ弱だった春当時とはまるで別馬のような仕上がりにある。
カンタービレは、栗東ウッドで古馬OPトーセンビクトリーを5馬身ほど追い掛ける形。6F83秒9-4F51秒6-1F12秒2(馬なり)を余力たっぷりにマークし、同入フィニッシュとなった。特段目を惹くような部分はないものの、体に痛いところはなさそうで、全体をまんべんなく使えた文句のない走り。上々だ。
(Text:Uehara)
■10月13日に東京競馬場で開催される府中牝馬S(GII、芝1800m)へ出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。
ディアドラは、先週水曜にコースでしっかり追われたのが実質の最終追い。その後、速い時計は月曜に栗東坂路4F55秒2-1F12秒6(馬なり)をマークしており、以降は調整程度に留まっている。中間は函館、栗東と放牧に出さず丹念に調整されており、高いレベルでの好調維持だ。
リスグラシューは、今回初コンビとなるM.デムーロ騎手を背に栗東坂路で単走。終いに負荷を掛けられ、4F52秒5-1F12秒2(強め)を計時している。稽古駆けする馬だけに数字面でいささか不満は残るが、落ち着きや反応などは好調時と遜色ない。この馬なりの力は出してきそうだ。
ジュールポレールは、栗東坂路で単走・終い重点のメニューを消化。終盤仕掛けられるといい反応を見せ、ラスト2Fを12秒1-12秒3(一杯)と軽快なラップで駆け抜けた。4F全体は52秒5。まだ良化の余地は感じられるが、秋初戦を走るにあたっては及第点の状態と見ていいだろう。
アドマイヤリードは、畑端騎手(レースは田辺騎手)を背に栗東坂路で単走。序盤から景気よく進み、ラストもタレることなく鞍上の叱咤に応えて力強く伸びた。時計は4F51秒8-1F12秒6(一杯)。先週田辺騎手が跨ってのハード追いで気合いを注入したのが奏功したか、一気に気配は上昇してきたよう。休み明けと考えれば申し分のない状態に仕上がっている。
ソウルスターリングは、美浦ウッドで単走、時計は4Fからと確認程度の内容を消化。序盤はしっかり折り合い、ラストは1F12秒6(馬なり)という数字以上の切れを感じさせた。中間は入念に乗り込まれており、前走クイーンS時から格段にいい状態で臨めそうだ。
クロコスミアは、栗東坂路で単走。序盤からまずまずの行きっぷりを見せると、軽く促されたラストでも軽快に伸びた。帰厩後やや動きに重苦しさを感じさせていたが、先週のハード追いでグンと動きが良くなってきた印象。ひとまずやれる態勢は整ったようだ。
ミスパンテールは、西谷騎手(レースは横山典騎手)を背に栗東坂路で単走。先週ウッドコースで猛時計を出しており、今週は終いの伸びを確認する程度の内容で4F55秒1-1F12秒2(馬なり)をマークしている。促しに対し機敏な反応を示しており、5カ月ぶりでもさっそく力を出してきそうな雰囲気だ。
(Text:Nishimura)
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