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【先週のお別れ】セイウンコウセイのおい/16年プリンシパルS覇者らが登録抹消

[10月17日抹消]
ヤギリジャスパー(牡5、美浦・小西)
通算成績
10戦3勝

顕彰馬タイキシャトルを父に持つ鹿毛馬で、生まれは北海道新ひだか町静内にある桜井牧場。母ストックは高松宮記念覇者セイウンコウセイ(同牧場で誕生)の姉にあたる存在で、系譜をさらに紐解くと、タイキフォーチュン(NHKマイルC)・ダイヤ(クリスタルC)・リオン(ニュージーランドT)3きょうだいの名も見える一本筋通った血統となっている。

なお、通算成績は10戦3勝。芝キャリアは4度あり、そのいずれもで大きな負け。ただ、中身はとんでもない出遅れだったり、休養明けだったり、極端な前傾ラップに嵌り上がり最速もブービー負けだったりと、不本意な内容ばかりが実状だった。

馬そのものは非凡な才能を秘めており、砂路線でその才覚を発揮。キャリア5戦目、ダート替わり2戦目となる2016年3月の中京3歳未勝利(ダ1400m)を楽勝すると、同年9月の中山500万下(ダ1800m)では後方よりひとマクリの競馬で7馬身差のぶっちぎり。さらには年を跨いだ2017年1月の初茜賞(ダ1800m)でも4馬身差のワンサイドゲームを展開。強いというほかない内容で今後の飛躍を大いに期待させた。

……が、その後無念にも脚部不安となり1年9カ月もの休養へ。馬は本年10月6日の西湖特別で復帰したものの、かつての輝きはなく16頭立ての11着に敗退、これを最後とし中央登録抹消が決まった。故障前の強さが掛け値なしだっただけに、もしまともであれば……、との思いに至ってしまうのが何とも残念至極。なお、今後は千葉県の牧場で乗馬に転身する見込みとなっている。 (Text:Uehara)

[10月19日抹消]
アジュールローズ(牡5、美浦・古賀慎)
通算成績
13戦3勝

2013年5月にノーザンファームで生まれた。仏GIIIを勝ったヴィアンローズを母に持ち、父はドバイワールドC勝ちのヴィクトワールピサ。総額2600万円にてキャットファームで募集された。

トモの骨折、ノドの手術による長期休養があり順風満帆な競走馬生活とは至らなかったかもしれないが、マカヒキが優勝した日本ダービーに駒を進めた立派な競走馬。

競走馬生活のハイライトはダービー優先出走権を自らの力でもぎ取った2016年5月のプリシパルSだろうか。ショパン(ルーラーシップ全弟、アドマイヤグルーヴ半弟)、オーダードリブン(ベストディール全弟)に次ぐ3番人気に支持された同レースでは、名手H.ボウマン騎手に導かれ残り200m付近で先頭に躍り出ると、後続をそのまま突き放す強い競馬っぷり。後に七夕賞など重賞を2勝するゼーヴィントに完勝していたことを思えば、重賞級の力があったように思う。

本年10月の3歳上1000万下ではブリンカー効果もあってか、それまでの不振から一変し約1年4カ月ぶりに馬券絡み(3着)を果たした。ただし、残念ながらレース後に故障が判明し引退が決まった。既にキャロットファームから新潟大学馬術部へと譲渡されており、19日には同部の馬房へ入厩したとのこと。今後は乗馬としての活躍が期待されている。
(Text:Ito)

10月17日~10月23日までの登録抹消は他64頭。

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