おしらせ
【重賞出走馬追い切り】[菊花賞]エタリオウ、ブラストワンピース[富士S]エアスピネルなど
■10月21日、京都競馬場で開催される菊花賞(GI、芝3000m)に出走予定の各馬最終追い切りが行われた。
エタリオウは、500万条件馬、そして同じレースに出走するユーキャンスマイルを相手に栗東ウッドで3頭併せ。前後に馬を置く形で発進し、終い重点に追われた。後方から来るユーキャンスマイルにアオられる格好となったが、鞍上のゲキにしっかり応えクビほど遅れのフィニッシュにまとめている。見栄えはしないが稽古で走らないこの馬なりに活気あふれる動き。ここまでの負荷も申し分なく、ほぼ万全のデキだろう。ユーキャンスマイルは騎手(武豊騎手)が騎乗していたとは言え、反応の鋭さは上々。2カ月ぶりとなるが、同じくひと息入っていた前走よりいい状態で臨めそうだ。
ブラストワンピースは、美浦ウッドで3頭併せ。最後方スタートから終始折り合い重視で進み、軽くだけ促されたラストでは豪快な伸びを示すと、あっさり最先着フィニッシュを果たしている。負荷を考えれば5F67秒3(馬なり)という時計も上々で前走時も抜群のデキと言えたが、そこからさらに上の段階にありそう。
エポカドーロは、岡田騎手(レースは戸崎騎手)を背に栗東CWで併せ馬を行った。3歳500万下を2馬身ほど先に見ながら進み、4角過ぎにロックオン。そこからいい反応を見せて抜き去り、手応え抜群のまま4馬身先着のフィニッシュとなっている。序盤セーブしたため全体時計は6F87秒3と平凡だが、反応の鋭さは特筆レベルだ。
木曜追いとなったメイショウテッコンは、栗東CWで1000万条件馬を目標に折り合い重視の内容を消化。時計は4Fからとなり、ラストは脚色で圧倒し1馬身の先着を果たしている。先週しっかり追われてグンと良くなってきた印象。上々のデキだった前走から、さらに上積みが見込める。
グローリーヴェイズは、駆け付けた福永騎手を背に美浦ウッドで併せ馬。障害オープン馬を目標に馬なりで追走し、終いだけ若干負荷を掛けられると一気に伸びて1馬身の先着を果たしている。機敏さ、操縦性の高さが印象的で3カ月半ぶりとは思えない、上々の仕上がりだ。
栗東入りしているジェネラーレウーノは、CW単走の最終追いを行った。終いにしっかり追われ、力強い伸びを披露。これだけ負荷を掛けて問題なかったあたり、輸送は問題なくクリアてきたようで体調面に不安は感じない。美浦での1週前追いでもいい動きを見せていたし、前走からの好調をしっかりキープできているようだ。
グロンディオーズは、美浦ウッドで3頭併せを行った。僚馬2頭を大きく先行させ、ジワジワと差を詰めると直線に入ったあたりから一気に突き放し、それぞれに5馬身ほどの先着フィニッシュ。2カ月半ぶりと考えるとここまでやや追い本数物足りなく感じたが、ここで意欲的な攻めを消化したことで力を出せる態勢整ったと見ていい。
アフリカンゴールドは、栗東CWで単走の最終調整。5Fからの時計で終いだけを伸ばす内容となり、軽快に駆け抜けている。前走時にしっかり仕上がっているため、これぐらいで大丈夫だろう。ラストは自ら気合いを前面に出せており、久々を使われ、一定の上積みは見込める。
カフジバンガードは、先週コースの併せ馬でしっかり負荷を掛けられたのが実質の最終追い。今週は栗東坂路単走で幸騎手が確認する程度の内容となった。4F52秒9-1F12秒0(強め)と時計もまずまず。稼動を続けているが、この馬なりに安定している。
コズミックフォースと、オウケンムーンの国枝厩舎勢は早めに栗東へ入っており、最終追いも
同地CWで行われた。北村宏騎手鞍上のオウケンが先行し、浜中騎手のコズミックが追う形で長めからスタート。ゆったりしたペースで進み、ラストはオウケンが後方からのコズミックに合わせて併入フィニッシュとなっている。両馬とも滞在効果で馬体の張りは抜群、落ち着きがあるのも好感。いずれもセントライト記念からしっかり上積んで本番に向かえそうだ。
■10月20日に東京競馬場で開催される富士S(GIII、芝1600m)へ出走を予定している各馬の最終追い切りが行われた。
エアスピネルは、栗東坂路で単走。しっかり負荷を掛けられ4F51秒7-1F12秒2(一杯)の好タイムをマークした。春は体調を崩し休養が長くなったが、ここまでの調整は質・量ともに申し分なく、ほぼ万全の仕上がりで復帰戦に臨めそう。
ペルシアンナイトは、栗東CW単走で終い重点の内容を消化。ラストでしっかり追われると機敏な反応から1F11秒7(一杯)の切れを披露した。ここを目標として順調に内容の濃い併せ馬を消化できているし、秋復帰戦としては文句なしの状態。
ワントゥワンは、栗東DPで単走、終い重点の稽古。若干だけお釣りを残し追われると、上々の伸びを見せている。連戦続いているが先週、今週とそれなりに負荷を掛けて問題なかったあたり体調は良さそうだ。上積みこそ強調しづらいが、この馬なりの好調維持。
ロジクライは、C.ルメール騎手を背に栗東坂路で併せ馬を行った。オープン馬アドマイヤランディを3馬身ほど追走スタートから、ラストは手応え優勢でアオりクビほど抜け出してのフィニッシュを果たしている。仕掛けへは機敏に反応できており、夏に2回使われ目下絶好調といった雰囲気。
レッドアヴァンセは、北村友騎手を背に栗東坂路で500万条件馬を追走。力強い伸びでこれを追い詰め、クビ差千着のフィニッシュを果たしている。時計は4F51秒4-1F11秒9(一杯)と上々だが、格下馬に手応えで見劣ったあたり、まだピークのデキにはひと息といったところか。
(Text:Nishimura)
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